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こんにちは!Nint採用担当です。Nintのメンバー紹介第10回目は、今年6月にNintにジョインされた事業部長の今田雅也さんです。事業とチーム作りを牽引されている今田さんに、これまでのキャリア、そして、どんな思いで今チームを率いているのかお聞きしました。
父の言葉がきっかけでエンジニアの道へ・・
ー今田さんは、エンジニアとしてキャリアをスタートされたそうですね。
はい。英語が使えてITの知識があったら一生食べていけると単純に思って、外資系の通信機器メーカーで、ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタートしました。でも、実は最終面接の直前までは、営業枠で応募していたのです。その時、父親自身が車メーカーの工場から販売店に移籍することになった時の話をしてくれて、元エンジニアとして車のことに精通していれば、そんなに頭を下げなくても車は売れる、それに、営業からエンジニアになるのは難しいが、エンジニアから営業へは年を取ってからでもなれる、と主張していました。当時は、手に職があれば食べていけるはずだし、そんなに頭を下げたくないと若気の至りで思っていたので、営業ではなくてエンジニアで最終面接を受けたところ、確実にポテンシャル枠だったと思いますが、受かったというのがキャリアの始まりです。
ーお父様の一言で、道が分かれたのですねぇ・・!
振り返ると、そうですね。知らず知らずのうちに、父からの影響は、幼いころからあったかもしれません。父は青森の田舎出身で、東京に出てきて工場のCADエンジニアとして働いていたので、その苦労もあってか、自分には色んな経験をさせてくれましたし、勉強することの大切さについても、良く語っていましたね。
ーそれで、子供のころから勉強に励んでいたのですか?
小中学校のときは、勉強よりサッカーに熱中していましたね。補欠からスタートだったのが悔しくて、猛特訓してレギュラーになり、中学のときはキャプテンとして、神奈川県で3位にもなりました。でも、そこで他校の圧倒的な実力をもつ選手を見ることにもなって、サッカーで自分は一生食べていけないと思って、やっぱり勉強しかないと思いました。笑
「生存本能」が刺激される環境で挑戦を重ねた日々
ーエンジニアとしてキャリアをスタートされた当時のことを教えてください。
エンジニアとして採用され入社すると、シリコンバレーのサンノゼ本社に新卒エンジニアが送り込まれました。約半年でしたが。お恥ずかしいことに、誰よりもコンピューターのことを理解してなかったです。ITを何も知りませんでしたから・・。光ファイバーや無線のMasterの人もいて、やばいところに来てしまったと焦りましたね。そんなスタートなので、生存本能を脅かされて、変わらなきゃ生き残れないと思って必死に勉強しました。ただ、環境に合わせて変わっていけば、きっと生存できると思っていましたし、それを証明する最初のステップだったのかもしれませんね。
ー生存本能ですか!!
そう。自己実現というより、もう少し原始的な感じです。このままだとヤバい、仕事なくなる、食べていけない、進化しなきゃ、というような・・。
それは、今でも、常に意識していることですね。誰かと比べて、ではなくて、過去の自分と比べて、やっていることが変わっているかどうか、進化しているかどうか、それができていなかったら終わりの始まり、という風に今も思います。
ーエンジニアからスタートされて、その後のキャリアについても是非お聞かせください!
もともと知りたがり屋でしたので、インフラサービスからモバイルサービスと様々な経験をして、そのあと、技術的にはWebの知識・経験が不足していると思ったので、ECサービスの会社にフロントサイドのPMとして入社しました。ECは、技術的にもビジネス的にも、いろんな要素を含んだ一つの集大成の形だと思っていました。
ただ、サービス開発・立ち上げを担いつつも、いずれ自分で最前線に立って数字のプレッシャーを受ける経験をしないと、さらなる成長はできないという想いがありましたので、当時担当していたサービスがローンチしたタイミングで、AmazonでKindleサービスの立ち上げメンバーとして、出版社との契約交渉やコンテンツ獲得交渉を行う役割に挑戦することにしました。丁度メンバー構成として、技術的に明るい営業人員がはまったのだと思います。そういう意味ではご縁を感じますね。
データドリブン、仕組み作り、そして共通の価値観を持つチームでの最高の成功体験
ーどんどん進化して、お父様の言葉が現実に・・本当にご縁を感じます・・!
今までのキャリアでの一番の成功体験は、Kindleの日本ローンチで、そこに契約交渉やコンテンツ獲得担当として貢献できたことなので、本当にそうですねえ。
それに、この時からは特にデータドリブンでビジネス成果を出す、という成功体験もありました。本にはまったく詳しくありませんでしたが、出版社の方にはデータを使って交渉をしていました。本に詳しくなくても、データがあって、そこに基づいて相手のベネフィットを伝えられれば、有意義な商談ができると実感しました。もちろん、商材としての本の理解は深めようと努力していましたが、ここでのデータに基づく行動の成功体験が、抽象的に昇華されて今も根付いています。
Kindleサービスの後は、リテール事業部やファイナンスの役割にも挑戦しまして、大きな金額を動かすダイナミズムや、仕組みを自ら構築し、そのチューニングをしながら最大の成果を出す面白さも経験しました。Amazonでは、NintでのValueに相当するOLP(Our Leadership Principles)がチームに広く浸透しています。OLPという共通価値観を持つチームだからこそ、困難で大きなチャレンジも成し遂げられる、最強のチームになれる、ということも身を以て体験しましたね。
日本の歴史の良い変化に、少しでも貢献したい
ーAmazonで活躍されていた今田さんがNintにジョインされた経緯を教えてください。
Amazonで10年様々なチャレンジをして、更なるチャレンジは何があるのかと考えたときに、今までやってきた技術的なキャリアと事業的なキャリアを統合して、自分が得意なところで、大きな枠組みで世の中に貢献したい、社会最適を担いたい、ということは考えていました。そんな時に、エージェントさんからNintを紹介してもらいました。それまでNintのことは知りませんでしたが、非常に面白いと思った記憶があります。
今までのキャリアとNintの事業の親和性が高いということ、そして、データの俯瞰性、この2つで非常に興味を持ちました。主なECモールの動向や商品単位での推計値がわかってしまうので、このマクロ・ミクロのデータに、純粋にわくわくしました。これはAmazonにいてはわからない世界で、完全に趣味ですね(笑)また、面接でお会いした吉野さん、小牧さん、西尾さんとは直観的ですがこれからの自分と相性が良いと感じまして、このメンバーとなら自分らしく無理せず働けるなと思い、Nintに入社することを決めました。
ー事業部長ということで、いまはどんなことにチャレンジされているのですか?
できるだけ多くの正しい決断をすることに挑戦しています。英語では、”Are Right, A Lot.”とも言えるのですが、一見後戻りできないようなリスクある決断を下さなくてはならないような場合でも、その内容を分解してリスクヘッジできるような内容に組み直したプランを作って評価するなど、意思決定ができるだけ失敗しないようにする、もしくは一度決定してもダメならやり直せるようになる工夫をしています。これは、新しいチャレンジが多くあり、過去の成功事例がないことが多いからです。また、自身の意思決定の論理を後日、第三者的にも振り返れるようにするため、大きな判断をする時は判断基準と評価などを言語化するようにしています。例えば開発から提案された推計モデルをどういった理由で採用するか、などですね。これは採用したら元に戻せないので。今後も同じ取り組みは続けますが、より大きな意思決定を正しく決断して、一緒に働く仲間がわくわく過ごせるようにしたいです。
ーこの先、今田さんが成し遂げたいことって、どんなことですか?
これからの日本の歴史の良い変化の一コマに、裏方として貢献することです。
約9年前、Kindleの電子書籍サービスを日本で開始する時に、契約交渉役として立ち会ったのですが、今となっては、Kindleでいつでもどこでも、すぐに本が買って読めますし、様変わりしました。世の中に少し貢献できたかなという気がしています。それにあたるようなことが、Nintでできれば。世の中に少しでも貢献できればいいなと思っています。
また、個人としては、経験や達成を重ねていくと、とかく自信をもって傲慢になってしまい、学びが減ってしまう事が自分自身に起こるかもしれません。そうはならないよう、最後は何にも固執・執着しない形で一生を終えることができるように、いろんなことを成し遂げながらも謙虚である、という道を目指したいなと思います。
ー最後に、これからどんな人と一緒に働きたいか、そして、今田さんから見たNintのおすすめポイントを教えてください!
一緒に働きたい人は、a) データが好きで、MVVに共感できるカルチャーフィットな人、 b) 仕事で経験したことを振り返って成長の糧にできる人、c) 曖昧な事柄にもうろたえず、自ら問題点を発見して解決しようとする人でしょうか。実は、下期方針にこれらのエッセンスを入れているのですが、この3つを実践できる方はどこでも通用できる方かなとも思いますし、同時にうちの会社はこれを実践できる環境があるのではないかなと思います。
Nintのおすすめは、二つありまして、EC業界のあらゆるジャンルを俯瞰的に眺められてしまうというデータの世界に触れられるということ。データを使ってあらゆる業界の方と会話ができてしまいます。一部のジャンルのデータや、自社だけのデータには世の中の多くの人が触れていると思いますが、モール内のみならず、モール横断で俯瞰的かつ商品単位でのデータに触れられる環境は、データが好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
もう一つは、業績だけでなく、Valueに基づいた評価がなされる点もよいと思っています。我々のMission, Visionを目指して、Valueに基づいた適切な行動を行えば、中長期的に成果(=業績)がついてくると考えています。しかし、短期的な業績の評価だけでは、こういった中長期のValueに基づいた取り組みを過小評価してしまうことになります。加えて、業績だけの評価では、短期的な業績を過大評価してしまう可能性があります。ですので、会社の存在理由や持続的な中長期の成長の為には両方必要なのです。
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休日は完全に頭がオフになるように、地元の整骨院⇒本屋⇒カフェというコースがルーティーンだという今田さん。ご自身が子供のころに熱中されたサッカーを最近お子さんが始めたということで日々一緒に練習しているそうです。Nintでは、今田さんのように、常に現状に満足せず、謙虚に、新たなチャレンジに貪欲な方を募集しています!