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【東大卒対談】インターンの価値を最大化する視点【就活生必見】


さて、今回お届けするのは私宮原と同期廣松による東大卒対談です。約5年前、私たちがまさに就活生だった頃、メディクルードの2Daysインターンシップにて同じチームとなり、そして優勝を勝ち取ったという思い出深い過去があります。今回はそんなメディクルードのインターンシップの魅力を語りつつ当時どんな就活をしていたのかを語る回となりました。議論はヒートアップして、就活に対してどう向き合っていたかまで話が及び、今メディクルードを受けていない就活生にとっても(きっと)学びのある対談となりました。ぜひご覧ください!

👆写真左:廣松(東京大学大学院 農学生命科学研究科 修了:20卒 歯科事業推進責任者
 写真右:宮原(東京大学 教育学部 卒業:20卒 新規事業プロジェクト責任者 兼 NLP人材育成責任者

廣松)それでは早速対談始めていきましょう!僕と宮原さんが会ってから約5年が経ちましたね。

宮原)なんならもともとはメディクルード関係なく、別の就活イベントで出会った二人ですしね(笑)。

廣松)メディクルードの2Daysに来て、隣に置いてある名札見て「あれ?(笑)」みたいなね。

宮原)かつそれが優勝チームであり、同じ大学を出て、同じ会社に入るという。奇妙な縁ですね。

👆2018年の2Daysインターンシップ時の写真。真ん中上が宮原、真ん中下が廣松。

※今年の2Daysも優勝制度を設けるかどうかは未定です。

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《もくじ》
● 正解のない問い、だからこそ燃える
● ワーク事例を作り続けるような毎日
● 職業の適性はどう見極める?
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宮原)さて、今年のインターンシップのワークテーマをネタバレしてしまうと、1Dayは「医療介護連携の推進」と「学校の経営課題解決」、2Daysは採用メディアでもお伝えしている通り「新規事業立案」ですね。それぞれ魅力を…と行きたいところですが、1Dayはあまり話しすぎると面白くないので、いきなり2Daysから話していきましょうか。

廣松)実際1Dayは宮原さんと採用責任者の星加さんでめちゃくちゃリメイクしてますしね(笑)

正解のない問い、だからこそ燃える

廣松)僕が当時感じたメディクルード2Daysの魅力で言うと、「自分たちの考えたことが実際に社会に影響を与えるかもしれないという点が非常にワクワクした」というところですね。例えばコンサルのインターンなんかだと、「コンビニの全社戦略を考えよ」みたいなお題でワークをしていたんですが、どれだけ自分たちが本気で考えてもその案をコンビニが採用するってことは基本的には無いじゃないですか。だけどメディクルードの場合はめちゃくちゃいい案を立案したら会社がそれを採用してくれるかもしれない、そうなったら自分たちが考えたことが実際に形となって社会に何かしらの変化を起こすかもしれないと、当時ものすごくモチベーション高くワークに取り組んだ記憶があります。

宮原)それは「自社のアセットを使ってどうスケールの大きい立案をするか」みたいな部分から来るものですかね?そもそもインターンのケースワークって2種類あると思うんですよね。架空のケースと実際に基づいたケース。架空のケースというのは「X社の情報はこうで~」みたいなタイプのもの。その場合は必ずしも入社してからそれをやるわけではない。もう一つの実際に基づいたケースというのは、例えば「あなたはうちの会社の社員です」という設定があって、それに沿って課題に取り組むタイプのもの。実際に社内に入って経験するような仕事をベースとして組まれているものですね。

廣松)おそらくそれぞれ目的が違いますよね。前者がエッセンスを感じてもらいたいのに対して、後者はもっと具体のところを感じてもらいたいものになっているかなと。そこは二分されるというより抽象と具体のグラデーションな気もしますね。ケースで出てくるのは多かれ少なかれ、ある程度抽象化(≒デフォルメ)された世界になっている。その「考えやすいように情報を削ってデフォルメされた世界」をどれくらい実際のビジネスシーンに合わせて具体化していくかみたいな所ありますよね(笑)。実際に基づいたケースの中でも商材を作る系の会社のインターンだったらオペレーション的な部分が強くなるだろうし、コンサル系の会社のインターンだったらコンビニとか物流業者とかの課題を解決・提案する、っていうワークになるというイメージ。

宮原)たしかに。入社した後に求める仕事内容や会社の考え方が一定ワークの建付けに影響してきますね。それでいうと、メディクルードは経営幹部候補生の採用なので、幹部になった際に何をしてもらうかを体感してもらうという建付けに沿ったワークになってますね。2Daysはかなり具体に近づけているので、自分たちの裁量でいかようにでもできるし、負荷も必然的に激重なんですけど(笑)

廣松)それぞれのワークの構成を俯瞰する視点を持っているか否かでインターンで得られる価値もワークでのパフォーマンスもかなり変わりそうですね。付け加えるなら僕がワクワクしながら2Daysのワークに取り組めた要因としては他に「未来の課題に対して立案する」という部分もあるかなと思っています。

宮原)なるほど。たしかに割とよくあったワークの建付けは過去事例でしたね。「弊社でこういう事例があって、こういう前提条件があったんだけど、みんなならどうする?」みたいな形式のもの。「うちはこうしました」というその会社なりの正解があって、難易度高いし勉強になるんですが、過去事例なのでワクワク感はどうしても劣るかもしれませんね。

廣松)もちろん過去事例を使った方が「これが正解なんだ」ってわかるので学びがはっきりするし、会社の考え方も伝わりやすいと思うけどってことですよね?

宮原)そう。その点メディクルードの2Daysの場合は正解のある過去事例ではなくて、今まで誰も答えを知らない未来のことに対して、社員も一緒に答えを考えていくっていうスタイルのワークなんですよね。

廣松)その際、インターンで伝えるのは正解ではなくて、そもそもの考え方とか進め方の部分になりますね。というかむしろそこしか伝えられないんですけど(笑)。どちらのタイプも一長一短ありますが、実のビジネスシーンに近いのは正解がない方かもしれませんね。要は過去事例ってたくさん色々あった中で、正解になったものだけを抽出して取り出すじゃないですか。だけどビジネスの中で提案をするときは、それが上手くいくかなんて分からないので。

ワーク事例を作り続けるような毎日

宮原)さて、入社した後に求める仕事内容や会社の考え方が一定ワークの建付けに影響するという話が出ましたが、「自分たちがこれまで丸3年やってきて実際のところどうなのか?」という話でもしてみますか?
手始めに自分たちが当時出した提案をざっくり復習すると、「世の中の潮流的に核家族化と共働きは止められない中で、待機児童問題などもあるが未就学児の面倒を見るサービスは割と手厚いし、中学生からはあまり面倒を見なくてもよくなる。そうすると小学生の放課後の面倒を誰が見るんだという話になるので、ちょうど高齢者も増えるから(どこかテナントを借りて)元気な高齢者に小学生の放課後の面倒を見てもらうサービスを作りたい」となった。そこで社員から「介護施設使えるね、ご利用者も子どもと触れ合えると元気になるから喜ばれると思う」とフィードバックをもらったので、いろいろ調べたところ「施設のデイサービスの送迎車が使われない時間帯と小学校低学年の子たちの下校時間が重なるので移動時の安全も確保できる」というのを発見した。最終的に「月額5,000円、学校⇔施設間の送迎付きで施設のご利用者や地域の高齢者と交流しながら放課後を安全に過ごせる学童保育サービス!」という提案に落ち着いたわけですね。

廣松)手前味噌だけど今見ても面白いね(笑)。ワークの流れを抽象化すると、「社会的に意義がある解決したい困りごとを決めてボトルネックを特定する」「サービスが成り立つ必要最小限の仕組み(MVP:Minimum Viable Product)を作る」「自社や競合の調査から独自性と革新性を味付けしながら実現可能性を高める」という感じですかね?

宮原)私が3年目からやってる新規事業の立ち上げの流れと完全に一致しますね(笑)。「サービスが成り立つ必要最小限の仕組み」のアイデアまでは社長が作ったものを任された形ですが、競合調査しながら自社のアセットも考えながらアイデアを膨らませて事業プランに落とし込んで、今システム開発とコンテンツ制作と販促の作戦建てを同時進行中です。

廣松)宮原さんはドンピシャ新規事業責任者だもんね。僕は新規”事業”ではないけど、歯科事業推進責任者として新しい仕組みはいくつか作ってきていて、たしかに「解決したい部分をブラさずに必要最小限を作り、他の条件を考慮しながら、実現可能なプランに落とし込んでいく」という流れは全く変わらないですね。
歯科事業の組織力を高めるための制度作りをしたり、医科歯科連携の仕組みを作ったり、クリニックで初めてコロナが発生したときに対応フローを作ったり。

宮原)全部1Dayのお題にできそう(笑)。

廣松)「解決したい困りごとを決めてボトルネックを特定する」のところで現場のありがたみをめちゃくちゃ感じます。問題発見も課題特定も、現場に足繫く通うからこそより精緻にできるので。
また「実現可能性を高める」のところも現場主義の大切さを痛感します。必要最小限の仕組みを作ったら、徐々に現場を巻き込みながらちゃんとフィットするようにブラッシュアップしていき、一定うまくいきそうなところまで作れたら現場に任せていくという流れをどれだけしっかりやれるかですね。

宮原)妄想で完成まで持っていって、実は現場にとって全く嬉しくない仕組みになってしまっていたら悲惨ですからね(笑)。さらに言えば、「実現可能性を高める」に注意点があって、インターンのワークだとしばしば「できそうなラインまで理想を下げる」というアプローチをとってしまいがちですが、実際事業をやる立場になると「理想を下げずに実現できるプランを考える」という意味だったと実感できます。

廣松)できそうなラインまで理想を下げたサービスは結局選ばれないですし、競合優位性も低いですからね。

宮原)そういえばここまで話してきた内容、図らずしも「仕事哲学シリーズ」の一環で経営幹部たちに聞いてきたことと被ってて面白いですね。

廣松)幹部になった際に何をしてもらうかを体感してもらうという建付けに沿ったワークになってますね」という話ですから(笑)。

職業の適性はどう見極める?

廣松)ちなみにいったん就活時期までさかのぼって議題を出したいんですが、2Daysを通過したあたりってどんな時期でした?何を目的に2Daysに行っていたか、という話にもつながると思うんですけど。

宮原)ちょうどサマーインターンの時期なので、その経験をもとに志望する会社を絞ろうというタイミングでしたね。ワークの建付けから一定会社の考え方や求める入社後の働きが分かるので、合う・合わないが見えてくるタイミングだったかと思います。

廣松)ちなみに宮原さんはどの辺りの合う・合わないが分かってきていましたか?

宮原)どれくらいクリエイティブなところで働きたいか、ですかね。総合職の場合、その仕事は企画のクリエイティブの割合と推進のオペレイティブの割合で結構記述できると思うんですよね。勝手なイメージですが、クリエイティブに寄っているのは広告会社のデザイナーとかで、逆にオペレイティブに寄っているのは銀行員とかそんな感じです。そう考えたときに、自分はどのくらいの割合の仕事が向いてるんだろうな、というのは一個指標としてありだと思っていて、私はオペレイティブに寄りすぎている仕事は肌に合わないなと思ったんですよね。少なくとも半々ではあってほしい。何なら6:4くらいでクリエイティブ若干寄り。

廣松)もしかしたら似ているのは0→1と1→10と10→10の話かもしれないですね。だいぶ前に聞いた話ですが、会社や社会はこの3つの人で回っている。10→10というのがいわゆる、既に軌道に乗っている事業が落ちないように保ち続けるような働きをする人という意味ですね。さっきの話でいうと、0→1がクリエイティブで10→10がオペレイティブという話になるのかも。

宮原)つまり私は1→10の職種が向いていると思ったってことですよね。

廣松)ただ僕としてはそこは狭めてほしくはないなと思いますけどね。

宮原)いや、そこはサマーインターンとかでひと通り見てから決めてくださいってことじゃないですか?

廣松)もちろんそれはそうなんですが、それって既に自分に備わっている適性、つまり過去の自分で判断しているじゃないですか?そうじゃなくて、これから自分につけていきたい適性、つまり未来の成りたい自分でも判断してもいいと思うんですよね。僕の場合は過去の自分で判断していたら確実に10→10だと思うんですよ。今あるものをそのまま回して、しかも改善しながら回す能力ってめちゃくちゃあると思う。でも一定1→10もできるようになりたいって願望もあって、それを軸に就活していた部分があるので。

宮原)それでいうと、「向いている」の定義が私と廣松さんではズレているかもしれませんね。私の言う向いているっていうのはそれに対して「できるかできないか」ではなくて「面白いと思えるかどうか」の話なので。

廣松)ああ!なるほど、それは大事!

宮原)私の場合できるできないは完璧に無視してて、面白いか面白くないかというところでしか判断してなかったんですよね。できるから面白いはあると思うけど、できなくても面白いもあると思います。だから結果として面白いの部分だけ残した形です。できなくても面白いと思えたらできるように頑張りますしね。

【就活生必見】20卒はなぜメディクルードに?~宮原編~ | 経営幹部候補採用(Next Leader Program)
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☝詳しくは過去記事「20卒はなぜメディクルードに?」を読んでみてください!


廣松)たしかにね。僕は面白いか、という視点ではあんまり考えられていなかったですね。もちろん面白さはあると思いますけど、一方で1→10に行くのは確実に苦しいだろうなとは思っていました。なぜなら今までの経験が通じないところでやらなきゃいけないから。ただ社会人って、自分が変われる一個のチャンスじゃんと思ったんですよね。

宮原)しかも新卒一社目ね。いわゆるファーストキャリアと呼ばれるものですよね。

廣松)そうそう。正直そこめちゃくちゃ悩んだんですけどね(笑)。かといって、あまりに今とかけ離れすぎた自分は想像できなかったので、方向性を揃えたうえで背伸びした自分が想像できる場所にしました。面白いかどうかという観点に戻ると、確かに10→10はできるけどつまらないとは思ってたかもね。

宮原)廣松さんの場合はちょっと背伸びをして挑戦してみることに面白さを感じるのかもしれませんね。何を面白いと思うかは人それぞれだと思いますが、少なくともつまらないと思ったところには行きたくないっていうのは絶対ありますよね。

廣松)それで言うと0→1はできなさすぎてつまらないと思っていたかも(笑)。1→10ができるようになったという感覚が自分の中にできたら0→1 も挑戦しようってなると思います。それは一回変えた経験があるからこそでしょうけど。実際にいま3年目としてバリバリ0→1もやってますし。

宮原)どう?つらい??(笑)

廣松)いや、つらさは無いですね。10→10や1→10に比べたらもちろんエネルギーは使いますが。それは育成の2年間で、いろいろ助けてもらいながらそれぞれのフェーズを経験させてもらえたのが大きいと思います。

宮原)たしかに、振り返ればサイトを作ったり、採用コンテンツや研修を作ったり、経理の自動化の仕組みを作ったり、大小さまざま、色々やってきましたね。適度に今の自分+αくらいの頑張りで手が届くか届かないか~くらいの難易度にお膳立てしてもらって。

廣松)そう、そうやって自分ができることの幅を変える経験を若いうちにしておきたかったんですよね。子どもが出来て、とか家を買って、とかの段階から新たなところに飛び込むってめちゃくちゃ勇気いるじゃないですか。なので戻りますが、”未来の成りたい自分”像でも判断しても良いなと思います。
そうやって”面白そう”とか”こういう経験がしたい”とか、自分が大切にしたいことがなんとなくでも定まってくると「決める」というフェーズに入れますね。自分がいま見ているこの会社は、それを実現できる箱としてちょうどいいのか?と。

宮原)当時の判断が間違ってなくてよかったですね!
もはや2Daysにだいぶ関係なくなってきたけど、でも就活記事としてはすごくいいこと言っている気がします(笑)。可能性を広げるためにも皆さん就活頑張りましょう!ってことでこの回をお開きにしましょうか。

ヒートアップした東大卒対談、いかがだったでしょうか?少しでも皆様の学びのヒントになっていれば幸いです。次回の記事もお楽しみに!


【👇コーポレートサイト】

株式会社メディクルード
私たちメディクルードは「医療」「福祉」「教育」分野で複数の事業運営を行なっているコングロマリットグループの一員です。 旧態依然とした業界に "Innovation"を起こすため、本気で「まじめをチカラに」と変えていく集団です。
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