- フルスタックエンジニア
- 営業責任者
- エンジニアリングマネージャー
- Other occupations (2)
- Development
- Business
こんにちは、採用担当です!
今回は、代表取締役の中原さんに、これまでの経歴やmedimo創業までのストーリーについてお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください!
ー まずは簡単に自己紹介をお願いします。
中原:皆さんはじめまして。medimoの共同代表取締役を務めております中原です。現在は慶應義塾大学医学部6年生です、よろしくお願いします。
慶應義塾大学医学部までの道のり
ー 中原さんご自身の幼少期について教えてください。
中原:僕の生まれは京都ですが、すぐに両親の仕事の都合で中国へ行き、中学生までは中国で過ごしました。幼少期を中国で過ごしたため、帰国後、高校生の時は、日本語が曖昧だったことを今でも鮮明に覚えています。当時、ひらがなは一応マスターしていましたが、カタカナが怪しく「ソ」と「リ」の違いが分かりませんでしたね。笑
ー そこから医学部を目指されたんですね。
中原:はい。医学部を目指したきっかけは、高校時代に地元の大学教授が行っていた講演や手術器具の展示を見たことです。
特に衝撃を受けたのは、慶應義塾大学の坪田一男名誉教授の講演。
教授は医師として働くのみならず、研究をしたり、起業して医療器具を開発したりと様々なご活躍をされていて、その多面的なキャリアに大きく魅了されました。僕の中の医師という職業に関する考えが大きく変わり、講演後に勢いで「先生、僕も医学部に行きます!」と宣言しに行ったほどです。
そして、慶應義塾大学の医学部へ入りました。
起業をする決意
ー 医学生ながらも起業をするに至ったのはどういった経緯ですか?
医療現場の現状を見て見ぬふりはできなかった
中原:僕は準備をしてから何かを行おうと考えるよりも、毎日を本番だと思って行動するタイプです。そのため、思いついた考えややりたいと思ったことを後回しにするという発想がありませんでした。
現在の事業であるmedimoに取り組む理由も明確です。日本の医療現場では医師が不足しており、長時間労働は長年の問題になっています。
医学生として実習をする中で、カルテ業務が医師の労働時間を増やしている現状を目にし、何か解決する方法があるのではないか、いや、あるはずだと考えました。色々な考えや思いが巡る中で、医師になった後に解決を目指すのではなく、今この瞬間から行動する必要があると感じたのです。その思いで起業を決意しました。
レールを組み立てながら走らせる日々
中原:事業を進めることは、まさに「ジェットコースターのレールを組み立てながら走らせる」ようなものだと感じています。これまで色々なことがありすぎて、話を始めれば5時間くらいになってしまうのですが、正直、起業してからは毎日毎日大変な日々でした。
創業当初、具体的な計画はなく、僕たち共同創業者の3人と柳田くん(エンジニア)と共にひたすら「これ作ろう!」と、思いつきのものを思いつくままに作っていました。小さなプロジェクトを数えると5、6個ほどのプロダクトを開発し、そしてついに現在のmedimoに辿り着きました。
医療AI SaaS "medimo"の誕生秘話
ー medimoの誕生について、もう少し詳しく教えてください。
中原:medimoを作る前にみんなで集まって作ったプロダクトの一つとして、子供たちが勉強を楽しめるようにと考えたスマートペンシルがありました。完成したと聞いて見に行くと、そこにあったのはペットボトルくらい太いサイズのペン。「これはペンなの?一体どこがスマートなんだ?」って笑 挙げだしたらキリがない笑い話と数々の失敗を繰り返しながら、medimoはできました。
medimoのアイデアは、最初に野村が提案しました。カルテ作成の負担が医師にとって大きいことに気がつき、そのニーズの重要性についてずっと理解はしていました。しかし、考えに対して技術が追いついていなかったのです。そんな中のGPTの登場により、今回こそ本格的に取り組もうと決意しました。
そこから2023年の年明けに開発を始め、夏にベータ版をリリース。最初にいくつかのクリニックにご利用いただき、その反響を受け、medimoはそのニーズを確実にそして明確に捉えられていると実感しました。
現在は社員も増え、創業当初は学生インターンや業務委託のメンバーが多かったものの、今ではしっかりとしたチームに成長しました。
共同代表 野村・馬の2人との出会い
ー 共同代表取締役のお二方とはどのように出会いましたか?
中原:今の共同代表である野村や馬たちとの出会いは、大学2年生の時に、知り合いを通じて馬を紹介されたことから始まりました。当初、彼から不老不死に関する1万字ほどの超超長文メッセージが送られてきて、ひたすら「変な子だなあ」という印象を持ちました。笑 その後、学生団体で1年間一緒に仕事をする中で仲を深めていきました。
野村との出会いは、彼がその団体の新歓に参加したときのことです。みんながわいわい話しをしている中、彼だけが最後列でカタカタカタカタとパソコンをいじっていて、なんか変な子いるなあと。何をしているのか聞くと、「コーディングしています」と答えました。みんなと話さなくて良いの?と言うと、「大丈夫です」って。笑
医学部にいながら、ものづくりに情熱を持つ人は少ないように思います。彼らと出会えたのはとても貴重なことですし、みんなで集まって一緒にものづくりをしていたのはとても楽しい経験でした。
ー 3人の共同代表の役割分担はどのようにされているのですか?
中原:共同代表取締役の役割は大まかに分けられています。野村は新規事業やエンジニアの採用を担当し、馬は事業部の責任者としてマーケティング、営業、カスタマーサクセスの一連の流れを見ています。私はプロダクト担当責任者として、今後のプロダクトの展開方法や必要な人材について考えています。
medimoの現状と今後の展望
ー 今、medimoはどのようなステージにいるのでしょうか?
中原:現在のmedimoは、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)を達成し、ユーザーが実際に価値を感じていただけるようなプロダクトになったと感じています。これからは、サービスをさらに磨き上げ、皆さんに存在を知ってもらい、売っていくこと、そしてサポート体制を整えてより利用しやすい状態にしていくことを繰り返していきます。
これまで特に大きかった課題は、一般的な音声認識サービスとは異なる、医療用語の書き起こし精度をどう向上するか。これについてはとても苦労させられました。やっと内科に対応できるようになったと思えば、次は整形外科、耳鼻科など、専門分野ごとに医療用語を音声認識して書き起こし、さらには要約しなくてはならなかったのです。
結果的に、音声認識ツールを自社開発することで解決しました。この点は苦労させられた分、僕たちmedimoの特に大きなこだわりであり、誇りを持って提供している部分でもあります。
ー そんなmedimoの将来について教えてください。
目指すのは、患者さんだけを見る医療現場
中原:すでに多くの医療機関でご利用いただけるようになり、今後もさらにたくさんの病院・クリニックの診療の助けになりたいと思っています。
同時に提供したいのは、販売後も続くしっかりと綿密なサポート。
多くの場面で人間が介在しないとうまくいかないため、「先生ご自分で使ってください」というスタンスではなく、現役の医学生や医療関係者が多くを占めて構成される専属のプロンプトエンジニアやカスタマーサクセス担当による先生方に寄り添ったサポートを提供しています。
将来的に医師になる身として、僕たちのような当事者が僕たち医師のためのサービスを作ることはとても正しいと確信しています。目指すのは、医師や看護師、薬剤師がパソコンの画面やキーボードを見ずに患者さんだけに集中できる医療現場の実現です。このビジョンがある限り、medimoの進化は止まらず、私たちの仕事や目標も続いていきます。
代表としてトラブル対応を行うことが多く、辛いこともありますが、「今年のプロダクトが一番のヒットだ」とか「medimoに本当に助けられているよ」と先生たちに言われることに、幸せとやりがいを感じています。
medimoで一緒に働きたい方へ
ー 読者の方へ、最後に一言お願いします。
medimoは多様性のある面白いチーム
中原:現在のmedimoのチームは正社員が7名、業務委託が約30名で構成されています。メンバーは多種多様で前職も様々で、平均年齢は28歳と若く、とても面白いチームです。顧客中心主義のもと、常に「現場にとってうれしいことは何か?」を考えながら全国にmedimoを届けることに対して誇りを持っています。
これからmedimoで一緒に働ける人たちへは、ただ一言、
早くお会いしたいです。
medimoでは、ヘルスケアのど真ん中で、生成AIを活用したチャレンジを一緒にしてくれる仲間を絶賛募集中です!