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溶接工を辞めて東京に来たら、会社が倒産してフリーランスに。人生の荒波を乗り越えてきたクリエイターの話。

ニジボックスには、さまざまなバックボーンを持つ個性あふれるメンバーがいっぱい。そんな一人ひとりの魅力、モノづくりへの信念などをピックアップしてお届けするインタビュー企画!第5回目は、クリエイティブ室室長の齊藤さんです。ニジボックスに入社するまでの意外な経歴から始まり、メンバー思いの齊藤さんがマネジメントについてどのように考えているのかをお聞きしました。ニジボックスに興味を持つ方へのメッセージもいただきましたので、ぜひ最後までお楽しみください!

町工場の退職、会社の倒産、リーマンショックを乗り越えてニジボックスへ

——齊藤さんがニジボックスに入社するまでに、どんな道のりを歩んできたのかを教えてください。

子どもの頃から何かを作ったり、絵を描いたりすることが好きでした。でも、学校を卒業した直後は、今とは全く関係のない仕事をしていたんです。地元の千葉の高校を卒業してからすぐは、小さな町工場で溶接工として働いていました。何に使うのかわからない大きな鉄の部品をクレーンで吊ったり、それを溶接したり。お昼休みはおいしくない仕出し弁当を食べて、仲間と花札をして。もうね、某ザワザワする漫画みたいな世界でしたよ(笑)。そこを1年ほど勤めた後に、東京へと出てきました。

——おっしゃる通り、何だか漫画や映画の世界みたいです!町工場を辞めて、東京へ行こうと思ったのはなぜですか?

工場で働く生活に、ちょっとずつ嫌気がさしていたんですよね。そんな時、高校の同級生が東京にあるデザイン系の専門学校に通っていて、色々な話を聞くうちに興味を持ち始め、同じ学校に1年後輩で入学することを決めました。学科も、彼と同じくCGを勉強する学科に入りました。

——学校を卒業した後は、どんなお仕事に就いたのでしょうか?

イベントやテレビ用のCGアニメーションを作っている都内の会社に就職して、CGキャラクターデザイナー兼アニメーターとして仕事を始めました。でも、その後に会社が倒産してしまい、そのままフリーランスになったんです。26歳くらいの時だったと思います。そのうちにまた、リーマンショックの影響で仕事がどんどん減っていって、もう地元へ帰ろうかなと考え始めました。そんな時に、家の近くの飲み屋さんで知り合った人が立ち上げたクリエイター専門の人材紹介会社から連絡が来て、派遣社員として企業に再就職しました。そうして3社目の会社がニジボックスだったという感じです。人に歴史ありですね(笑)。

仲間を助けることで、困った時に自分も助けてもらえるようになる

——会社の倒産、リーマンショック、フリーランス時代と、いろいろとおありだったんですね。実際に手を動かすプレイヤーから、現在のクリエイティブ室室長というマネジメント側へ移行した時の心境はいかがでしたか?

組織長になるのには、それなりに勇気が入りました。ITやWebの業界は、これだけ技術の移り変わりが激しい世界。次から次へと優秀な若手が出てきます。彼らがやっていることの各論がわからなくなったら、マネジメントができなくなるんじゃないかと。そう考えると結局、クリエイターとして手を動かさなくなること、イコール、組織長としての寿命もカウントダウンを始めるんじゃないかと思いました。

——そのような思いがありながらも、クリエイティブ室の室長という立場を選んだのは、なぜですか?

実を言うと、僕が積極的に「やりたい!」といったわけではなくて、上長から話を持ちかけてもらったことがきっかけでした。先ほどもお話ししたように、現場から離れることに最初は抵抗がありました。でも、経歴も仕事っぷりもあまり褒められたものではなかった僕を評価してくれた会社に対して、恩返ししたいという思いが強かったですね。

——お話を聞いていると、いろいろ大変なこともありながら、順調にキャリアを積まれているという印象です。その秘訣は、何だと思いますか?

秘訣かどうかはわかりませんが、一緒に働く仲間や上長が困っていたら助ける、ということを続けてきたことでしょうか。そうしていると、自然と僕も周りの人から助けてもらえるようになる。今は、クリエイティブ室のメンバーに助けてもらいっぱなしです(笑)。周りの人に助けられてきたおかげで、今の自分があるように思います。

どうすれば、スキルとお給料を上げられるのか。キャリア設計を重視したマネジメント

——クリエイティブ室の室長として、具体的にはどんな業務をされているのでしょうか?

主に、クリエイティブ室メンバーのマネジメント業務を行っています。クリエイティブ室には、リクルートグループの事業会社に常駐するメンバーが半数以上いるので、そういった常駐メンバーに対しては、僕が常駐先のそばへ出向いて定期的に面談をするようにしていますね。

——常駐メンバーに対してマネジメントを行う際に、気をつけていることや心がけていることはありますか?

どうしたらスキルを上げられるのか、どうしたらお給料を上げられるのかといった、今後のキャリア設計を重視してマネジメントするようにしています。どうしても社内にいる社員より目が届きにくくなってしまいがちではあるんですが、リクルートの大規模メディアに携わっていたメンバーが常駐先から戻ってくるとみんな目を見張る成長ぶりで、すごい戦力になって帰ってくるんですよ。

——誰もが知っている大型メディアに携われるということも、メンバーのみなさんにとって一つの自信になりそうですね。

そうですね。普段みなさんが目にすることの多い有名なサービスに携われていることも、彼らのやりがいや自信につながっています。それに加えてリクルートグループの会社は、どこもチームで仕事をしようという意識の強い会社ばかりです。ニジボックスの社員もチームのメンバーとして他の人と変わらない立場で扱ってくれるので、働きやすい環境が実現できています。

リクルートでの大規模案件、スピード感の求められる受託案件、どちらも経験できる

——すばらしい環境ですね、そんな職場でなら働きがいがありそうです!それでは最後に、この記事を読んでくださった方へメッセージをお願いします。

ニジボックスは、従業員を何よりも大切にする会社です。従業員教育の投資には、お金を惜しまないので、常にスキルアップし続けることができます。リクルートグループということもあって、一般的な制作会社と比べて自分の時間も持ちやすい会社ではないでしょうか。自分の時間を有意義に活用しながら、早さが求められる受託案件と、大型メディアに携われる常駐案件、規模もジャンルもさまざまな案件で経験を積むことができる。一つの会社にいながらこれほど幅広く経験できる会社は、なかなかないと思います。ぜひ、クリエイターの方にはニジボックスでいろいろな経験をして、大きく成長していってほしいです。

(聞き手・執筆:金子摩耶 撮影:小渕良知)

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