秋田県

地域の交通を共に創る！東成瀬村の未来の交通を話し合う講義・ワークショップを実施！

中野美和, 佐々木純一 and 1 others

マーケター, コンサルタント

中野美和

東成瀬テックソリューションズ株式会社 / マーケター

佐々木純一

東成瀬テックソリューションズ株式会社 / コンサルタント

Tomoya Yamazaki

東成瀬テックソリューションズ株式会社 / メンバー

on 2024-11-26

こんにちは、なるテック広報部の中野です。

今回は11月18日（月）に行われた「東成瀬の未来の交通と移動について考える会」第3回目の講義の様子を紹介します。

当講義は、国土交通省が進める取り組み「共創モデル実証プロジェクト」のひとつである「人材育成事業※」の支援制度を活用し運営されました。※共創の取組の促進・普及に向け、地域における交通やまちづくりに取り組む人材の育成に関する仕組みの構築や運営を行う事業を支援する取り組み

当講義・ワークショップの目的は秋田県東成瀬村の交通をよりよくするために、来場者の皆様の意見を聞き、よりよいアイデアや方法を考えることです。

10月下旬に実施された簡易実証のデータをもとに施策検討や、当講義の内容を踏まえ、第1回ワークショップで話し合った内容について意見をまとめました。

講義の内容について
自治体と連携して行う事業の取り組みについて

当日の様子について紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください♪

第1回目講義の記事も合わせてご覧ください↓↓
https://www.wantedly.com/companies/narutech/post_articles/931172

テーマは「自分たちで作りあげる交通」

「東成瀬の未来の交通と移動について考える会」は全3回で行われた講義のことです。講義では地域公共交通に関する講師をお招きし、東成瀬村における今後の交通手段のあり方について学びました。

参加者との話し合いで進めるワークショップは、具体的な施策を考える時間として、思いついたアイデアをふせんにまとめていきます。

便利で暮らしやすい地域を思い描き、住民と一体となって行われた講義は以下のようなプログラムで実施されました。

開催趣旨説明・背景
秋田大学の教授からの講義
ワークショップ（前半）
ワークショップ（後半）

「東成瀬の未来の交通と移動について考える会」　会場の様子

会場には20代~80代まで幅広い年齢層の方にご参加いただき、ワークショップでは理解を深めながら討論が交わされる姿が見受けられました。

過疎地域の交通が抱える課題

日本では少子高齢化が進み、なるテックのある秋田県東成瀬村では人口減少も著しく進んでいます。村内の移動手段は路線バスのみが運行している状態で、本数や運行時間には制約がある状態です。

主に通学・通院・買い物は自家用車の利用に頼らざるを得ず、自家用車がない高齢者や学生の移動手段が限定されています。さらに、移動が制約されることで買い物や通院が困難になり、地域経済や生活の質にも影響が出ています。また、新しい移動手段（ライドシェアや電動モビリティ）を導入しても周知不足や使い方の難しさが利用を妨げる課題に。これらを解決するためには、多様な交通手段を組み合わせた柔軟な仕組みが求められます。

東成瀬村の地域公共交通のあるべき姿として、自家用車の利用に加え新しい移動手段を導入し、村内外に交通ネットワークを構築するしていく必要があると考えました。村の周辺地域まで考えた移動の理想と現実についてワークショップを通して、意見を出し合いました。