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今回は、オレンジ社のWeb事業制作責任者で取締役も務める笠井さんにインタビューしました!
紙媒体の営業から、知識ゼロでWeb事業を任され様々な困難を乗り越えてきた経験を持つ笠井さん。
経験を積みかさね今では責任者となり、部下思いのやさしい一面も伺えます。
この記事を読めば、オレンジ社でWebディレクター・Webプロデューサーとして働く魅力もわかります。ぜひ最後までお読みください!
【笠井さんプロフィール】
大学でグローバルメディアについて学んだのち、2010年に株式会社オレンジ社に入社。紙媒体の営業から、未経験でWeb事業を任され、現在は取締役兼Web制作事業部長として全体のマネジメントを行っている。
目次
サッカーに打ち込んだ学生時代
Webの大型案件を受注し、知識ゼロからスタート
チームワークで助け合いながら仕事に取り組む
チームメンバーもお客様も、一対一の対等な関係を
オフショット
サッカーに打ち込んだ学生時代
まず、笠井さんのこれまでのあゆみを教えてください。
小学校から高校までの15年はサッカー漬けの日々でした。高校では毎日朝練して、夜も10時くらいまで練習してから帰る、みたいな生活をしていました。
でも、自分にそこまで才能がないことはわかっていたので、大学ではきっぱりサッカーを辞めようと思いました。
「サッカーしかしてこなかったし、大学はどうしようか」と考えたときに、当時サッカー雑誌をよく読んでいたことから、雑誌をつくる仕事っておもしろそうだなと思ったんです。
そんな単純な思いで、メディア系の学部に進学しました。
そこから、今のお仕事につながっていくんですね!どのような経緯でオレンジ社に入社されたのでしょうか?
大学ではグローバルメディア論を専攻し、世界情勢や環境問題など国際社会や、それを報道するメディアについて広く学べて、かなりおもしろかったんですよ。
それで、就活では広告代理店や制作会社など100社くらい受けたのですが、当時はリーマンショックの就職難で苦労しました…。
そんな中でやっと決まったのが、オレンジ社だったというわけです。
大学でメディアについて学ばれて、実際に入社してからの印象はいかがでしたか?
自分で希望して営業職に就いたのですが、当時は時代もあり、とにかく数字だ!という感じでしたね(笑)
でも、環境やCSR(企業の社会的責任)など自分の興味がある分野の仕事にも携わることができたので、大変でしたが、やり甲斐も感じていました。
Webの大型案件を受注し、知識ゼロからスタート
営業職からスタートされたということですが、笠井さんのこれまでのキャリア変遷について教えてください。
入社して5年目くらいまでは、紙媒体を中心とした提案営業として、働きました。
しかし、2015年に会社として大きな転換点があり、その年は会社として年間契約の大規模なサイト運用保守案件を受注することになったんです。
このときに会社全体でも大きな組織改編があり、私はいきなりWeb制作部門の責任者に任命されて、とにかく大変でした。
何せ、それまで紙媒体中心でやってきたためWebの知識はほとんどなく、「HTMLって何?」っていうレベルだったんですよ。
それは大変ですね!そんな状況をどうやって乗り越えていったんですか?
営業ではそれなりに経験を積んでいましたが、Webに関してはまた1から新人として、とにかくプライドを捨てて、当時協力をいただいていた派遣スタッフの方にわからないことはなんでも聞いて1つずつ教えてもらいながら知識を積み重ねていきました。
ずっと営業だったので、Web制作やクオリティのこと、スケジュール管理など、とにかくはじめてのことだらけで必死でしたね。
さらに、その案件は1日でも遅れたら契約が不履行になってしまうかもしれないというプレッシャーもあり、本当に大変でした。
それでも、なんとか必死に対応して1年間駆け抜けましたね。
それは笠井さんにとって大きな経験でしたね!その後は、どのように変化していったのでしょうか?
大型案件を1年こなした後、再度組織再編があった際に営業部長に抜擢され、そこからWeb事業をどう伸ばしていくか、ということを考えるようになりました。
そして、2020年にはWeb制作事業部長に任命され、プロデューサーとして制作部門のマネジメントや事業戦略など、全体の責任を任されています。
チームワークで助け合いながら仕事に取り組む
では、Webディレクターの仕事内容について教えてください。
当社では営業部門があり、案件の受注までは営業さんが対応してくれます。
案件受注後に、営業と同席して、お客様がどういうサイトを作りたいのかをWebディレクターがヒアリングし、要件書やスケジュールを作成してプロジェクトの制作進行管理を担います。
また、案件によりますが、当社の案件ではユーザーにとって最適な導線を意識したサイト構造の検討をおこない、サイトマップやワイヤーフレームの作成など情報設計面もディレクターが担当することが多いです。
チームの体制づくりもWebディレクターの大切な仕事で、Webデザイナーやエンジニア、そして社外のパートナーの方々に担当を割り振っていきます。
1日の仕事の流れとしては、どのように進められていますか?
まず、毎朝必ずチームでショートミーティングをして、各担当者それぞれの案件進捗を把握するようにしています。
当社は小さな組織なのでチームワークが非常に大事で、全員の仕事内容を共有して、誰かに負荷がかかりすぎていないか、フォローできるところはないか、助け合いながら仕事を進めています。
また、当社のWebディレクターはお客様と直接やり取りすることも多いです。
メールでのコミュニケーションを中心に、オンラインでの打ち合わせをしたり、最近は直接訪問でお客様のオフィスにお伺いすることも。打ち合わせを円滑に進めるための資料作りをしたりするのも大事な仕事ですね。
チームワークとお客さまとのやり取りが大事なんですね!では、Webディレクターの魅力はどんなところだと思いますか?
Web制作の責任者としてお客様と関わり、自分の提案したことがチームやお客様の協力を得ながら最終的にWebサイトとして世の中に出たときには、大きな充実感がありますね。
また、Webディレクターは司令塔の役割なので、案件を進めるにあたり、社内外の様々なスタッフと協力しながら案件を進めます。外部スタッフの様々な経験をお持ちの方と仕事する機会も多く、案件を通じて様々な人に会うことは非常に刺激になります。
▲後輩社員とWebマーケティング施策について打ち合わせ中
チームメンバーもお客様も、一対一の対等な関係を
では、笠井さんが仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
社内で、しっかりと情報を共有してコミュニケーションを取ることですね。
先ほど「毎朝ミーティングをしている」と言いましたが、以前はやっていなかったんですよ。
でも、見えないところで問題があったり、仕事の負担を抱えすぎていたりしたのに、チーム内で共有できていなかったことが原因でクレームにつながってしまったことがありました。
そこで、チームで共有する時間を取るようにしたところ、同じような問題は半分以下まで減らせたんです。
メンバーにも共有することの大切さが浸透し、今では積極的に情報共有をしてくれています。
それは素晴らしい改善ですね!ほかにも意識していることはありますか?
私は上の立場の人間ですが、私自身の仕事内容もチーム内に共有するように意識しています。
上司が何をしているかって、あまり知らないことが多いと思うんですよね。
でも、部下に「共有するように」と指示しているのに、私がしないのは逆の立場だったらよく思わないのかな、と思いまして。
私は部下に対しても、お客様に対しても一対一の対等な関係を大事にするように意識しています。
素敵なお考えですね!では、笠井さんはどんな人と一緒に働きたいと思いますか?
Webディレクターとしての経験があるかどうかは問いません。
ですが「なんとなくWeb業界がいいかな」という感じではなく、スキルアップやキャリア形成に対して、しっかりとした目標のある人と一緒に働きたいですね。
自分の中で目標がある人は主体的に考えて動けると思うので、そういう人にぜひ来ていただきたいなと思います。
最後に、笠井さんの今後の目標を教えてください!
まずは、事業を安定させるためにも組織を大きくしたいですね。
限られた人数では限られた仕事しかできないので、人員を確保して、体制を整えていきたいと思っています。
さらに言うと、当社の中でWeb事業は一番歴史が浅いんですよ。
売上的にもお客様の人数的にもまだまだこれからの事業なので、会社の看板事業になるくらいまで成長させたいですね!
オフショット
車やサッカー観戦が好きだという笠井さん。
国内・海外は問わず、休日はよくサッカー観戦をして楽しんでいるようです!
▲自宅近くのスタジアムで家族とサッカー観戦
▲モータースポーツが好きで、F1歴は20年以上