【現役社員の職務経歴書】【未経験・内定0】マンガ好きなだけだった新人編集が、ヒット作を出すまで
「新卒の就活では、内定は1つもありませんでした。」
そう話すのは、出版事業部 第二編集部でマンガ編集を担当するNさん。
現在は複数の連載を担当し、累計DL10万部を超える作品も手がけています。
ですが、スタートは決して順調ではありませんでした。
■ 学生時代:特別な実績はなかった
Nさんは慶應義塾大学 総合政策学部(SFC)出身。
「飲んで、麻雀して、遊んで。本当に普通の大学生でした。」
将来やりたいことも明確ではなかったと言います。
■ 就活で気づいた“好き”
就活当初は安定や年収重視。
ただ、選考を重ねる中で疑問が浮かびました。
「このまま好きなこともせずに40年働くのって、面白いのかな?」
唯一続いていた“好き”がありました。
マンガです。
3歳から読み続けてきたものだけは変わらなかった。
出版社・編集職に絞って挑戦。
結果は——内定0。
大手出版社の最終選考まで進むも、不採用でした。
■ 株式会社MUGENUPとの出会い
2021年1月頃、株式会社MUGENUPの採用広告を見つけます。
当時、青年向け編集部は立ち上げ準備段階。
未経験の新卒・第二新卒枠は狭く、選考は簡単ではありませんでした。
最終面接まで進みましたが、すぐの採用には至らず。
「大手の結果が出たら、また連絡してください」と言われ、一度選考は終了しました。
その後、大手出版社から不採用の連絡。
迷いはありましたが、編集者を諦める気持ちはありませんでした。
約束通り、再度連絡を取りました。
タイミングよく若手ポジションの検討が進んでおり、部署採用の編集者見習いとして入社することになりました。
■ 入社直後:正解がない環境
所属は新設の第二編集部。
・2名体制
・教育制度なし
・在宅スタート
「何を聞けばいいのかも分からなかったです。」
特に大変だったのは、データがない状態での挑戦でした。
担当は立ち上げレーベルの1作目。
しかも青年ジャンル。
・どの電子書店が強いのか
・どんな表紙が刺さるのか
・どの数字を目標にすべきか
社内に青年向けの前例はゼロ。
他社作品を徹底的に分析し、
書店へ足を運び、
店員さんに売れ筋を聞きに行く。
「正解がないというより、材料がなかった感じですね。」
そうしてとにかく動き続けました。
■ 暗黒期と転機
入社2年目、新規連載のハードルが上がります。
「作品を出せないことが一番つらかったです。」
先輩の退職や方針変更も重なり、不安もありました。
それでもNさんは提案を続けました。
“好き”だけでなく、“なぜ売れるのか”をロジックで説明できる企画へ。
その中から生まれたのが、
『灰色のアッシュ〜帝国騎士団をクビになった俺はダンジョン都市で灰色の人生をひっくり返す〜』
リリース後すぐに反響が出て、電子書店でランキング入り。
「やっと、編集者としていていいと思えました。」
ゼロから考え続けた経験が、初めて数字として返ってきました。
■ 今、考えていること
「好きに作品を作り続けるためには、“売れる”ことが必要です。」
面白いだけでは届かない。
ロジックだけでも届かない。
感覚と数字の両方を持つことが、編集の仕事。
正解はありません。
でも、自分で考え続けた人は確実に強くなります。
■ 27卒のみなさんへ
「正解を教えてくれる環境ではありません。でも、自分で考えたい人には本当に面白い環境です。」
マンガが好き。
でも仕事にできるかは分からない。
Nさんもそうでした。
もし少しでも挑戦してみたいと思えたなら、
一度カジュアルにお話ししませんか?
いいことも難しさも含めて、出版事業部のリアルをお伝えします。
あなたの“好き”が武器になるかどうか。
一緒に考えられたらうれしいです。
▼ 編集者に向いている人
・指示待ちではなく自分で考えたい人
・正解がない状況を楽しめる人
・マンガが本気で好きな人
Nさんの職務経歴書(完全版)
- 入社:2021年9月(契約社員) → 2022年10月正社員へ。
- 所属:出版事業部/第二編集部 編集者
- 職種:マンガ編集者(異世界向けレーベル・ムゲンコミックス担当)
~主な担当作品~
『勝手に勇者パーティの暗部を担っていたけど不要だと追放されたので、本当に不要だったのか見極めます』
『その異世界ハーレムは制約つき。~自慰行為を禁止された童貞勇者のスローライフ~』
『灰色のアッシュ〜帝国騎士団をクビになった俺はダンジョン都市で灰色の人生をひっくり返す〜』
『ブラック上司は転生者⁉︎』