目次
1. ベトナムで働く日本人の若手が増えている理由
(1)高い経済成長率と若年層人口の多さ
(2)生活コストが安く、可処分所得が大きい
(3)自らの裁量で動ける成長の舞台
(4) 日系企業の進出数は年々増加中
2. 労働ビザと就労許可証の取得方法
(1)ベトナムでの就労に必要な書類と基本情報
(2)労働ビザとワークパーミットの違い
(3)取得までの所要期間
(4)取得にかかる費用の目安
3. 生活コスト比較
(1)コスト面ではハノイに軍配。ただし生活スタイルで選択を
(2)「生活コスト」より「成長投資」としての選択を
4. 都市別おすすめエリア
(1)歴史と政治の中心地で落ち着いた生活を求めるなら【ハノイ】
(2)ビジネスとカルチャーの融合を味わいたいなら【ホーチミン】
5. ベトナムの食生活・カフェと日本食
(1) ベトナムのカフェ文化:地元発の人気チェーン
(2) ベトナムでも本格和食を堪能 ハノイ・ホーチミンの人気レストラン6選
ハノイで人気の和食レストラン3選
ホーチミンで人気の和食レストラン3選
6. ベトナム語・英語力の必要レベル
(1)なぜ語学力が重要なのか?
(2)英語:TOEIC700点以上が安心ライン
(3)ベトナム語:日常会話レベルが信頼構築のカギ
7. 交通・通信・医療インフラ事情
(1)交通インフラ:通勤も日常も「Grab」で解決!
(2)通信インフラ:月5ドルでサクサク快適インターネット生活
(3)医療インフラ:日系クリニックで安心、保険の備えも忘れずに
1. ベトナムで働く日本人の若手が増えている理由
近年、20代後半から30代前半の第二新卒層を中心に、「国内転職」ではなく「海外でのキャリア形成」を志向する若手が増えています。特に注目されているのが、ベトナムという国です。
ASEANの中でもひときわ高い経済成長率を誇り、日本企業の進出も年々増加。都市部の活気とコストパフォーマンスの高い生活環境に加え、「海外で挑戦することで一気に視座を高められる場所」として、ベトナムは注目を集めています。
(1)高い経済成長率と若年層人口の多さ
ベトナムは近年、年平均6〜7%のGDP成長率を維持しています。都市部を中心に中間所得層が急増し、内需型経済の基盤が強固になってきており、消費財、小売、IT、人材、製造業など、さまざまな分野でビジネスチャンスが広がっています。
加えて、国民の約70%が35歳以下という若年人口構成も特徴的。経済成長の原動力となるこのダイナミズムは、日系企業だけでなく世界中の企業が注目しています。
(2)生活コストが安く、可処分所得が大きい
ハノイやホーチミンといった都市部でも、家賃・食費・交通費は東京や大阪に比べてはるかにリーズナブルです。月収1,500〜2,500USDでも、日本より余裕ある生活が可能であり、余った資金を自己投資(語学、資格、旅行)にまわすことができます。
(3)自らの裁量で動ける成長の舞台
日系企業におけるベトナム拠点は、多くが「数十名規模」の中小~中堅事業所。そのため、20代後半でも現地マネージャーや事業開発責任者として抜擢されるケースは珍しくありません。職種横断的に動けるポジションが多く、「ゼネラリスト型人材」への進化を加速できます。
(4) 日系企業の進出数は年々増加中
外務省およびJETROの最新データによれば、ベトナムに進出している日系企業の数は約2,000社を超え、10年間で1.5倍以上に増加しています。特に2022年以降、以下のような業種で新規進出が相次いでいます:
製造業(電子部品、機械加工、縫製など)
IT・ソフトウェア開発
建設・インフラ
教育・人材サービス
外食・小売
(出典)外務省
2. 労働ビザと就労許可証の取得方法
ベトナム現地での就職を検討する日本人にとって、「労働ビザ」と「ワークパーミット(就労許可証)」の取得は避けて通れないステップです。それぞれの概要、必要書類、取得までの期間、費用、注意点について詳しく解説します。
(1)ベトナムでの就労に必要な書類と基本情報
ベトナムで正規に働くためには、労働ビザとワークパーミット(就労許可証)の2つが必要になります。これらの取得にはいくつかのステップと事前準備が伴います。
主な必要書類(申請前に準備しておくべき書類)
大学卒業証明書(英文+公証済)
職歴証明書(英語/会社のレターヘッド+署名入りが望ましい)
パスポート(有効期間6ヶ月以上)
健康診断書(現地または日本の医療機関発行・英語訳つき)
犯罪経歴証明書(日本の警察署発行/英文+公証)
写真(パスポートサイズ):複数枚必要
※これらの書類は事前に英訳・公証が求められる場合が多いため、日本にいる段階から準備を進めておくとスムーズです。
(2)労働ビザとワークパーミットの違い
(3)取得までの所要期間
労働ビザとワークパーミットの取得には、合計で4〜6週間程度が必要です。
事前準備(書類取得・公証):1〜2週間(日本で準備)
ワークパーミット取得:2〜3週間(企業による申請代行が多い)
労働ビザ取得:1週間前後(招聘状が発行されていれば、数日で取得可能)
(4)取得にかかる費用の目安
以下は企業が申請を代行する場合の、一般的な費用相場です。企業によっては全額負担することもあります。
入国前に労働ビザが取得できない場合は、観光ビザで入国→現地で就労ビザ切替のパターンも一般的です。
※上記はあくまで目安であり、申請代行業者に依頼した場合はさらに手数料が加算されることがあります。
3. 生活コスト比較
ベトナムでのキャリア形成を目指す方にとって、ハノイとホーチミンは魅力的な選択肢です。両都市とも日系企業の進出が盛んで、海外経験を積むうえで理想的なフィールドと言えるでしょう。しかし実際に現地で生活するとなれば、気になるのは生活費。ここでは、家賃や食費など主要な支出項目を比較し、どちらが自分に合った街かを見極めるヒントを提供します。
(1)コスト面ではハノイに軍配。ただし生活スタイルで選択を
単純なコストだけを比較すれば、ハノイはホーチミンよりも月200ドルほど安く生活できる可能性があります。特に家賃や交際費の差は顕著で、質素な生活を心がければ、1,000ドル未満でも十分に暮らせます。静かで落ち着いた環境を求める方、初めての海外就職で生活の安定を優先したい方には、ハノイがおすすめです。
一方、ホーチミンは生活費がやや高めな反面、都市の活気やビジネスチャンスに満ちています。スタートアップ文化や多国籍コミュニティの広がりがあり、刺激的なライフスタイルを求める人に適しています。週末にはトレンディなカフェでノマドワークを楽しんだり、異業種交流会に参加したりと、自発的に動く人にはうってつけの環境です。
(2)「生活コスト」より「成長投資」としての選択を
海外での生活は、単なる物価比較では語れません。月1,000〜1,500ドルの支出は、東京や大阪に比べればかなりリーズナブル。そのぶん自分の成長や将来のキャリアにリターンがあるかどうかを基準に考えてみてください。現地のプロジェクトに主体的に関われる環境や、若手でも経営層と近い距離で働けるチャンスは、金額に換算できない価値です。
ハノイでコツコツと経験を積むか、ホーチミンで積極的にネットワークを広げるか。どちらを選んでも、「若さ」という最大の武器が、あなたの海外キャリアを加速させてくれるはずです。
4. 都市別おすすめエリア
海外で働くことを考える上で、生活環境の快適さは非常に重要です。特に初めての海外勤務や駐在、転職を検討している方にとって、「どこに住むか」は、日々の充実度や仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。
ベトナムの2大都市「ハノイ」と「ホーチミン」におけるおすすめの居住エリアを、それぞれの特徴とともに紹介します。自分のライフスタイルや働き方に合った場所を見つける参考にしてください。
(1)歴史と政治の中心地で落ち着いた生活を求めるなら【ハノイ】
首都ハノイは、政治機能が集中する落ち着いた都市。伝統とモダンが共存し、日本人駐在員やビジネスパーソンも多く居住しています。以下は、ハノイで人気の高い3つのエリアです。
■ バディン区(Ba Dinh)
ハノイの日本人街として知られており、多くの日本人駐在員が生活しています。大使館や政府機関が集まり、治安も良好で安心して暮らせるエリアです。
日系スーパーや日本食レストランも点在しており、「初めての海外生活でも不安を感じにくい環境」が整っています。落ち着いた生活を送りたい方、仕事とプライベートのバランスを重視したい方にぴったりです。
■ カウザイ区(Cau Giay)
新興の発展エリアで、IT企業や教育機関も集まりつつあるエリア。特に20代〜30代の若者に人気があり、韓国人居住者も多く見られます。
比較的新しいマンションが多く、家賃のコストパフォーマンスも良好。活気ある雰囲気が魅力で、刺激的な生活を送りたい人におすすめです。おしゃれなカフェやショッピングモールも多く、週末も楽しめるエリアです。
■ タイホー区(Tay Ho)
欧米人に人気の高級住宅街エリアで、西湖(タイ湖)を中心に自然が豊かで静かな環境が広がっています。ヨガスタジオやオーガニック系カフェなど、健康志向の人にも向いています。
都会の喧騒から少し離れ、リラックスした生活を送りたい人には理想的なエリアです。英語が通じるお店も多く、国際的な雰囲気を味わえるのも魅力です。
(2)ビジネスとカルチャーの融合を味わいたいなら【ホーチミン】
商業都市ホーチミンは、若くエネルギッシュな人々が集まる都市。成長著しい都市経済とグローバルな文化が融合しており、自由度の高いライフスタイルが実現できます。
■ 1区(District 1)
ホーチミンの中心地で、ビジネスの心臓部。日系企業、外資系企業が多数立地しており、通勤に便利な立地です。レストランやカフェ、商業施設が密集しており、「生活の利便性」を最重視する方には理想的。
反面、家賃は高めで騒がしさもありますが、都市のエネルギーを肌で感じながら生活したい方には最適です。
■ 2区(タオディエン地区)
外国人駐在員に大人気のエリアで、高級コンドミニアムや国際学校が立ち並ぶ「欧米スタイル」の街並みが魅力です。川沿いの閑静な住宅街で、セキュリティや施設の管理も整っており、家族連れや中長期滞在者にも好まれます。
ホーチミン中心地からタクシーで15〜20分ほどと利便性も高く、「都会と自然のバランス」を求める人におすすめです。
■ 7区(フーミーフン地区)
韓国人、日本人を中心としたコミュニティが根付いている落ち着いたエリアです。韓国系ショッピングモールや日本食レストランも充実しており、生活の不自由さはほとんどありません。
中心地からやや離れている分、交通渋滞が少なく、静かで快適な暮らしができます。お子様連れや、落ち着いた環境で仕事に集中したい方にぴったりです。
5. ベトナムの食生活・カフェと日本食
ベトナムは、独自の食文化と急速な都市化が融合し、カフェ文化が発展しています。また、日本食の人気も高まり、多くの和食レストランが現地で愛されています。今回は、ベトナムの代表的なカフェチェーンと、ホーチミン市で人気の和食レストランをご紹介します。
(1) ベトナムのカフェ文化:地元発の人気チェーン
ベトナムのカフェ文化は、地元発のチェーンが主導しています。以下は、特に人気のあるカフェチェーンです。
ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)
ハイランズコーヒーは、ベトナム全土に店舗を展開する代表的なコーヒーブランドです。リーズナブルな価格帯で、ベトナムコーヒーやフルーツティー、フラッペなど多彩なドリンクを提供しています。また、ベトナムサンドイッチ「バインミー」も販売しており、地元の人々や観光客に親しまれています。
チュングエンレジェンド(Trung Nguyên Legend)
高級志向のベトナム発コーヒーチェーンで、コーヒー豆の生産から販売までを手がける企業です。店舗では、コーヒー豆の販売スペースが広く設けられ、贅沢な空間で本格的なベトナムコーヒーを楽しむことができます。
コンカフェ(Cộng Cà Phê)
ハノイで創業されたコンカフェは、ベトナム全土に展開し、近年では海外にも進出しています。店舗は、ベトナム戦争時代の雰囲気を再現した内装が特徴で、ココナッツコーヒースムージーなど独自のメニューが人気です。
(2) ベトナムでも本格和食を堪能 ハノイ・ホーチミンの人気レストラン6選
ベトナムに暮らす日本人にとって、日本食は欠かせない“心の味”。実は今、ベトナムでは日本食ブームが起きており、現地在住者だけでなく、ベトナム人にも和食が親しまれています。特にハノイとホーチミンの都市部では、味・サービス・雰囲気ともに日本と遜色のない和食レストランが増え、出張者や駐在員の間でも話題です。
ここでは、ハノイ・ホーチミンそれぞれで人気の和食店を3つずつご紹介します。
ハノイで人気の和食レストラン3選
1. STEAK & HAMBURG NARI(ステーキ & ハンバーグ 也)
https://g.co/kgs/tKBAxFR
ハノイのバーディン区、キムマー通りに位置する「STEAK & HAMBURG NARI」は、オープン以来、在住日本人や地元の食通に愛されるステーキ&ハンバーグ専門店です。
2. 寿司処 豊(Yutaka)
日本で修行したオーナーが握る本格寿司が評判。ランチの寿司定食やおまかせ握りはコストパフォーマンス抜群で、日本人駐在員の常連も多くいます。
3. 和食いけだ(Washoku IKEDA)
ハノイ・バーディン区のリンランエリアに位置する「和食いけだ」は、本格和食店です。日本の料亭を思わせる落ち着いた雰囲気の店内で、旬の食材を活かした料理を提供しています。
ホーチミンで人気の和食レストラン3選
1. 鈴の屋
https://g.co/kgs/fPNnYEk
もつ鍋が看板メニューの人気居酒屋。味噌・塩・辛味噌などの選べるスープに加え、刺身や唐揚げなどの一品料理も豊富で、宴会利用にもぴったりです。
2. えびす Ebisu
https://g.co/kgs/yDSD1wA
本格的な讃岐うどんと、串焼き・寿司が楽しめる一軒。ランチは定食メニューも充実しており、ビジネスパーソンに人気です。1区・2区に店舗あり。
3. Fujiro(フジロー)
https://g.co/kgs/nLfSiZi
厚切りとんかつが名物の専門店。サクサク衣と肉厚のジューシーさで知られ、現地在住の日本人から絶大な支持を得ています。7区にも店舗あり。
6. ベトナム語・英語力の必要レベル
現地での仕事において「語学力」はどの程度必要なのでしょうか?実際にベトナムで働くうえで求められる英語力・ベトナム語力の水準と、効果的な学習方法について解説します。
(1)なぜ語学力が重要なのか?
ベトナムでは日系企業の進出が年々加速しており、2024年時点で2,000社以上が現地に拠点を構えています。業種も製造業、IT、建設、サービス業と幅広く、管理職や営業、経理、人事などのポジションで日本人の採用ニーズが高まっています。
一方で、現地のスタッフや外国人上司、外資系クライアントと関わる機会も多く、英語やベトナム語による円滑なコミュニケーションが「仕事の質」を左右するのも事実です。
(2)英語:TOEIC700点以上が安心ライン
①実務で求められる英語力とは?
ベトナムのオフィスでは、以下のような場面で英語が求められます。
外国人上司との1on1ミーティング
社内レポートやプレゼンテーションの作成
クライアントとのメール・契約交渉
ASEAN圏の同僚とのプロジェクト連携
日本での英語経験が「読み書き中心」だった人にとっては、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、TOEIC700点程度の基礎力があれば、日常業務の8割は対応可能です。
② スピーキング力も意識すべき
TOEICの点数だけでなく、実際の会話力も重要です。特に「報告・相談・交渉」の場では、論理的に簡潔に伝えるスピーキング力が求められます。英語を話す際のメンタルブロックを取り払うためにも、アウトプット重視のトレーニングが効果的です。
(3)ベトナム語:日常会話レベルが信頼構築のカギ
ベトナム語は日本語と語順が近く、発音のコツさえ掴めば日常会話もそこまで難しくありません。ベトナムの多くのビジネス現場では英語が共通語として使われるため、「業務遂行においてベトナム語は必須ではない」場合が多いです。
しかし、現地のスタッフや取引先との信頼関係を築くうえでは、簡単な挨拶や感謝の言葉を現地語で伝えられるだけで印象が大きく変わります。
たとえば、
「Xin chào(シンチャオ)」:こんにちは
「Cảm ơn(カムオン)」:ありがとう
「Tôi là người Nhật(トイ ラ グーイ ニャット)」:私は日本人です
といった一言が自然に出てくるだけでも、職場や生活がぐっと円滑になります。
7. 交通・通信・医療インフラ事情
ベトナムでの転職を検討する際、多くの若手ビジネスパーソンが気にするのが「現地の生活インフラは大丈夫なのか?」という点です。
実際、文化や言語の違いはあっても、交通手段・通信環境・医療サービスが充実していれば、海外生活の不安は大きく減ります。
ベトナムで快適に働くために知っておきたい「交通・通信・医療」インフラの実情を紹介します。
(1)交通インフラ:通勤も日常も「Grab」で解決!
ベトナムでは、バイクが最も一般的な交通手段。道を歩けば無数のバイクが行き交い、「バイクなしでは生活できない」と言っても過言ではありません。とはいえ、外国人がいきなり自分でバイクを運転するのはハードルが高いのも事実。
ここで登場するのが、配車アプリ「Grab(グラブ)」です。Uberの東南アジア版といえる存在で、アプリで目的地を入力するだけで、バイクまたは車が数分で迎えに来てくれるという手軽さが人気。以下のようなメリットがあります。
安い: Grabバイクは初乗り数百円程度。日本のタクシー感覚で気軽に使える
早い: 通勤ラッシュでもバイクで渋滞をすり抜けることが可能
便利: 現金払いもキャッシュレスもOK
(2)通信インフラ:月5ドルでサクサク快適インターネット生活
ベトナムでは通信インフラが急速に整備され、4Gの普及率は非常に高いです。大手キャリア(Viettel、Mobifone、Vinaphoneなど)のプリペイドSIMカードを使えば、月額5USD程度で10GB以上の高速通信が可能。滞在初日に空港やコンビニで簡単に購入・開通できます。
さらに便利なのが、カフェ・レストラン・ホテルのほとんどに無料Wi-Fiが設置されていること。ノマドワークや出先での調べ物、ビデオ会議にも問題ありません。首都ハノイや経済都市ホーチミンでは、通信トラブルに遭うことはほぼないといっていいでしょう。
(3)医療インフラ:日系クリニックで安心、保険の備えも忘れずに
ホーチミン・ハノイの都市部なら医療水準は高い
日本と同じ水準の医療サービスを求めるなら、ホーチミン市やハノイ市の都市部にある「日系クリニック」や「外資系病院」がおすすめです。主な日系クリニックには以下のようなものがあります。
・Raffles Medical(旧インターナショナルSOS)
https://g.co/kgs/98ekGY6
・Family Medical Practice
https://g.co/kgs/ncqenJi
・さくらクリニック
https://g.co/kgs/cQTxcpV
・Hanoi French Hospital
https://g.co/kgs/UgvpuRV
多くのクリニックで日本人医師または日本語通訳が常駐しており、診察時のストレスが少ないのもポイント。駐在員向けに定期健康診断や、風邪・消化器系疾患の対処、予防接種まで幅広く対応しています。
ただし、公立病院では外国人向け対応が不十分な場合もあるため、必ず「海外旅行保険」または「民間の医療保険」に加入しておくことが鉄則です。費用の目安は以下の通り:
短期滞在用の海外旅行保険:1か月5,000〜10,000円程度
長期滞在用の現地保険:年間20,000〜50,000円前後(補償内容による)
万が一の事故や手術に備えて保険でしっかりリスクヘッジしておくことで、安心して働けます。