生産性2倍を実現!法人営業の受注率改善SaaS「openpage」で活躍する丸山泰生が語る、成果を生み出す営業・マーケティングの極意
株式会社openpageは、法人営業の受注率を改善する自社SaaSプロダクト「openpage」を販売している会社だ。規模を問わず法人企業すべてを対象とし、営業プロフェッショナルのノウハウやつながりを競合優位性としている。
現在、商談獲得件数の最大化を担うインサイドセールス・マーケティング担当として活躍する丸山泰生氏。昨年から設定された目標を全て達成し、インサイドセールスでは稼働時間を半分に削減しながらも目標を達成するという、生産性を2倍に向上させる成果を上げている。
なぜopenpageを選んだのか?日本の生産性向上への使命感
前職での悔しい経験が転機に
丸山氏がopenpageに魅力を感じた理由は、前職での悔しい経験と深く結びついていた。
「口コミをマーケティングに活用するSaaSサービスを提案していました。有名企業も多く活用する優れたサービスでしたが、窓口ではいいと言われても、社長上申すると『安価なサービスで』と言われがちでした」
この経験から、重要な気づきを得る。
「窓口の人に評価されるだけでは、営業として未熟。顧客の社内説明を支援する「バイヤーイネーブルメント力」の低さ、上司が気にするポイント、費用対効果の説明フォローが足りなかったんです。自分がもっとやれていればよかった。openpageの取り組みが自分の後悔とひも付いていました」
大きな使命への共感
アライドアーキテクツ社退職後に起業を経験した丸山氏。当時は会社員として働くことに戻る気持ちは全くなかった。
「二度とサラリーマンはやるかと思っていましたが、感情が変わりました」
前職の同期であるopenpageの山本 貴季氏から誘われて業務委託として参画。藤島氏(代表取締役)や田中氏(取締役)との会話で、日本の生産性について話し合ったことが転機となった。
「他のあらゆる営業で同じことが言えるはず。効率良くなると思って提案しても、先方の社長に断られる。顧客の現場ではうまく説明しきれず新しい取り組みができず、生産性が低いまま。本来導入するべきいいサービスを決めきれずに入れられない。現状維持に踏みとどまることで、お客様側の生産性が上がらない。そこを解決する、どでかい仕事をしたいなと、気づいたらopenpageに入社していました」
openpageで実現した圧倒的成果とその手法
案件化率2倍・生産性2倍の具体的改善プロセス
丸山氏の成果は数字にも表れている。SFAとDSR(デジタルセールスルーム)を活用してアプローチ方法を改善し、案件化につながるターゲティングを精密化。その結果、案件化率は2倍に向上した。
具体的にどのような改善を行ったのだろうか。
「まずはデータドリブンなアプローチに徹底的にこだわりました」と丸山氏は振り返る。架電数、商談率、受注率などを数値で把握し改善点を特定。さらにデジタルセールスルームで顧客の反応や関心度を可視化して最適な提案方法を発見していった。
「アイデアベースで悩みの仮説を整理し、仮説提案を当てていくことを繰り返しました。他の顧客の悩みをDSRで分析しながら仮説を立てるんです」
受注企業から購買ストーリーを収集し、成功事例のパターンを体系化して他の顧客に横展開することで、再現性も高めていった。
トークスキルの改善も継続的に行った。商談を単にトスアップするだけでなく、トークの細かなPDCA検証を実施。藤島氏や志村氏(執行役員)の優れた提案をデジタルセールスルームで保存・共有し、毎商談で同じ提案アジェンダを使わず、常にブラッシュアップを継続している。
「フィードバックに対して二度と同じことを言われないように、できるように仕組みや体制を整えています。スプレッドシートで細かな論点のチェックポイントを作り、細かい仕事まで基準に乗り切るようにしています」
「毎週、仕事で大事にするテーマを決めて、自分のカレンダーに入れています。自身の提案テンプレートもブラッシュアップを永遠に繰り返しているんです」
この徹底したPDCAサイクルと仕組み化が、圧倒的な成果を生み出している。
インサイドセールスからマーケティングへの転身
「インサイドセールスをやって思ったのは、結局サービスが変わってもやることは変わらない。openpageの顧客解像度をどれだけ上げ、どう説明するかです」
やがて独自の気づきを得る。
「商談数を上げ、稼働を少なくして件数を上げるためには、ぶっちゃけインサイドセールスよりマーケティングの力が必要です。トークを頑張っても歩留まりは変わらない。母数となるリードの数や質を改善するマーケティングが重要だと気づきました」
「経験はないですが、顧客解像度の高いインサイドセールスがマーケティングをやるべきだと考えて挑戦しています」
マーケティング挑戦での苦労と成長
しかし、新しい領域への挑戦は決して平坦な道のりではなかった。
「マーケティングはやったことのないことに取り組んだので、最初は本当に苦労しました。自分では出来たと思っても思考が浅く、『まだこんなことも考えないといけないんだ』と反省の連続でした」
特に辛かったのは、予想外の指摘を受けることだった。
「事前に予知できない課題を指摘されるのは嫌なので、本当に苦しかったです。でもその経験があったからこそ、今の成果に繋がっていると思います」
成果が出るまでの期間について聞くと、「インサイドセールスは入社後からすぐ活躍できましたが、マーケティングは初月ですぐ活躍できず、成果が出るまで2ヶ月ほどかかりました」と振り返る。
それでも2ヶ月で成果が出たのは、前述した徹底したPDCAサイクルのなせる技といえるだろう。
この経験は、未経験領域に挑戦する人にとって非常に参考になるリアルなプロセスといえる。
openpageの圧倒的な成長環境
充実したオンボーディングとナレッジ共有
openpageでは新入社員のサポート体制も充実している。
「入社オンボーディングはもちろん、複数のホワイトペーパーでノウハウが整備されています。商談プロセスの進め方も具体的に言語化されているので、迷うことなく業務に集中できます」
継続的なフィードバック文化
「常に高いレベルにいきたいという姿勢に対して、openpageは具体的なフィードバックを言ってくれてありがたいです」
DSRに蓄積される情報は営業活動の貴重な資産となっている。「この情報は宝です。恵まれています」
営業経験者が活躍できる多様な学習機会
openpageの成長環境の特徴:
- 大手から中小まで様々な企業との商談機会: 幅広い企業規模への対応力が身につく
- 多様なビジネスモデルに触れる機会: 業界問わず法人営業のノウハウを蓄積
- 営業のプロフェッショナルによる豊富なナレッジ共有: 外資系SaaS企業出身者からの直接指導
- 体系化された営業フレームワーク: 再現性の高い営業手法を短期間で習得
「キヤノンマーケティングジャパン様のような大手企業から中小企業まで、規模を問わず様々な法人企業との商談機会があります。志村さん(執行役員)のようにSalesforceなど外資系企業で誰もが知るSaaSの営業をやっていた人と話す機会も面白いです」
このような営業プロフェッショナルのノウハウやつながりこそが、openpageの大きな競合優位性となっている。
健全な企業文化と働き方の違い
前職との文化の違いについても言及している。
「アライドアーキテクツ社では顧客第一で全力で取り組む文化でしたが、openpageでは『先進的なサービスだから顧客側も理解に時間がかかりますよね』といった、より俯瞰的な視点もあります」
「前職で学んだ集中力や責任感も大切でしたが、openpageではもう少しゆとりを持って本質的に向き合えます。雰囲気は明るくハッピーで、会議を早めに終わらせてピザを食べに行ったり、バランスの取れた環境があります」
最新AIツールを活用した次世代の営業スタイル
積極的なテクノロジー活用
openpageでは、最新のAIツールやデジタルツールを積極的に活用している。
具体的な活用例:
- デジタル議事録の作成
- 論理思考と提案整理の効率化
- Perplexityを使った商談準備
- 新しいデジタルツール・AIツールのトレンド情報収集
「藤島さんと話して商談準備でPerplexityを使ったり、新しいデジタルツールやAIツールのトレンドが自然に耳に入り、仕事の活用まで出来るのはいいですね」
ビジネスコミュニケーション力の向上
「セールステックは顧客に発注してもらうことがゴール。いろんな関係者調整をしてもらいます。マーケティングもセールスも対外的にしてもらう作業の連続です」
この経験を通じて、重要なスキルを身につけた。
「そのビジネスコミュニケーション力が大きく付きます。それはバイヤーイネーブルメント、顧客視点で、相手にどんなメリットがあるかを伝えないと相手は動かない。そこのスキルは大きく身につきました」
求める人物像:営業経験者で素直さと自主性を兼ね備えた人材
丸山氏が考えるopenpageに適した人材について語ってもらった。
「一番大切なのは素直さです。藤島さん(代表取締役、openpageのあらゆるセールスノウハウを整備)も田中さん(取締役、大手銀行出身でopenpageの事業マネジメント担当)も芯を持っている方々で、自分の考えと違うこともありますが、先人にリスペクトしてやりきれる人がいいですね」
ただし、ただ言われたことをやるだけでは物足りない。
「ただ、文化として好きなのは、言われたことじゃないことをやったとき称賛されることです。自ら仕事を作りたい人の方が合うと思います。自分で気づいたことを率先してやることを嬉しい、楽しいと思える人が理想的です」
主体性を発揮できる環境
「やろうと思えばいろいろな仕事ができる環境です。インサイドセールスをやってマーケティングをやり、マーケティングで取ったリードの手触りを確かめるために自分でセールスもできる」
この環境だからこそ、自主性と素直さの両方を持った人材が活躍できるのだ。
採用候補者へのメッセージ
最後に、採用候補者に向けたメッセージを伺った。
「成長しようぜ!日本の生産性改善しようぜ!」
さらに、応募を迷っている人に向けて具体的なアドバイスも。
「とりあえず入ってみれば?いろんな業種の営業が知れるよ。セールスもマーケティングも展示会の企画も、ベンチャーとしていろいろ挑戦できるぜ」
openpageの将来性と社会への影響
丸山氏は、openpageの事業が持つ社会的意義についても熱く語る。
「デジタルセールスルームを使う人は増える一方です。向こうにいるお客様も新しい意思決定が早まり、ITやSaaSに問わず、いいサービスが選ばれるものが選ばれる社会へと変わっていきます。生産性が高まるんです」
「単に売上が上がるだけでなく、社会全体が良くなる。それがopenpageの事業の本質だと思います」
シンプルだが力強く、そして親しみやすいメッセージに、丸山氏の人柄と、openpageでの多様な挑戦機会への確信、そして事業の社会的価値への信念が込められている。
まとめ:多様な経験が生んだ成長ストーリー
丸山泰生氏の歩みを振り返ると、様々な経験が現在の活躍につながっていることがわかる。
原点となった家庭環境
丸山氏の原点は、実は家庭環境にある。父親はSalesforceやZOOMなどを活用したITコンサルティングを行う上場企業の社長だった。
「父の仕事がうまくいって贅沢な暮らしをするようになって、『普通じゃないな』と思って調べたら、上場企業とは何か、企業の資金調達とは何かを知ったんです。」
この経験が、後にセールステックのベンチャーであるopenpageで働くことになる伏線となっている。
「同じような業界で仕事をすることになり、父親の影響を少なからず感じながらも、自身の独自のキャリアパスや人生を歩みたいです」
営業の基礎を築いたアライドアーキテクツ時代
社会人としてのキャリアは、SNSマーケティングで有名なアライドアーキテクツ株式会社からスタートした。
「SNSマーケティングの華やかなイメージとは裏腹に、テレアポ業務では架電数や商談接点数で思うような結果が出せず、苦戦していました」
同社では3つのSaaSを扱っており、フェーズの違うSaaSそれぞれの営業活動を経験。この多様な経験が、後のopenpageでの活躍につながっている。
起業を経て辿り着いた最適解
アライドアーキテクツ社での経験を積んだ後、丸山氏は一度起業の道を選択。しかし、同期であり仲間である山本 貴季氏との出会いを通じてopenpageと出会い、「日本の生産性向上」という大きな使命に共感することで、再び会社員としての道を選んだ。
様々な経験を経た丸山氏だからこそ見えてくるopenpageの魅力:
- 実績ある指導体制: 充実したオンボーディングと体系化されたナレッジ
- 継続的な成長機会: 徹底的なフィードバック文化と多様な学習機会
- 最新テクノロジー: AIツールの積極活用と先進的な営業手法
- 健全な企業文化: バランスの取れた働き方と前向きな環境
- 主体性の尊重: 自ら考え、行動することが評価される文化
丸山氏のように、自分の限界を超えて成長し続け、日本の生産性向上に貢献したい人にとって、openpageは最適な舞台といえるだろう。