いや、タイトルだけ見たら「なんのこっちゃ??」って感じですよね。
でもコレこそ【社員数30名そこいらで売上60億円強】っていう、あり得ない生産性を誇る当社の根幹に流れている文化なんじゃないかって感じています。
ということで、皆さんこんにちは!
挨拶のタイミングが明らかにヘンなのですが、以前の記事を読んだ当社社員から「…前置き、長くない??」という声をもらったので、今回はいきなり本題から突っ込んでみた荒川です(__)
閑話休題。
要するに、一つの組織内で利害が対立しがちな2名がいても、その2名が最大出力でぶつかり合えば、結果的に組織としては一番イイ感じのトコロに落ち着きますよねっていうあるあるネタ(かどうか知らんけど…)です。
例えば…
【販売担当のAさん】は商品を少しでも安くしたい(売りたいので)⇔【仕入れ担当のBさん】は商品を少しでも高くしたい(商品価値を下げたくないので)
【経理担当のCさん】は開発予算を少しでも減らしたい(コストカットしたいので)⇔【開発担当のDさん】は開発予算を少しでも増やしたい(いい商品を作りたいので)
などの状況があった際、AさんとBさん、CさんとDさんが、「(自分・自部署じゃなくて)会社全体として何が一番イイのか??」を全力で考えてぶつかり合えば、気づけばいつも【イイ感じ】のトコロに落ち着いている気がしません??
その、2人の間の問題をなんとなくイイ感じのトコロに落ち着かせる力を、かのアダム=スミスは【神の見えざる手】と呼びました。←ウソ
というインテリ冗談(笑)は置いといて、ホント、【神の見えざる手】って市場経済だけじゃなく、人間心理の間にも働いてるんじゃないかと。
この【神の見えざる手】が働くかどうかの条件が、双方が本気で会社全体としての最適を考えているか、つまり、お互いに【最大出力】かどうかってコト。
最悪のケースが、上記の例で言うと、Bさんが「どうせAさんは値下げの話しかしないから、最初は必要以上に高い販売価格案を提示しよう」とか思っちゃったり、Cさんが「どうせDさんはたくさん開発予算要求してくるから、"今期は全部署、予算厳しいんですよねー"とウソの説明でもしてジャブ打っとこう」とか考えちゃったり。
そんな「思惑」が発生すると【神の見えざる手】が働かず、物事があらぬ方向に着地しちゃうってのもコレまたよくある話。
だからこそ、組織に属する全員が、各人にできる内容を本気で考えて実行し続ける(=最大出力を出し続ける)コトが、たとえ部署間対立があったとしても大事なんです。
そして、「ウチの会社って、コレが自然にできる文化があるからこそ強いんじゃないか??」というのが荒川なりの分析。
じゃ、なんでそんな文化があるのかってーと…
◆人数が少ない組織だから
◆事業開始4年半と、ゆーてまだまだスタートアップフェーズだから
◆階級も役職もなくてフラットだから
たぶんこれらの事実が絡み合って、当社特有の文化ができてるんだと思います。
ということで、当社が規格外の急成長を遂げてきた理由を組織論から考えた結果…
それぞれ別々のミッションを抱えている人間たちが、その【最大出力】を思いっきり発揮できる環境・文化があることで、たとえ利害対立が起こっても【神の見えざる手】の調整が働きやすく、常に会社全体としての最適解を選択することができてきたから。
となりました。
で、クドクドと分析してきた本日の結論!