知識や経験の不足を感じて、前向きにキャリアを築いていくことができない──。それでも勇気を出して意思決定すれば、充実したキャリアを送ることができるはず。
Nateeで営業職を務める湯田は、ファーストキャリアとして地方銀行に就職。20代の頃に上京し、憧れだったエンタメの世界に飛び込みました。たくさんの経験を積み、現在はNateeでクライアントの課題解決に奮闘しています。
「私にとってワークライフバランスとは、仕事もプライベートも全力であること」と言い切る湯田は、実は社会人大学院生としての顔を持っています。そんな湯田に、キャリア選択の経緯やNateeでの仕事のやりがい、将来の目標について聞きました。
▼プロフィール:湯田 紗千(ゆだ さち)
地元・福島の地方銀行に就職し、その後クチコミマーケティング企業の株式会社アイズを経て、動画クリエイター事務所UUUM株式会社に転職しタイアップ動画の制作進行とグッズ・ブランド制作に携わる。2025年にNateeに営業職としてジョイン。現在はNatee勤務と並行して社会人大学院に通い、経営学を専攻している。
もう一度、ゼロから歴史をつくる環境で挑戦したい
━━湯田さんはNateeに入社する前、どんなキャリアを歩んできたのでしょうか?
卒業してすぐ、地元の地方銀行で社会人としてのキャリアをスタートしました。窓口業務で様々な世代や職業の方とお話する機会があり、とても楽しかったです。非常に“堅い”職場でしたが(笑)、社会人としての基礎を学べた時間だったと思います。
その後上京し、当時ベンチャーだった口コミマーケティング企業のアイズを経て、動画クリエイター事務所のUUUMで勤務しました。10代のときからニコニコ動画やYouTubeから元気をもらっていたので、大好きだったエンタメの仕事に関われたことは純粋に嬉しかったです。
━━特に充実した経験やエピソードがあれば教えてください。
UUUMが創業4年目を迎えたタイミングで入社したのですが、そこでディレクション部署の立ち上げを経験したことが印象に残っています。
当時は企業も急成長を遂げていたタイミング。営業担当者がクライアントに関わる全ての業務を担うなど、体制に課題を感じる部分もありました。そのような状況のなか、上司や仲間たちと協力して役割や専門性に応じて分業化を図ったことで、組織のさらなる成長が実現できたと思います。
それ以外にも、ブランドやアーティストのグッズ制作に携わったりと、様々な経験を積むことができました。事業と私自身の成長が重なった、とても充実した期間でしたね。
━━前職での仕事も充実している中、なぜ転職することにしたのでしょうか?
前職も充実していたのですが、年齢を重ねるたび少しずつ将来について考えることが増えていたんです。ビジネスパーソンとして、再現性のある仕事をし続けることが重要だと感じ始め、これまでの経験を活かしながら仕組み化し、組織全体の力として再構築できるような環境で、さらに自分を成長させたいという思いが募っていました。
そんな中、まさにビジネス領域で、ゼロから新しい価値や歴史をともに築こうとしているNateeと出会いました。
━━そのなかでNateeへの入社を決めた理由を教えてください。
Nateeは前職と比べると事業規模は小さかったのですが、大手企業も含め直接の取引が多く驚きました。社員一人ひとりが新しいことに取り組み、歴史をつくろうとしている。そんな姿をかっこいいと感じ、徐々に惹かれていったんです。
また面談の場で対応してくれたNateeの皆さんが、自分のことだけでなく、経営陣やメンバーの強みと弱みを率直に話していたのも良いなと思いましたね。一人ひとりが自分らしく振る舞える環境だからこそ、「挑戦→失敗→行動→学び」のサイクルが実現できる。チャレンジを奨励するカルチャーのもと自分も働きたいと考え、Nateeへの入社を決めました。
━━実際に入社してみて、Nateeのカルチャーやメンバーの雰囲気などについてどう感じていますか?
想像していた以上に、「人類をタレントに」というミッションが浸透しているのを感じました。全員が「ひと」の個性と才能を強く信じているからこそ、クリエイターやクライアントとチームになって仕事ができているのではないでしょうか。
また、たとえ言いにくいことがあっても、諦めずに対話しようとする文化も特長のひとつです。社員同士が、お互いの個性と才能を引き出し合っているカルチャーだなと実感します。
失敗事例も敢えてを共有し、腹を割ってクライアントと話す
━━現在の湯田さんの役割、業務内容について教えてください。
プラットフォームやクライアントの営業窓口として、美容や金融、通信、食品といった多岐にわたる業界のプロジェクトを担当しています。
営業職としてお客さまのニーズを深く理解し、その業界の市場動向を踏まえた上で、クリエイター施策を絡めた企画の立案から提案、そして施策の進行管理、効果検証までを一貫して担当しています。いち代理店でなく、企画提案から成果創出までを担うベストパートナーとして貢献できることを目指しています。
━━幅広い領域のクライアントに対応するのは大変ではないですか?
確かに大変なこともありますが、様々な業界の市場や状況を知ることができるのは楽しくもあります。普段から幅広い領域をキャッチアップしているからこそ、他業界の情報も踏まえた施策をクライアントに提案することもできます。
━━クライアントや取引先とのコミュニケーションで大切にしていることは何ですか?
私は人とのコミュニケーションは「Give」が最も大切だと思っています。信頼を得たければ見返りは求めず、とにかく「Give」の精神で。これからもクライアントの良い成果につながるような「Give」を意識して仕事に取り組んでいきます!
━━Nateeで成長を感じたエピソードがあれば教えてください。
クライアントと腹を割って話したことで、両社にとって納得いくクリエイティブをつくれたことです。実はこのとき、Nateeであまり成果につながらなかった事例も正直にお伝えしました。“ネガティブ”と捉えられるリスクもあったのですが、ラーニングとして課題を共有し、ともに改善策を模索するプロセスを経て、より良いアウトプットになりました。
フィーをいただいている以上、クライアントに“モヤモヤ”した気持ちが残らないよう努めなければいけないと考えているので、改善施策も好調でクライアントに喜んでもらえたことは、信頼関係構築の重要性を改めて感じた瞬間でした。
知らないことを知れる楽しさは、仕事だけでなくプライベートでも
━━湯田さんはNateeでの仕事と並行して、大学院にも通っているんですよね。
大学院では経営学を専攻しており、事業構想をテーマに「どのように新しい価値を創造するか」を実践形式で学んでいます。ビジネスモデルやマーケティング戦略を具体的に立案する必要があるのですが、どれも実務に直結した内容で面白いです。
仕事と大学院の両立は難しさも当然ありますが、楽しい気持ちの方が大きいですね。私は知らないことを知れるのが好きなので、仕事や大学院での学びにいつもワクワクしています。
━━そもそもなぜ、大学院に通おうと思ったんですか?
「40歳でどんな自分になっていたいか/どんなスキルを獲得していたいか」を逆算で考えたときに、アカデミックな学びが不可欠だと感じたんです。これまでのキャリアでは、目の前の仕事に向き合い続けてきましたが、その過程を構造的に理解するためにも、大学院に通うのが最適だと思いました。
━━「知らないことを知れる楽しさ」が、湯田さんの原動力になっているように感じます。
そうですね。特に、人とのつながりで得られることは本当に多いです。社内外を問わず、コミュニケーションの時間は大切にしています。相手が大切にしていることや、仕事への思いを聞くことで、その人にしかない面白いものを生み出せる。そんなきっかけに私自身がなりたいと思います。
プロのマーケター目指し、みんなが協働し合う未来をつくりたい
━━湯田さんの今後の目標について教えてください。
私は将来独立を考えているとか、経営者になりたいとか、そういった目標はありません。誰かと何かをつくっている時間が好きなので、これからもそんな場づくりに貢献できたら良いなと思います。
私が40歳になる頃には、ますます日本は人口減少が進んでいると思います。私は、それを「チャンス」と捉えていきたいと思っています。なぜなら人が少なくなるからこそ、個人と個人のつながりや、職場・地域といったコミュニティの価値がより一層高まると考えているからです。
そんな未来のために、私もみんなが気持ちよく生きられるような場づくりに貢献したいし、その中で面白いものをつくっていきたいですね。
━━そのために、どのようなスキルが必要ですか?
キャリアとしては、プロのマーケターになるための知識やスキルが必要だと考えています。
私は、北の達人コーポレーションの木下勝寿さんが提唱する「マーケティングは“戦いの道具”ではなく“戦いをなくす道具”であり、奪うのではなく創る」という考え方がとても好きなんです。
プロのマーケターを目指して、色々な場所で良い関係性をつくっていくこと、企業同士の橋渡し的な存在になることが私のミッションだと考えています。
例えば、前職のUUUMとNateeは厳密には事業領域で競合する部分もありますが、それぞれに強みがあるわけで、適材適所で補い合える座組をつくることができれば、業界全体を盛り上げる協業も可能だと思っています。そんなチャレンジもこれからしていきたいですね。
━━Nateeは現在、採用活動を強化中です。転職を検討されている方にメッセージをお願いします。
私は人生において「楽しい」を最優先にするタイプです(笑)。そんな私のワークライフバランスの定義は、仕事も勉強もプライベートも全力で楽しむこと。もちろん人によって考え方や価値観は様々あると思います。
周りからは「ポジティブ」といわれる私ですが、自分に自信があるわけではありません。過去に体調を崩したりして、立ち止まった経験もあります。それでも、等身大の自分の個性を大切にして生きたいと強く思っています。Nateeは挑戦も失敗も認めてくれるカルチャーがあるので、一緒に楽しく仕事をつくっていきましょう!