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ベンチャー人事責任者に聞いてみた。Vol.1
採用って、やっぱり履歴書・職務経歴書でほとんど決まるんですか?
私の個人的な意見では、「そんなことはない」です。履歴書や職務経歴書はあくまでこれまでやってきたことの記録でしかないと思っております。かなり優秀に見える書類だったのですが、いざ面談をすると「この人が本当にこの成果を出せたのだろうか」という方もいらっしゃいます。
一方で、そういった企業様も多いだろうというのが本音です。
私の前職のリクルート時代の支援先の企業様では、学歴・経験社数・性別・年齢など文字で見えるものだけでNGにされることも多々ありました。
均等雇用が厳しくなった世の中でもそういった企業様は多いです。正直自分がベンチャー人事をするようになってから、言いたいことはわかるのですが、、、。笑
ただ、私の場合、均等雇用が厳しくなったから気にしていないのではなく、そんなものよりも大事なものがあると考えているからです。
履歴書では分からないけれど、「この人は伸びそうだな」と思う人にはどんな共通点は?
共通点は「コミュニケーション能力」と「行動力」です。
まずはコミュニケーション能力について。
コミュニケーション能力が大事というとチープに聞こえますので、分解します。
私にとってのコミュニケーション能力は以下です。
①表情の豊かさ
②相槌のタイミングと言葉選び
③適度な傾聴と適度な自己主張
④8割の段階でのホウレンソウができる人
なぜ大事なのかというと、これができる方は、クライアント・先輩・上司に好かれやすいからです。人に好かれることが大事ではなく、あくまでビジネス上で好かれることが重要ということです。
同じ能力・同じ経験・同じ料金だった場合、クライアントに好かれている方が有利です。
社内でも、コミュニケーション能力が高い人が、人から指導をしてもらいやすいので、キャッチアップが早く、成果を上げるのも早くなります。
※これは技術者は除くと思います
次に行動力。
これもチープな言葉なので、分解します。
①PDCAサイクルよりも「D」を最優先する人
②①を踏まえてミスや失敗を、ミスや失敗のままにしないこと
世の中、PDCAサイクルという言葉がありますが、いい仕事ができない人がどれだけ「P」「C」をしてもよい結果にはなりません。
特に転職した後や、新しい仕事をするときには「DDDDサイクル」にした方がいいんじゃないですかね笑
「trial and error」に勝る、学びはこの世にありませんから。
そのうえで、失敗したことを学びに昇華できる方は強いですよね。
実際に、「この人は伸びる」と思ったエピソードはありますか?
あります。
印象に残っているのは、決して華やかな経歴ではない方でした。大手企業の出身でもなく、特別な資格があるわけでもありません。
でも、面接で印象的だったのは、「できなかったこと」を隠さずに話してくれたことです。「当時はこの判断をして失敗しました。でも、その経験から次はこう改善しました。」そんな話を、飾ることなく、自分の言葉で話してくれました。実際に入社してからも、その方は分からないことを素直に質問し、フィードバックをすぐ行動に移していました。
最初から何でもできるタイプではありませんでしたが、半年後にはチームの中心として活躍していました。その姿を見て改めて思ったのは、人は"今できること"よりも、"できるようになる力"の方が大切だということです。
だから私は、履歴書だけでは分からない「失敗から学ぶ姿勢」や「変化を受け入れる力」を、できるだけ書類だけで判断せず面接で見ようとしています。
経歴は素晴らしいのに活躍できなかったケースもありますか?
はい、思いつく残念なケースの共通点があります。
①プライドが高い
②プランばかり考える
③小さな約束をないがしろにする
一定のプライドは、むしろ大事なものです。ただし、そのプライドで回りが不愉快になる場合は例外です。その人のプライドに付き合わされることになるので、周りの人たちは気を使うという気持ちの税金を払い続けないければいけないので、人が離れていきますね。
人を大切にしない・人に大切にされない人は、自分の能力を最大限発揮できなくなってしまうので、もったいないと思った記憶があります。
この記事を読んでいる人へ伝えたいことはありますか?
学歴や経歴にコンプレックスを持つことはないです。
2026年の売り手市場では、とにかく行きたい会社・興味のある事業にアプローチしてください。書類選考の通過率は格段に高くなってます。
面接に臨めたら、表情・相槌・傾聴・自己主張を忘れない。
入社出来たらDDDDサイクルを回す。
これから転職活動をする人が、履歴書以上に磨いた方がいいものは何ですか?
何をやってきたかはもちろん大事ですが。
「何ができる」「何をしたい」を書いておくとよいです。
そのために今どんな努力をしているかも書いているとなおよいです。
日本人の特性上、能動的な発言・記載は非常に少ないので、それだけであなたのアドバンテージになります!