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スタッフインタビューvol. 73「子育てしながら、キャリアをつくる」

2019年5月入社のあゆみ(伊藤歩美)。子育てをしながらいきいきと働きたいワーキングママです。企業研修コーディネーターを始めたあゆみの今後の働き方とは。

プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)との出会い

私は企業の人材育成の仕事に関わりたいとずっと思っていました。大学では個人のキャリアや組織の開発について学びました。

個人のキャリア論を考えていくと、企業の人材育成、人事の評価制度とも深く関連してきます。仕事は人生の中で大きなウェイトを占め、その人の自己表現でもあり、自分と社会がつながるところです。そして多くの時間をかける部分なので、そこがもっとやりがいのある楽しいものになり、そこで成長できたら人生がもっと豊かなものになると思いました。

PAJのことはWantedlyで知りました。夫が2年くらい前にアドベンチャープログラムを使った企業研修を受けてきて、感動して帰ってきたのが印象的だったので、募集をみたときに話をきいてみたいと思いました。

子育てと転職

大学卒業後は人事システムをつくる会社に入社しました。営業としてさまざまな会社の人事の人と会って、外から人事のことを支援したいと思っていましたが、入社後すぐに妊娠して辞めました。キャリアのスタートラインに立つところで私はこけてしまいました。

その後再就職するときにも、人事や人材業界の仕事を探しましたが、遅い時間帯の仕事が多く、子育てをしながらでは難しくて希望が叶いませんでした。でも、いつか人の成長に関わる仕事がしたいとずっと思っていました。

プランド・ハプンスタンス

キャリア論を学んで一番よかったことは、「プランド・ハプンスタンス(計画された偶発性)」という考え方に出会ったことです。自分の目指す方向があって、それに向かって行動していれば、チャンスが来て、そのチャンスを掴んで自分が目指している方向に近づいていけるという理論です。

自分の価値観の根底に固定化されたキャリアや夢があって、それに向かって一段一段進んでいくというようなキャリア論もありますが、「プランド・ハプンスタンス」では柔軟にキャリアを変えていけます。自らが目指す方向に向かっていけば、いずれ自分がその方向に行けるというものです。自分が目指している方向も最初から答えを持っているわけではなくて、自分の価値観で判断したものが先につながっていきます。

大学を卒業してから最初のキャリアでつまづきましたが、その後もそのときにしている仕事の瞬間瞬間はとても充実していて、成長につながっていると思っていました。目指す方向に向かっていくことが、いまやっていることにつながっていくと思っています。

信頼を重ねていくコーディネーターに

いまの時点では、「コーディネーターとは」という問いに答えがないです。クライアントとのやり取りの中で目指していきたいことは、こちらから「こういう価値観がいいですよ」と与えるのではなくて、向こうの内にあるものをしっかり引き出して、それを形にして、クライアントが気づけなかった視点を形にできるコーディネーターです。コミュニケーションをとり合う中で、ありたい姿を一緒に描けると思っています。しっかりと信頼関係を築いて、先方が本当に思っていることを形にしていけるようにしたいです。

その引き出し方はまだわからないんですけど、ひとりの人として関係をつくれたらと思います。人とのコミュニケーションがすごく得意かというとそうでもなくて、まずはちゃんと自分を伝えられるようにならないと、何者かもわかってもらえないし、信頼してもらえません。

だから自分の言葉で自分を語れるようになって相手に信頼してもらえるようになりたいですし、私のことを信頼してもいいんだと思ってもらえるように、知識もつけたいです。

組織を形づくる一員として

入社前は、PAJに対してもっと完成している組織のイメージを持っていましたが(笑)、いま、みんなが理想に向けて模索している組織なんだなと感じています。

前職ではGoサインが出れば、あまり考えずに目の前にある仕事をスピード感を持ってやっていく、という感じだったのですが、PAJでは「これを何のためにやっているのか」「これをすることによってどういう状態にあるのが理想なのか」ということを一つひとつ考えるのですごく疲れます。

最初は全体が見えなかったので、受け身になっていたところがありました。その後、みんなが試行錯誤の段階なのだとわかったときに、自分もそれを形にしていける一員になりたいと思いました。

責任を持ち合えるチームのあり方

初めて企業に提案に行ったとき、うまく説明ができませんでした。そのとき、もっと助けてほしかったという気持ちがありました。私の準備不足もありましたが、チームとしての関係がまだできていないんだなと思いました。これからチームとしてどういう関わり方をしていくかは、作っていかないといけないんだなと思いました。

ひとりで責任を追うのではなくて、一緒に考えたメンバーが寄り添って、自分ごととして外の方と向き合えるといいなと思います。コーディネーターチームとして、責任を持ち合える、支え合える仕事の仕方ができたらいいなと思います。

それをどうやったらできるか考えているんですけど、現状、お互いが持っている仕事に対して自分がどう感じていて、どこがネックになって進めないのか、もしくはどんな気持ちがあるからその仕事が楽しく進んでいるのかということをお互いに言語化し、シェアすることが大切だと思います。

それぞれがいま向き合っていることを理解し合いたいです。自分たちがどの立ち位置にいるのか、それぞれがどういう気持ちで仕事をしているかということをもっと知りたいという気持ちが強いです。

子育てとキャリア

小1と3歳の子どもがいます。私は「ま、いいか!」という楽天的なところがあるので、子育てもこうしたらいい、というのがあまりありません。みんな元気に過ごせていればいいかなと思っているので、仕事をしながらもなんとか子育てをやっていっているかなと思っています。

コーディネーターの仕事は、いろいろなところに行く機会があるので、自分が物理的に行けないときにどうバックアップしてもらえるか、どう周りを巻き込めるかを考えています。子育てをしながらもやっていける仕組みをチームと相談しながらつくっていきたいです。

(20190627)

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