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製造業の複雑・煩雑・難解な業務を紐解き、新しいスタンダートを創っていく
導入コンサルティング部 部長
松山 岳史
ネクスタの各ポジションにおける、ミッション、課題を紹介する「仕事を知る」シリーズ。今回取り上げるのは、顧客の業務課題に向き合う導入コンサルティング部。
部長の松山 岳史さんにお話をうかがいました。
ーまずはネクスタにおける導入コンサルティング部(以下:導入コンサル部)の位置づけを教えてください。
導入コンサル部の業務は、セールスから顧客を引き継ぎ、スマートFのトライアルをスタートさせるところから始まります。
多くの顧客は「システムを導入することで、アナログかつ複雑で属人的な現状の業務を整理し、生産効率を上げたい」と考えていらっしゃいます。
そのような現状の運用を根本から整理し、新たなフローを組みなおしつつ、スマートFを現場に落とし込んでいきます。
同時進行で、顧客が抱える課題を解決するためには、約300あるスマートFの設定をどのようにかけ合わせていくかという要件定義を行います。
スマートFは今成長の真っ只中にあるプロダクトなので、現段階でまだ備わっていない機能を顧客から求められることもあります。そこで導入コンサル部が顧客のニーズを開発サイドにアップしていくことで、プロダクトを「育て上げる」役割の一端も担います。
顧客のスマートF運用が軌道に乗ると「トライアル」が「顧客本稼働」のフェーズに移行します。この時点で当該の顧客は導入コンサル部の手が離れ、カスタマーサクセスへと引き継がれます。
ー導入コンサル部の体制と具体的な業務を教えてください。
導入コンサル部は「コンサルタント」「オンボーディング担当(以下:オンボ)」「進行アシスタント」「設定アシスタント」の4つのポジションで構成されます。
スマートFのトライアル導入が決定した顧客に対し、コンサル、オンボ、アシスタントらでひとつのチームをつくり、半年から1年の間、伴走支援を進めていきます。
まずコンサルタントが顧客から現在の業務における課題を詳しく聞きとります。場合によっては現場まで足を運び、目で見て現場の状況を把握することもあります。そうして得た情報をもとに、今顧客が抱えている課題の本質を探っていきます。
その上で、スマートFを使った新たな業務フローを組みなおし、改善提案を行います。
このタイミングで設定アシスタントが、顧客のマスタデータや書類・帳票類をスマートFの仕様に則った形式に整理し、システムに落とし込みます。
次に、設定されたスマートFを顧客が実際に動かしていきます。その経過で発生した課題に対応しながら、現場にスマートFを順応させていくのがオンボの役割です。
この一連の流れをスムーズに行うべく、進行アシスタントが機器の受発注や支払い期限の管理、 顧客との種々の連絡を行っています。
現在は、顧客の要望に対して最適な提案を行うことがこの部署の主なミッションです。次の段階としてしかし今後は、顧客自身が自覚できていない潜在的な課題を掘り起こすという、積極的なアクションにも踏み込んで起こしていきます。
ーネクスタのコンサル業務の特徴を教えてください。
一番の特徴は、徹底した「現場目線」での改善提案です。
製造業の現場の運用は百社百様といっても過言ではありません。
現場によっては、さまざまな要因により「あえてアナログで残すべき作業」も存在します。その点スマートFでは、必要な機能だけを選び取ることが可能なので、そのような現場事情に柔軟に対応できます。
ネクスタのコンサルはそんな現場の運用の一つひとつを丁寧にひも解き、理解したうえで、顧客にとって最も良い運用方法を導き出すという、現場目線のコンサルティングを行っていきます。
より効率的に多くの顧客にサービスを提供するため、コンサルティングスタイルを確立させていくことも目下の課題です。
顧客から得た情報を整理し、システムのセッティングに反映。 それを再度顧客の現場に落とし込む。その上でユーザーにとって理解しづらいポイントを抽出して解決に導く。この一連の流れをスキームに乗せるという取り組みも行っています。
また、ネクスタでは顧客ごとの個別カスタマイズは行っておらず、新しく開発された機能は、すべてスマートFに新機能として追加されていきます。顧客からの要望を開発につなげていく業務を通し、スマートFという一つのサービスを育てていく面白さを感じていただけるはずです。
ー得られるスキルや、業務の魅力を教えてください。
まず、コンサルタントとして、課題の本質を探り当てて改善に導くという能力が鍛えられます。
ネクスタでは1人のコンサルタントが、一度に10件ほどの顧客を受けもちます。その一件一件に深く向き合っていく必要があるので、想像以上のスピードで、システム理解やデータ読解力、製造業の知識、コンサルティング能力が身につくはずです。
また、この業務には「スケジュール通りに顧客を本稼働まで導く」という、プロジェクトマネジメントの側面もあります。ただ業務をこなすだけでなく、顧客とコミュニケーションをはかり、信用を獲得しながら進めていかなくてはなりません。
なかなか一筋縄ではいかない事も多いですが、多方面で活躍できるコンサルティングスキルと、プロジェクトマネージャーとしての能力を獲得でき能力 スキルをが獲得できます。
ー入社後のフォローアップ体制についてお聞かせください。
入社後はまず、スマートFというシステムの機能について学んでいただきます。それと同時に、ロット管理や生産指示といった、製造業の生産管理における基本的な工程や用語、概念に触れてもらいます。
具体的には「架空のレストランにおける材料仕入れ・製造・配膳・売上のフローを実際にスマートF上を操作しながら再現していく」という、シミュレーション方式の実践課題を用意しています。
また、定期的に勉強会も開催しています。製造業出身のメンバーもおり、経験者の生の声を聞いて、製造業に対する理解を深めることができます。
ネクスタはチームで成果をあげていくことを重視しているので、競争意識をもってガツガツと上り詰めていくような雰囲気ではありません。むしろ会話が多く、質問もしやすい土壌です。
製造業の未経験の方でも活躍していただける体制が整っているので、およそ半年を目処に1人で顧客を担当できるようになると思います。
ー求める人物像について教えてください。
過去の業務経験でいうと、大きく3つの経験が挙げられます。
1つは、 数ヶ月にわたる中長期案件のクライアントワークを経験されてきた方。 SaaSにおけるカスタマーサクセスや、リレーション構築が求められる法人営業などで、顧客の課題解決に寄り添ってきた方が該当するかと思います。
2つ目が、製造業の生産管理や購買といった、データおよび品物の流れを統括管理していた経験がある方。いわゆる、生産管理の実務経験者です。
3つ目が、IT関連の開発におけるPM的な経験をもっている方です。具体的には、顧客から受けた要件を開発部に伝え、完成したシステムを納入するという業務を指します。
これらのいずれかの条件に加えて、何よりも好奇心がある方を求めています。
コンサルとしてひとり立ちするまでには、製造業への理解を深めるだけでなく、スマートFの膨大な機能を知り、それらの機能を組み合わせ、応用していくという大きな壁があります。この壁を乗り越えるには「好奇心」が欠かせません。
ー求職者に向けて一言
未経験の方へのサポート体制は整っているので、「わからない」ことへの不安を感じていただく必要はありません。積極的に成長していきたい、吸収していきたいという前のめりな方に対しては、手を挙げていただければどんどん案件を任せていきます。
子育てと仕事を両立しているメンバーもいます。就業スタイルについては柔軟に調整できるので、自分が働きたい範囲の中で力を発揮してもらうことも可能です。
働くメンバーの「こうありたい」「こうなりたい」という「Will」にしっかり応えていけるよう、私たち経営陣も努めていきます。