フィードバックが成長の源
今回は7つあるネクスタのカルチャーから「リスペクトあるフィードバック」「チーム貢献」の2つにフォーカスした取り組みを紹介します!
「リスペクトあるフィードバック」
フィードバックは、本来お互いを高め合うためにとても大切なアクション。でも実際には、伝えるのも受け取るのも、そう簡単なことではありません。
だからこそネクスタでは、相手を尊重しながら率直に、前向きに意見を伝え合える環境づくりに力を入れています。
「チーム貢献」
それは「自分さえ成果を出せばいい」という考え方ではなく、チームとして成果を出すことを大切にする姿勢です。お互いを理解し、補い合い、支え合うことで、より大きなアウトプットを生み出せる。そんなチームを私たちは目指しています。
この2つの考え方は、信頼関係の上で成立するものです。だから私たちはお互いに信頼を寄せ、意見を交わしながら支え合える環境づくりにつとめています。
今回その具体的な取り組みの一つとして、私たちはオフサイトミーティングを実施しました。業務を離れ、普段とは異なる時間と空間の中で、メンバー同士が改めて向き合い、対話するというものです。
「伝える」「受け取る」という行為を通じて、相互理解と自己理解を深め、組織活性化と個人の成長機会を作り出す。そんな信念のもと、部署ごとに半日の時間をとり「伝え合うこと」を避けず、向き合う場をつくることにしたのです。
360度の評価を伝え合う、オフサイトミーティング
オフサイトミーティング当日は、部署ごとに半日、業務から離れて実施しました。正直、かなりのコストがかかっています。でもオフサイトミーティングにはそれだけの価値があると私たちは考えています。
メインコンテンツは、事前に実施した「360度評価サーベイ」のフィードバックです。サーベイでは、「主体性」「チームワーク」「キャリア」「信頼」の4つの観点から、メンバー同士が互いを5段階で評価。もちろん、自分自身の自己評価も記入します。
当日はその結果が記載された自己分析シートが配布され、自分の評価と他者からの評価、そしてそのギャップが一目でわかるようになっています。
まずはそのシートをもとに、評価が高かった項目・低かった項目・自己評価と他者評価にギャップがあった項目を自分なりに整理。「なぜそうだったのか?」をじっくり振り返り、分析していきます。
その後、数名のグループに分かれて、フィードバックセッションを実施。
このセッションの大きな特徴は、メンバー同士だけでなく、マネージャーやリーダーに対してもフィードバックを行うこと。各自の自己分析を共有し、それに対して「その人の良いところ」をひたすら伝えていく時間からスタートします。
自分では思ってもみなかった強み、普段は言葉にされないような「その人らしさ」が、ポジティブな言葉としてメンバーから次々に届けられます。
その後に「もっとこんな風にしたら良いかも!」という建設的なフィードバックも伝えていきます。
こんな風に、全員が「伝える側」であり「受け取る側」でもある。この双方向性こそが、リスペクトあるフィードバックを「当たり前のもの」に変えていく鍵になります。
オフサイトで何が起きた?メンバーのリアルボイスをお届け!
実際にオフサイトミーティングを通して感じたことをプロダクト企画部のマネージャー・中野靖章さんと、メンバーの松本綾美さんに聞いてみました!
中野靖章さんの場合
2022年4月、ネクスタにPdM/プロダクト企画マネージャーとして参画。メンバー一人ひとりの可能性を信じるその姿勢は、まさに「頼れるリーダー」そのもの!いつも冷静な佇まいは、チームに大きな安心感を抱かせます。
今回のオフサイトミーティングでは、メンバーの皆さんについてどのような発見がありましたか?
はい、普段の1on1だけではなかなか見ることができない、メンバーそれぞれの色々な表情や隠れた一面を垣間見ることができたように感じています。
一人ひとりのことを、より深く理解する大切な機会になったのですね。
本当にそうですね。メンバーのみんなが、日々いかに丁寧にお仕事に取り組んでいるか、そして、心の中でどんな課題を感じているのかということが、じんわりと伝わってきました。
今回の気づきは、これからどんな風に活かしていけそうですか?
その人が一番「自分らしく輝ける」お仕事をお願いしたり、「こんなことにも挑戦してみない?」と一緒に新しい目標を見つけたりすることが、もっとスムーズにできるようになるなと感じています。
メンバーのみんなも、他の人からの温かい言葉を聞くことで、「私って、こんな素敵なところがあったんだ!」と新しい自分を発見して、もっともっと自分の力を伸び伸びと発揮できるようになるんじゃないでしょうか。
マネジメントの面でも、何か変化がありそうですね。
一人ひとりの得意なことや大切にしていることがよりはっきり見えてきたので、私も自然とみんなの力を引き出しやすくなったように感じています。
今回のミーティングは、お互いのことをもっとよく知って、一緒に成長していくための、本当にいい時間になりました。
松本綾美さんの場合
以前は化粧品メーカーの研究所で処方開発や情報管理で活躍されていた松本さん。その穏やかな印象とは裏腹に、胸の内には「仕事を通して社会に貢献し、自分自身も絶えず進化し続けたい!」という情熱を秘めています!
今回のオフサイトミーティングはどんな気づきがあったのでしょうか?
これはもともとの私の性格もあるんですけど、メンバーからは「話し方が丁寧すぎて真意が伝わりにくいことがあるかも」と教えてもらいました。
相手を気遣う気持ちがかえって会話の意図を不明瞭にしてしまっていたみたいで、ハッとしました。これからは、もう少しストレートに、分かりやすくお話しできるように気をつけたいと思っています。
なるほど。逆に、嬉しかったフィードバックはありましたか?
はい!実は私は、業務のスピード感という点にはあまり自信がなかったのですが、上長である中野さんから「松本さんの丁寧さをいかす働き方をして欲しい」という言葉をかけていただきました。
私の課題でもある「慎重すぎる」という特性を強みとして捉え、いかにチームに貢献できるかを考えてもらえているのだと、安心感をおぼえました 。
他のメンバーや上司の方へのフィードバックで、印象的だったことはありますか?
上長である中野さんへ、メンバーから「仕事に対する想いをもっと深く知りたいです」という声があったんです。すると中野さんはすぐにご自身の考えを話してくださいました。中野さんが仕事にかける熱い思いや展望を聞くことができました。
今回のミーティングは、松本さんにとってどんな意味がありましたか?
この360度評価のような機会を通して、メンバーと今まで以上に深く分かり合えた気がします。これからはいただいた言葉一つひとつを糧にして、さらに成長していきたいです。
リスペクトあるフィードバックをカルチャーに
今回の取り組みはあくまできっかけにすぎません。私たちが本当に目指しているのは、リスペクトあるフィードバックが日常のなかで自然に交わされている状態です。
「評価する」「評価される」という関係ではなく、信頼し合って率直に向き合う。そして フィードバックを受けることで、自分の強みや弱みに気づき、本来の力を発揮できるようになる。
さらに、お互いを理解し、支え合いながら成長していくことができれば、結果として組織全体のパワーも大きくなる。私たちはそう信じています。
こんな風に、これからもネクスタではメンバー同士が支え合い、高め合えるカルチャーをどんどん育てていきます!