ワンコイングリッシュのValue「5 VALUES」とは?
— 今日は、ワンコイングリッシュの「5 VALUES」についてお話をお聞きしたいと思います。
兒嶋:はい、よろしくお願いします。まず「5 VALUES」は、私たちが「グローバル人材」を育成し、「GX」(グローバル・トランスフォーメーション)を推進するために不可欠なものである、ということを理解してもらいたいと思います。また、「5 VALUES」の5つのVALUE同士がどのように関係し、私たちの目標達成に向けた行動を支えているかが理解できると、日々の実践がさらに意義深いものになると思います。
Valueとは、私たちが創業時からこれまで、長い時間をかけて培ってきた価値観全体であり、企業理念の根幹ですので、ボリュームが膨大です。なので、全てをお話しようと思うと非常に時間がかかります。ですから、その「価値観」を整理し、覚えやすいように5つにまとめてタイトルをつけたものが「5 VALUES」である、と考えてください。
ー なるほど、これまでの創業時からこれまでに培われた価値観を分かりやすくまとめたものが「5 VALUES」なのですね。では「5 VALUES」の役割、というかどのような意図でまとめられたのでしょうか?
兒嶋:「5 VALUES」は、実践することで私たち自身もグローバル人材となり、お客様に「私もこうでありたい」と思ってもらえるモデルとなる、そのための行動のガイドラインという位置付けです。このようなValueは企業によっては「行動指針」と呼んでいるところもありますね。
ー 分かりました。ありがとうございます。では各VALUEの概要をひとつずつ教えてもらえますでしょうか?
See beyond the surface ①本質で判断する
兒嶋: はい。まず一つ目のバリューですが、「本質で判断する」というものです。
これは、表面的な要素や先入観にとらわれず、物事の核心に基づいて判断することを意味します。時代や場所に左右されない普遍的な価値を見極め、本質に基づく判断を日々の行動の中で大切にしています。
ー 具体的にはどんなことを考えれば良いのでしょうか?
兒嶋: 詳しくは、VALUEを一つずつ語る時間を設けようと思っていますので、その時に説明しますが、例えば、人間関係についてならば、国籍だとか肩書きなどの表面的なことにとらわれず、相手の人間性や価値観を理解する努力をし、それに基づいて相手の発言を判断するというようなことがあげられます。
ー なるほど、表面的でないものは何か、本質は何かを常に考えるということですね。
そうですね。すぐに実践に移すのは難しいかもしれませんが、意識していれば必ず変化がありますので、常に心がけてほしいです。
Be the change ②自ら変化し、景色を変える
兒嶋: さて、二つ目は、「自ら変化し、景色を変える」です。これは自分自身の意識や行動を変えていくことで、新しい視点や環境を生み出すことを意味しています。
この一つ目と二つ目のValueは、どちらも自分自身に関わるものであり、まずは自分が変化し、成長する姿勢を持つことが重要です。相手に変化を求めるのではなく、自分の行動を通じて相手に良い影響を与えられるようにする姿勢でもあります。自分が変わることで、景色(見ている世界)が変わるんだよ、というメッセージです。
ー ありがとうございます。
Act with Integrity ③誠実さをもって行動する
— 三つ目のバリューは、「誠実さをもって行動する」ですよね?
兒嶋:はい。自分自身が誠実に行動することで、他者にも誠実さの大切さが伝わり、相手との信頼関係を築くための基本となっています。
Unite in individuality ④個性を活かし、チームの力を最大化する
兒嶋:そして四つ目、「個性を活かし、チームの力を最大化する」についてですが、これは協力に関する姿勢です。より良いチーム作りのためにどのようなマインドでいれば良いのかということです。
お気づきかもしれませんが、5つのVALUEには、それぞれ異なる意義と影響範囲があります。一つ目と二つ目は自己成長や自己変革、1人で完結できるもの。二つ目と三つ目は相手、他者との向き合い方。三つ目と四つ目はチームワーク・協力について、そして、四つ目と五つ目のVALUEは、「お客様をはじめとする社会に、チームでどう貢献するか」に目が向けられています。
ー よく分かりました。それでは最後のVALUE、「一人一人の世界を広げる」についても教えてください。
Expand horizons ⑤一人一人の世界を広げる
兒嶋:はい。このVALUEは、私たちの提供するサービスが、社会に対してどのような影響を与えられるか、また、サービスを提供するに当たって、どのように意識して行動するべきかを表しています。
ー 個人、相手、チーム、社会というふうに、影響の範囲が示されているのですね。分かりやすいです。
兒嶋: そうなんです。そして、五番目と一番目も関係しています。なぜなら社会の中でこそ、個性が活かされるからです。みんな違って、みんな良いというのは、他者、集団があるからこそ言えることなのです。
ー ありがとうございます。ワンコインイングリッシュの5つのVALUEは、全てつながっているのですね。成長サイクルになっているというか。
兒嶋:そうですね。実際にサイクルを辿って螺旋状に成長していく、というわけではないと思いますが、そう認識しておくと忘れにくいと思います。