今回は、マイベストでたった一人のUI/UXデザイナーとして活躍されている鈴木さんにインタビューをしてきました。
実は鈴木さん、平日はデザイナーとしてマイベストのユーザー体験を向上させるために奮闘し、週末は現役の住職として働くスーパーマン。二足の草鞋を履く鈴木さんに「お坊さんとUI/UXデザイナー兼業の経緯」から「マイベストに出会うまで」、「マイベストのこれから」などさまざまなお話を伺いました。
きっかけはアフター5に始めたwebの勉強
インタビューに答えてくださる鈴木さん。どことなく包容力が漂います。
ーーお坊さんからwebの世界に飛び込んだ経緯について教えてください。
大学で機械工学を専攻したり、PCを自作したりとITやモノづくりが好きだったんです。身内の不幸から「僕が住職になる!」と決意をして、大学卒業後に1年間修業を積んでお坊さんになりました。自分が住職を務めるお寺はすごく小さいので、普段は近くの寺院にお手伝いとして勤めていたんです。
ある日、そこの住職から「今日は日が暮れたからもう帰っていいよ」と言われました。衝撃でしたね。その時は若かったから素直にアフター5を楽しむこともできなくて、余った時間で興味のあったwebの勉強を始めました。ブログのデザインカスタマイズをしたときに、これならできそうと感じて、webの世界に挑戦しようと決めました。
半年間webデザインの専門学校に通い、基礎からマニアックな点まで学びました。webサイト制作って全部がモノづくりだから自分に合ってるな、と思いました。住職一本でやっていくのは経済的に厳しい部分もあるので、多くの住職がそうであるように僕も兼業を選びました。
ーーどうしてUI/UXデザイナーの道を選んだのですか?
webサイト制作における、企画〜デザイン〜コード実装〜運用。1〜10までほとんどできたのですが、デザインが一番好きだし得意だと感じていたからです。web関係の企業への就職を考えていた当時は29才でしたから、即戦力として採用してもらうにはセールスポイントがあった方が有利だと思いデザイナーになることを決めました。
前職では約4年間、webデザイナーとしてwebサイトの受託制作を担当していました。その後は4年ほど、同社で新規事業の立ち上げに携わりました。常に一人きりのデザイナーとしてアプリ、WEB、紙媒体など目に見える部分はすべて自分の責任範囲と思ってデザインをしていました。
月間1300万UU、マイベストの成長に魅力を感じて
ーーマイベストに入社しようと思ったのはどうしてですか?
マイベストを知ったのは、転職サイトのスカウトがきっかけでした。代表の吉川の話を聞いて、設立から1年程度で、月間1300万ものユーザーが訪れているmybestというサービスの成長にとても驚きました。それと同時に、mybestがこれからどう成長していくのかを考えてわくわくしましたね。
また私自身がモノ、特にデジタルガジェットが好きで、普段からモノ系のジャンルの雑誌を必ずチェックしています。自分が普段から触れている雑誌媒体とマイベストのコンセプトが似ているところも気に入りました。
お仕事中の鈴木さん。カメラを気にすることなく、とても集中されています。
理想のユーザー体験を追求して
ーーマイベストでの仕事について教えてください。
UI/UXデザイナーとして、mybestに訪れたユーザーの体験設計からインターフェースのデザインまで、かなり広い部分を担当しています。
そもそも、どういうニーズのユーザーがmybestに訪れるのか、そしてどういうコンテンツが、どのように見せられていると、そのユーザーの課題が解決できるのか、ということを常に考えてデザインしています。
ーーどのような点にやりがいを感じますか?
mybestがサービスとして次のステップに成長する為の一手を、自分で考えて実行できる点にやりがいを感じています。
代表や開発チームとの距離が近く、自分の考えを代表の吉川や開発チームのメンバーに主体的に提案しながら開発に取り組めるのは本当に楽しいです。
ーーこれからmybestをどんなサービスにしたいですか?
何かモノを選ぶときのデフォルトがmybestになればいいなと思っています。現在、若い人が何かを調べるときに利用するツールはGoogleからInstagramやTwitterへ移行しています。mybestがそういったツールに代わるには、知名度だけでなくコンテンツ量もまだまだ足りない部分ではありますが…。
mybestの魅力は、とても信頼性の高いコンテンツがたくさんあることです。これはコンテンツを制作してくれた人達の積み重ねですが、そうやってユーザーにとって必要な正しい情報を届けていくことが私たちの仕事です。これからも小さくても努力を積み重ねて、ユーザーにとってベストなモノを簡単に見つけられるようにしたいです。
MTG中の鈴木さん(写真=中央)。
良いときも悪いときも、楽しめる人と働きたい
ーーマイベストにジョインして約2ヵ月が経過しますが、雰囲気はいかがですか?
ガツガツしてなくて、協調性があるのでとても良い雰囲気だと思います。若い人や海外籍の社員も多いので、一見カオスのように感じましたけど実際そんなことは全然なくて。人柄なんでしょうね。優しい人が多いように思います。
仕事の環境もとても整っています。これは開発チーム限定なのですが、自分の望むスペックのPCや椅子を準備してくれました。仕事道具に対する投資って、社員に対する投資と同じだと思うので、そういう点からも頑張ろうとやる気になります。
ーーどんな人と一緒に働きたいですか?
webに可能性を感じている人と一緒に働きたいです。というのも、僕はwebに可能性を感じてこの仕事を選んだし、これからもモノを作り続けていきたいと思っています。加えて、自社のプロダクトを心から愛する人。自分はmybestが本当にユーザーを幸せにできていると考えています。この点に共感出来る人と一緒に仕事がしたいですね。
最後に、マイベストの成長も人としての成長も、一緒に楽しめる人。僕のモットーは「生涯現役」。これを実現させるため、ずっと成長していくことが必要だと考えています。
人も会社もサービスもプロダクトも、良いときがあれば悪いときもあるんです。だからその両方を楽しめる人がいいな、と思っています。
歓迎会の様子です。