FABRIC TOKYOでは、半年に一度、全社総会(通称:キックオフ)を開催しています。
今回、2025年8月7日に代々木新オフィスへ移転後、初めてのキックオフを開催しました!
当日の発表内容や詳細については、ご紹介しにくいところがあるため、写真中心となりますが、キックオフの雰囲気や会社の雰囲気が伝われば幸いです。
そもそもキックオフとは?
FABRIC TOKYOでは、会社全体の仕組みとして
- 毎週木曜、全社MTGとして「みんなの会議」
- 半年に一度、全社イベントとして「キックオフ」
の2つの場を設けています。
みんなの会議では、予算の達成率、新しい企画や社内全体のお知らせ共有など、全社員で視点を合わせることを目的とし、キックオフでは全社員の視座を高めることを目的としています。
代表・森からのメッセージ
まず代表の森から、創業の想い、2025年上半期の振り返り、下半期に向けてのテーマについて発表がありました。
FABRIC TOKYO、創業の想いについて
創業までの経緯ですが、2011年に起業を決意し、2012年に会社を立ち上げました。当時を思い返して、まず3つのトピックについて話をしたいと思います。
1つ目は、失われた20年。 元々、バックパッカーなのですが、海外旅行から帰ってきて感じたことですが、日本にはどこか閉塞感のようなものが漂っていたと思います。
2つ目は、東日本大震災。 追い打ちをかけるように、2011年3月に東日本大震災が発生。起業前、24カ国を巡る世界旅行から帰国した時のことですが、改めて「日本は本当に良い国だ」と感じていました。日本が好き、日本を元気にしたい。そういう気持ちを元に、起業を決意しました。
3つ目に、もう一つ伝えたいのが「ラナプラザ崩壊事故」です。2013年4月、バングラデシュ・ダッカ近郊のラナプラザの縫製工場で起きた事故で、アパレル・ファッション業界の仕事に携わっていた自分には青天の霹靂でした。
日本発のグローバルブランドをつくろう
日本をもっと豊かにするためには、一人ひとりが生み出す付加価値を高めること、そして国内にとどまらず世界へ挑戦していくことが欠かせません。
「日本発のグローバルブランドを、自分たちの手でつくりたい」
事業を選ぶ上で意識したのは、国境を越えやすい産業であること。IT分野は魅力的ではありますが、日本発のサービスが複数の国で広く使われる例は限られており、国境を越えるのが難しい現実があります。その点、アパレル・ファッションは文化やデザインを通じて直接的に価値を届けられる分野です。
実際、海外では日本発のブランドが多くの支持を集めています。そうした姿を目にしながら、国境を越えて挑戦する意義と可能性を強く感じています。
お客さまから「FABRIC TOKYOを着ています」と言われる瞬間が、一番嬉しい。その喜びを、世界中へ広げたい。
この喜びを日本だけでなく、世界中の人々と共有できるブランドをつくる。そのために、これからも挑戦をし続けていきたいと考えています。
取締役COO・三嶋からのメッセージ
続いて、取締役COOの三嶋から、2025年下半期の全社目標、課題、予算達成に向けての発表がありました。
メッセージ
今年の8月で入社10年目になりますが、アパレル・ファッション業会で圧倒的なビジネスモデルを作り、圧倒的な収益性の高い事業を作りたいと思って、創業期のFABRIC TOKYOに入社しました。
2025年下半期の目標達成のためには、各部署の連携はもちろんですが、各チームが+10%ずつでも成果を出し切れば、必ず達成できます。設定した目標を最後までやりきれるかどうか、最後は一人ひとりの実行力にかかっています。
最後に成果を出すために「一人ひとりのスキルは本当に足りているのか?」を意識して、日々の仕事に臨んで欲しいです。上半期もそうですが、「個人のスキルアップ = 事業成長に直結している」と感じることが多々ありました。成果が出せるかどうかは、全部、スキル(技術)に集約されるのでないかと思います。
本日から下半期ですが、やり遂げていきましょう!
マネージャーからのメッセージ
下半期の目標達成に向けて、経営企画、ダイレクトマーケティング、商品MD、店舗UXチームのマネージャー4名から、より具体的な課題やアクション方針についての発表がありました。
経営企画チーム・井本さん
ダイレクトマーケティングチーム・茨山さん
MD戦略チーム・向井さん
店舗UXチーム・石井さん
FABRIC TOKYO AWARD
全社総会では、前期に活躍した社員や、会社のバリューを最も体現した社員を称えるため、表彰パートを設けています。
今回は、以下6つの賞を表彰しました!
- Best Team 賞
- Best Coordinator 賞
- Best of Vision Driven 賞
- Best of Always Why, Always Run 賞
- Best of All for One 賞
- Most Value-Chainable Player 賞
※Most Value-Chainable Player 賞とは、FABRIC TOKYOのバリューチェーンを超えて成果を出している・出そうとしているメンバーを表彰する、今回から加わった新しい賞です。
Best Team 賞は、引っ越しチーム!
今期、最も成果を出し、最も会社に貢献したチーム
代表・森からのコメント
今回、7月に代々木オフィスへ移転しましたが、自部署での本業がある中で、期限がタイトな移転プロジェクトをやり切り、素晴らしいオフィスをオープンしてくれました。
引っ越しチームの皆さま、改めてお疲れさまでした!
Best Coordinator 賞は、田中さん!
今期、最も成果を上げ、存在感を発揮したコーディネーター
田中さんからのコメント
若手がこうして評価されることで、会社全体が明るくなりますし、会社もそれを望んでいます。
そんな流れを少しでもつくれたことが嬉しいですし、これからも若手総出で盛り上げていける環境を作っていきます!ありがとうございました!
Best of Vision Driven 賞は、土山さん!
今期、最もビジョンを軸に考え、未来のあるべき姿を描き、行動していたメンバー
土山さんからのコメント
FABRIC TOKYOの「VISION DRIVEN」は、"未来のあるべき姿を描き、それを自分たちの手で実現していく"という価値基準を表しています。
私は、VISIONとは誰かに与えられるものではなく、ひとりひとりの「こうしたい」という強いWillから始まるものだと思っています。
今回、人事制度や教育のあるべき姿を自分なりに描き直し、実現に向けて動いたことが、評価に繋がったのかなと感じています。
とは言え、まだまだやりたいことは山ほどあるので、これからももっと主体的に、会社をもっと良くしていきたく、そういう想いを持った仲間と一緒に、事業を育てていけたらと考えています。
Best of Always Why, Always Run 賞は、玉置さん!
今期、課題の抽出から解決までを構造的に考え、最も実行したメンバー
玉置さんからのコメント
正直、まだ何かをやり切ったとは思っていない中での受賞だったので、驚きとともに、少し悔しさもありました。
ですが、完璧な成果ではなく、「Whyを問いながら走り続ける姿勢」を評価していただけたことは、自分にとって大きな励みになりました。
今回の受賞をゴールではなく、スタート地点として、これからも見えにくい課題にしっかりと踏み込み、構造的に捉え、前に進めていけるよう努めていきます。下半期は、成果出します。ありがとうございました。
Best of All for One 賞は、永見さん!
今期、メンバー全員の力を結集しながら、常に周囲のために行動し、事業の成長に貢献したメンバー
永見さんからのコメント
素直に、とても嬉しく思っています。
性格的にも業務内容的にも、なかなか日の目を浴びづらいポジションではありますが、日々試行錯誤しながら取り組んできたことが認められ、評価していただいたことは、これからの原動力になりそうです。
今後もこの賞に見合う成果を出していけるよう、さらにスキルを磨きつつ、地に足をつけて日々の業務に取り組んでいきたいと思います。
Most Value-Chainable Player 賞は、向井さん!
今期、自部署だけでなく、業務に関連するバリューチェーン領域を超えながら、成果を出している・出そうとしていたメンバー
向井さんからのコメント
素直に嬉しいです。
「まず自分の領域を超えて動く」ことはできている証だと捉えています。商品・サービスの改善を働きかける中で、これまでより、他部署の方と話す機会が圧倒的に増えました。
仕事の進め方も自社の商品・サービス自体にも、気づきがたくさんありました。日々連携してくだるチームメンバー皆さまに感謝です。同時に、VALUE賞を取れなかったことに関しては、素直に悔しいです。
この悔しさを胸に、「動く」から「動き続けて事業価値まで」をテーマに進んでいきます。
Value表彰者によるプレゼン
Best of Vision Driven 賞・土山さん
成長を喜びとする価値観を、全社で共有する仕組みに
学生時代や就職後も劣等感だらけでした。
それでも「昨日より何かが上達している」ことを喜びとし、その価値観をFABRIC TOKYOで形にしようと決意しました。
「みんなでうまくなりたい」という思いを軸に、スキルマップの作成や全社研修、社内留学など多様な施策を実施しました。
スキルアップした人材が部署を越えて活躍し、事業価値を高める姿をビジョンとして描き、それこそが自身のVision Drivenだと考えています。
さらに、この取り組みは個人だけでは成し得ず、全社員の協力があって初めて実現できるものです。 今後は全社的な仕組みとして進化させていきたいと考えています。
Best of Always Why, Always Run 賞・玉置さん
課題に踏み込み、構造的に解決する力を磨く
今回の受賞には正直驚きました。
自己分析すると、成果を出し切れなかった部分はありながらも、様々な課題に向き合い、構造的な思考力を磨き、部署や役職を越えて横断的に取り組んだ姿勢が評価されたのではないかと思います。
受賞理由は「課題に踏み込む勇気」と「構造的思考」の2軸というフィードバックをもらいました。前者は“見えないコストを直視するスキル”、後者は“Whyを分解してシンプルに仕組み化するスキル”だと考えています。
ベンチャーの成長を阻むブラックボックスを放置しないために、面倒で見えにくい領域にも踏み込み、仕組み化することが大切です。
下半期は、この姿勢を成果に結びつけること、そして後輩を含め同じように課題に挑む仲間を増やすことを目標にしています。
Best of All for One 賞・永見さん
弱みを武器に変える、完璧主義との向き合い方
自分では弱みだと思っていた完璧主義が、実は強みになり得ると気づきました。
完璧主義は一般的にネガティブに捉えられがちですが、発揮する場面を選び、自己満足ではなく組織やチームのために使うことで、大きな成果を生み出せると考えています。そのために意識してきたことが2つあります。
1つ目は、重要度や緊急度を見極めて「完璧を目指す場面」をコントロールすること。2つ目は、理想を形にするために必要なスキルや専門性を磨き続けることです。
この姿勢を貫いた結果、貢献の質と幅が広がり、今回の受賞につながったと思います。
弱みと強みは表裏一体であり、自分が短所だと思っている特性も、磨き方次第で最大の武器になると信じています。
キックオフお疲れさまでした!
以上、代々木新オフィスへ移転後、初のキックオフでした!
今後も社内イベントや社員インタビューなど、ブログをUPしていきますので、少しでも社内の雰囲気が伝われば幸いです!
下半期もお客さまへ価値提供ができるよう、社員一丸となって挑戦していきますので、よろしくお願いいたします!