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育てているつもりが育てられていた!? 親として、プロデューサーとして成長を感じる日々

こんにちは。株式会社ペンシルの橋口です。

まだ梅雨は明けていないのに、30度を超える日もちらほら。夏の訪れを感じています。

さて今日は、第1子誕生を機に、育業を取得したWEBコンサルティング事業部の梅野さんにインタビュー!育業のリアルや仕事と育児に対する考え、今後目指すことなどを語ってもらいました。

おかえりなさい!育業はどうでしたか?

幸せで、大変で、非常に濃い時間でした。1.5ヶ月の育児休業期間が本当に一瞬で。育業を取得する前は、結構たくさん時間があるように感じていました。2018年に新卒として入社してからの6年間、こんなに職場や業務から離れたことがなかったので、育業期間が長く感じられたんです。

ただ、いざ過ごしてみると、あっという間で。そして想像以上に大変で。育児コラムや雑誌を読んでも、「生まれてすぐが一番大変な時期」だと書いてあることが多かったのですが、本当にその通りでした。

はじめての連続、試行錯誤の毎日です。まだまだ知らないことってたくさんあるなと思いましたね。感動したり、嬉しかったり、楽しかったり、焦ったり、慌てたり、不安になったり、久々にこんなに感情が揺れ動いたんじゃないでしょうか(笑)

育業の期間はどのように決めましたか?

育業を取ること自体は、自分の意思で決めて、期間やタイミングについては夫婦で話し合って決めました。もともとは、先輩パパスタッフたちと同じように1ヶ月間の育業を取る予定で上司への相談や準備を進めていましたが、予定日より出産が早まったため、半月ほど早く育業期間に入り、結果的に1.5ヶ月になった感じです。

世の中には、短期的な仕事の調整だけでなく、長期的なキャリア形成の面で、長い期間仕事から離れることを不安に思う男性も多いようですが、僕はそんなことはなく。

ペンシルでは、管理職も含めて男性育業の取得者が多いですし、一番参考になったのは、同じ部署・チームで一緒に働いている同期入社のスタッフの存在ですね。彼がひと足先にパパになり、育業を取っていましたし、子どもを連れて出勤していたり、在宅と出社をうまく組み合わせて働いていたり、身近に同世代のロールモデルがいたので、不安を感じずに育業を取得できました。

新卒時代から6年間一緒に働いてきた同期と、パパとしての会話ができるのも面白いです。お互いにキャリアステージも、ライフステージも変わってきて、新卒の頃にはできなかった深みのある話ができるようになったのかなと思います(笑)

これからも良き同僚、良きライバル、良きパパ友として一緒に頑張っていけたらと思います。もう少し子育てが落ち着いたら、同期全員で飲みに行きたい!そんな思いもありますね。

育業準備はどのようにされましたか?

妻が安定期に入った頃に、直属の上司に報告して引き継ぎなどを相談しました。業務の引き継ぎはスムーズに進んで、全然困ることはなかったのですが、申請などの手続き系が大変でしたね。

ペンシルのD&I推進室が作成している「育業ハンドブック」があって本当によかったです。特に、提出書類などのTODOリストはやることが一目でわかって助かりました!

周りの人の反応は?

いろんな人からおめでとうと祝ってもらえて嬉しかったですね。部署のみなさんからは「ベビーキャリー」をプレゼントしてもらいました!赤ちゃんを寝かせたまま連れて出かけることができるカゴで、パパスタッフたちが「これは便利だよ!」と選んでくれたそう。こんなものがあるとは知らなかったので、すごく嬉しかったです。

また、長年一緒にお取り組みをしているクライアントさんからは、主力商品の一つである赤ちゃん用のミルクを贈っていただきました。自分がマーケティングに携わってきた商品なので、商品の良さは十二分に知っていましたが、1人のパパユーザーとして商品を使ってみるとまた新しい発見がありますね。

もっとたくさんのパパやママにこの商品やブランドを知って欲しい!もっとこんな取り組みもできるかも!と、パパという視点が加わることで新しい提案ができそうです。マーケティングについて考える視点も増えましたし、育業の取得経験がプロデューサーとしてのスキルアップにも繋がったなと感じています。

さて育業ですが、どんなことをされましたか?

育児から家事までひと通り全部していました。結婚してから、料理・掃除・洗濯などは役割分担して行ってきたので、家事は得意なんです。全て任せて!という感じ。

特に料理は好きですね。YouTubeでレシピを検索して新しいメニューに挑戦したり、土日の間に作り置きをしておいたり。最近作ったものは、麻婆豆腐、あら汁、大根のきんぴらなどです。「おいしい!」と食べてくれるので、楽しんで作っています。

その一方で育児は、まさに「未知の世界」です。病院からの情報や、保健福祉士さんの訪問などを活用しながら、勉強と実践を繰り返す毎日でした。

子育て中のパパ・ママ向けのメディアのコラムを読んだり、同じ年の子どもがいる人が集まるオープンチャットなどで情報収集もしたりしています。

とにかく、不安なことや困ったことがあったら、妻と2人ですぐに相談できるのが育業のいいところですね。一番大変な時期に、妻が1人で判断して動かないといけない状況にならなくて良かったなと思います。

育業を取って良かったことは?

我が子の成長を毎日隣で感じられたこと、そして妻と二人三脚で子育てのスタートができたことですね。子どもってこんなに毎日できることが増えていくんだなと驚きましたし、その瞬間瞬間に妻と2人で立ち会えたことが本当に嬉しかったです。

最近は、表情も変わるようになってきて、ますます目が離せません。絵本を読んだり、歌を歌いながら触れ合い遊びをしたり、笑ってくれると幸せな気持ちになります。

それからもう1つ思ったことがあって。子どもを育てているつもりでしたが、自分自身も子どもに育ててもらったなということです。親として、プロデューサーとして、自分自身もできることが増えていく感覚があったのは大きかったです。

大変なことももちろんありますが、家族が増えた喜びや家族と過ごす時間が、自分の原動力の一つになっていますね。子育ても、仕事も、楽しんでいきたいです。

それではこれからパパになる方へ。

育児休業はぜひ取ってください!キャリアが途切れることはないですし、むしろ育児休業を取ることはキャリア形成において重要なことなのではと思います。僕自身も、子育ての経験から色んなことをポジティブに捉えられるようになったと感じていますし、育児休業の経験を経たことで、ペンシルでの自分のキャリアや未来を考えることも増えました。

「とはいえ休みを言い出せるような雰囲気ではない…」「自分にしかできない仕事があって休めない…」という方も世の中にはたくさんいると思います。でも現状を変えたかったら先駆者になることも重要なのかなと思います。

僕が忘れられないのは、とある社内のスタッフからかけてもらった「赤ちゃん時代は宝だからね。」という言葉です。育児休業を取得してさらに実感しましたが、今しかない時間も考えると本当に宝だと思いました。そんなかけがえのない時間を、育児休業を取得して体験してください!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

実は、梅野さんと私は、2018年にペンシルに新卒入社した時からの同期。お互いのライフステージの変化や、今後の目標などを話すことができ、こんな同期がいて誇らしいなと感じられるインタビューでした。

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