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【地方×IT】第5回成果報告会を開催!

こんにちは、中野です。

今回は2月28日(水)に開催した第5回成果報告会について紹介します。

成果報告会とは東成瀬村の方やいつもお世話になっている方に、
なるテックが行っている業務や成果を伝え説明責任を果たし、理解して応援してもらう会のことです。

「なるテックの成果報告会の様子は?」
「具体的な事業や活動内容とは?」

成果報告会のコンテンツ内容や概要についてお伝えしますので、是非ご覧ください♪

成果報告会のコンテンツ

2月28日(水)に、なるテックの第5回成果報告会を開催しました。
今回は来場されたお客様を交えてワークショップをメインとした、コンテンツを実施。

村の課題に対して考え、アイデアを出し合うことができました。
成果報告会のコンテンツは以下の通りです。

  • 村長挨拶
  • 会社概要説明
  • ワークショップ
  • メンバースピーチ
  • 代表取締役挨拶

一つずつ紹介していきます。

村長挨拶

なるテック創設の経緯と今後の展望についてお話していただきました。

なるテックは設立から現在までに54名に増員しました。社員は、東成瀬村の地域おこし協力隊です。
地域おこし協力隊は東京一極集中を解消し、地方に人の流れを作るために総務省が推進している事業です。

東成瀬村では少子高齢化に伴う人口減少が進み、さまざまな課題が浮き彫りに。
仕事を支える担い手がいない現状に対して、テクノロジーの力で省力化や生産性を高めることが可能ではないかと期待を寄せます。

地方創生のゴールとして、地域に根ざした企業として成長し定住できる環境を理想としています。若者が定住できる東成瀬村を作り上げていくことに尽力する旨を述べられていました。

会社概要説明

当社の会社概要説明は、あっくんから自身の見解を交えながら、下記の内容に沿って説明を行いました。

  • 「なぜ地方創生なのか?」
  • 「なぜ東成瀬村なのか?」
  • 「なぜなるテックなのか?」

その内容について紹介します。

「なぜ地方創生なのか?」

東京一極集中では複数の課題を抱えます。

  • 子育てしにくい
  • 高額な住宅
  • 災害時のリスク

さらにワーキングプアも深刻化しており、若者が経済的・精神的な不足感を抱えます。
フルタイム働くも月給は約20万円。やりがいや好きな仕事ではなく「このまま続けていいのだろうか?」と不安な気持ちを抱えながら働き続けている人も多く見受けられます。

当初あっくんも同じような気持ちを抱え、「よりよい自分を生きるためには?」と考えた時に出会ったのが地方創生でした。


「なぜ東成瀬村なのか?」

東成瀬村にある、なるテックの魅力は以下の3つに分類できます。

  • 仕事
  • 自然

少子高齢化による人口減少が引き起こす複数の課題を抱える東成瀬村。
過疎地域で課題を見つけ、事業を作り出し、地域の課題を解決していく主体的な仕事を実現できます。
さらになるテックではITスキルを身に付けることが可能です。
課題改善プロジェクトでは、村や役場と連携しながら進めていきます。やりがいを感じながら東成瀬村で充実して過ごしていけます。

東成瀬村には自然の魅力が多く、スキー場まで車で数分程度で着くことは一つのメリットです。さらに美しい星空が一面に広がります。都心ではアウトドアや娯楽には費用がかさみ生活費の負担となります。

地域でのコミュニティが密接で、人との繋がりを感じられます。イベントが豊富に開催されます。日常生活を気にかけてくれる方も多いです。
しかし、村では急速な少子高齢化、人口減少、地域課題を抱えます。
なるテックの活動は強い危機感やリーダーシップを持った、村の方や役場の方の協力のもとに行われており、通常であれば数年かかる第三セクター方式のなるテックの設立も、半年で実現しました。


「なぜなるテックなのか?」

なるテックには以下の魅力があります。

  • 官民一体でのプロジェクト推進
  • 課題先進地域で磨かれたサービス
  • 高度なスキル人材

さらに強みは他職種から転職しITスキルを持っていない未経験からのチャレンジであり、豪雪地帯への移住と転職を決意した芯のあるメンバーが多いことです。

現在なるテックでは2領域を展開しています。

  • 技術支援事業
    企業に対してITを用いて課題を解決する事業
  • スマートビレッジ事業
    村の課題から事業を立ち上げる

今後は2026年9月末までに年商10億、メンバー数150名、グループ数を3社設立し、
2031年9月末までに年商100億、メンバー数1000人、グループ数を10社までに伸ばしていきます。

成果報告

「いま何をしているのか」「今後どのような活動をしていくのか」について各プロジェクト担当者から説明を行いました。なるテックでは下記のプロジェクトが進んでいます。今後の展望も合わせて紹介します。

採用プロセス改善:あいちゃん

少子高齢化や人口減少が進む中で働き手の変化や、企業の立場について伝えました。
しかし、なるテックは特別豪雪地帯で少子高齢化が進む過疎地域でも人材の確保に成功しています。

人口2400人の村でも2年間で約50名の移住・採用に成功しており、4月には10名の採用も決定しています。過疎地域でも採用・育成を実現したノウハウを活かして課題の解決をします。

今年の12月までに新規の顧客10社の獲得、3年後には年間売り上げを3億円に伸ばしていく予定です。


業務改善:あっくん

企業のDX、デジタル化を推進します。
今ある業務の30%~50%はなくてもいい業務だと言われています。

「アナログな業務が続いている」
「紙業務がなかなかなくならない」
「データの利活用の仕方がわからない」

直接現場に向かい、課題の棚卸しから実施。
「ITの導入が必要か?」という課題からも企業様と伴走して一緒に解決を行います。

AGRI:元さん

東成瀬村の農産物の付加価値の向上と農作業の効率化を行います。
以下は現状進めている事業です。

  • あきたこまちを海外に販売する
  • ふるさと納税を使って村の米を購入していただく
  • はちみつを生産する
  • 村のお米を使ってお酒を作る

ふるさと納税1億円の売り上げの実現に取り組みます。

スキンケア事業:かずにゃん

村の温泉水を使ったオールインワンスキンケア「akaulu」の立ち上げを担当しています。
今年の4月にクラウドファンディングの実施。今年9月を目途に一般販売を行います。


ICT拠点整備:やまやん

村では生活必需サービスが整備しずらいため、この事業を実施しています。
今年の1月には講義・ワークショップを開催しました。
ワークショップでの意見をもとに、基本構想をまとめているのが現状です。

来年までに交通のモビリティハブを整備するために動いている途中であり、
村で暮らしやすいよう、ICT拠点整備を進めています。


学校教育支援:おだっち

学校教育支援

学校の授業だけでは、子どもたちの将来に必要な能力やスキルを教える環境が不足している現状があります。
目標としては2026年秋田県内支援校40校まで実施。
現在は東成瀬小学校・中学校、保育園の支援を行っています。

プログラミング教室

この事業は学校の先生の部活動による業務負荷が大きいところから生まれました。小学校・中学校を対象に実施しています。2026年までに受講人数90名を目標としています。初年度(現在)は受講者7名で実施しています。

デジタルリテラシー講座

住民の方がデジタルデバイスの使い方がわからない、セキュリティが不安、これらを支援する人が村にいない課題を解決するための取り組みです。

  • 住民の方のデジタルリテラシーの向上
  • デジタルデバイスの使い方講座
  • スマホの使い方・セキュリティの支援

2026年までに8自治体、46回を想定しています。現在は東成瀬村のみ、12回を想定しています。


障害者福祉支援:ぐみちゃん

東成瀬村には障害を抱える人が100名以上います。しかし、就労を支援する場所がありません。
就労内容も箱の組み立て、シール張りなどの単純作業が多く、働き方の選択が少ない状態です。

障害の有無に関わらずITスキルを身に付け、仕事に活かしていくことで、一人でも仕事の選択肢や人生の選択肢を増やしたいと考えています。

東成瀬村子ども~高齢者、社会的なハンデを持った方にワクワクして暮らし続けられるような地域づくりを目指します。


DX研修:プーさん

少子高齢化であり、人口減少により人がいないならとれる手段は2つです。

  • 人を増やす
  • 人がいなくても運用できる仕組みを作る

「DXは難しい」などの心理的なハードルをさげるために実施します。今年の1月に初めて東成瀬村で実施し、その後秋田市でも開催しました。また4月または5月に新しいサービスの実施を検討しています。

東成瀬村含め、秋田県内の効率化したい企業の支援、活性化を目指します。

ワークショップ

今回のワークショップは村民の方との信頼関係を築き、東成瀬村の課題に対して全員が当事者意識を持つために実施されました。

テーマは「ITで東成瀬村を豊かにする」

東成瀬村の課題解決に関する具体的な意見やアイデアをまとめるために、1グループ6名ほどで意見を出し合いました。話し合ったテーマは以下の通りです。

  • どんな課題があるか
  • なぜ解決したいか
  • 理想の姿はなにか
  • 実現するためのアイデア

少子高齢化、交通手段の不足、飲食店がほしい、病院などがない…などの過疎地域が抱える課題が浮き彫りになりました。

メンバースピーチ

成果報告会の注目コンテンツであるメンバースピーチ。なるテックの中から5名選出され「どんな思いをもって村に移住してきたのか」「今後どのようになりたいのか」について語りました。

様々な経緯から入社に至ったメンバー。来場者アンケートでも反響がありました。ここではスピーチの概要について紹介します。

①にっしー

強い印象としっかりさを兼ね備えたにっしー。
村のデジタルリテラシー向上施策として格安スマホ事業の事業部長を担当しています。

「ITスキルを身に付けて働きたい」と思った経緯には、「新しい仕事を応援してくれた家族に恩返しがしたい」と感謝を伝えました。

  • 格安スマホ事業
  • 空き家の課題解決

なるテックの財源となり、東成瀬村の方々が豊かになる生活を作っていきたいと話しました。


②ぐみちゃん

成果報告でも障害者福祉支援の概要を説明したぐみちゃん。事業に対する思いや展望を語りました。

以前は病院でソーシャルワーカーとして働いてました。病気をきっかけに身体が不自由になった方の生活の退院後の生活の基盤を整える仕事です。従事する中で「健康なうちにいろいろやっておけばよかった」という言葉を耳にし「私は後悔しない人生を遅れているだろうか??」と考えるきっかけに。

「なるテックであればいろいろできるんじゃないか?」と入社を決意し、事業担当者となった今、やらない理由を考える前に物事を進めることに集中します。人の力を借りるのは怖いが、人の力をかりて進められるようになったとなるテックでの変化を伝えました。

「ワクワクして生きていきたい」「楽しみや人の選択肢を増やしてあげたい」と話し、何歳になっても冒険してきらきらしつづける女性でありたいと締めました。



③らーめん

今回の成果報告会の総責任者でもあるらーめん。
入社してわずか4ヶ月で成果報告会の責任者になりました。

なるテックの入社のきっかけはなるテックの過去の成果報告会です。以前エンジニアやプロジェクトマネージャーなど経験したものの、やりがいを感じず悩んでいたところなるテックの成果報告会があり、参加をきっかけに入社を決意しました。メンバーの主体性やいろいろな魅力を感じたからです。

さらに家族との関係をもとに、人生の目的をはっきりさせて、まわりの人を巻き込んでみんなを豊かにしたいみんなを幸せにしたいと語り、教育課・総務課と連携して、次世代の土壌をつくることを決めてやっていくと話しました。


④かずにゃん

かずにゃんはなるテック創設一人目の社員。純光さんとの繋がりがあり、縁あって入社に至りました。現在はスキンケア事業の立ち上げを行い、個人やメンバーの自己実現の場にしたいと話します。スキンケア事業にかける思いは、過去の経験が強く反映されています。強く生きられる理由の一つにスキンケアを上げ、スキンケアをきっかけに自分が努力すれば変われることに気づき、自分のなりたい姿や変わってくことに実感を感じました。

自ら立ち上げたスキンケア事業によって、ユーザーが内側・外側からきれいになっていくことを実感し、自分が満たされ、まわりも満たされ世界が豊かになっていくことを実現したいと語りました。


⑤あっくん

今回、会社概要説明を担当したあっくん。小さな村に東京や関西からわざわざお越しいただき、恵まれた環境にいると感じると村民の方や来場された方に感謝の思いを伝えました。さらに手紙で思いを伝えた上で、自分自身やなるテックの今後のビジョンについて語りました。

村民の方々、なるテックメンバー、マネージャー、純光さんなどの多くの方の協力を得て、事業を進めています。地方創生のロールモデルを実現すると強く伝えました。


代表取締役挨拶

最後に弊社代表取締役(近藤)から挨拶を行いました。「なるテックメンバーはキラキラしている人が多い」と話し、その理由として下記のようななるテック特有の文化があることです。

  • 文化
    • 褒め合う
    • 目的を設定する
    • 厳しいFBも行う

目的を明確にし、確認し合い、お互いに褒める文化があります。この文化の形成には「若者を豊かにしたい」というビジョンに繋がるからです。

若者が減少していく中で、10年前と比較し精神疾患や精神障害(適応障害やうつ病)を抱える人が2倍に増えました。背景には長時間労働や「今の仕事にやる気を見いだせない」などの思いを抱える人もいます。そこで素質のアプローチを決意し、はっきりと目的意識を持つ若者を育成する

  • 若者がより豊かに働くために必要なこと
    • 仕事のやりがいを見出す
    • 仕事が楽しいと思える
    • 面白いと思えることで成果を残せる
    • 人の役に立つことで精神的に豊かにする

若者を豊かになることで、東成瀬村に集う若者が次々と豊かになり、東成瀬村に豊かさの輪を広げたのちに東成瀬村を地方創生のロールモデルにして、日本全国に豊かな若者を増やすと決意。この熱量は母親のの教えがきっかけになったそうです。純光さんの母親の愛情深い育て方が正しかったことを伝え、体現するために

一人一人が人生を豊かにし、村を豊かにし、日本を元気にしていくのがなるテック。
この大きな成果を生み出すためには、多くの協力のもとに実現すると理解と協力を得ました。

今後ともよろしくお願いいたします。

多くのお客様にご来場いただき、コンテンツの満足度が高い成果報告会となりました。

お客様からは、

  • 「メンバーが輝いていた」
  • 「コンテンツがよかった」
  • 「地域やメンバーの雰囲気を知ることができた」
  • 「メンバーともっと交流できる時間があれば」

などの貴重な意見ををいただきました。

今回遠くからお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。今後とも応援の程よろしくお願い致します。

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