FABRIC TOKYOでは、2020年から新卒採用を本格スタートし、毎年5〜10名の新卒社員が入社してくれています。
今回は、2025年4月にFABRIC TOKYOへ入社した、新卒社員10名のうち、同期4名へ話を聞いてみました!入社から約4ヶ月が経ち、研修と店舗勤務を経て、入社時に抱えていた不安はどのように変わったのか?また研修時にぶつかった壁など、リアルな声をお届けします。
※FABRIC TOKYOの新卒研修では、生地の提案と採寸研修を分けて行っています(今後、アップデートする可能性もあります)。
研修とキャリアのリアル Q&A
Q. 就活中、どのような軸で企業を選んでいましたか?その中でも、最終的にFABRIC TOKYOを選んだ決め手は何でしたか?
芳賀さん(左・手前):
就活の軸は、一言でいうと「お守りになる服」を扱っているかどうかでした。
アパレル業界に絞っていましたが、大量生産が主流のあり方に「このままだと、大好きなファッションを嫌いになるかも」と悩んでいて。
私にとって服は、「着るだけで、胸を張れる戦闘服」であり、「誰かのための特別な一着」であり、そして「ありのままの自分を肯定してくれる」
そんな存在だと改めて気がつきました。
そんな中、FABRIC TOKYOの「無駄な在庫を持たず、一人ひとりのために時間をかけて服を作る」というビジネスモデルが、私の理想と一致しました。
そして何より、他の会社とは違い、私自身の経験を「一人の人間」として丁寧に深掘りしてくれて。
「ここなら、もっと服を好きになれる」そう確信できたのが、最終的な決め手です。
渡部さん(右・手前):
私は「人」と「事業」、両方の軸で見ていました。 人を大切にし、「若手でも、挑戦できる風土があるか」を重視していました。FABRIC TOKYOの面接では、他のどの企業よりも「私自身」を知ろうとしてくれて、その文化を強く感じました。説明会でも、皆さん一人ひとりが自分の意見を発信している姿が印象的で
「ここなら自分も前向きに挑戦できそうだな」と感じました。
事業面では、ただ質のいいモノやサービスを売るのではなく、誰かの印象に残るような体験価値を届けている企業で働きたいと考えていました。
「カスタムウェアの民主化」という新しい価値を生み出すビジョンにワクワクし、ここで働きたいと思いました。
菊池さん(左・奥):
学生の頃から服が好きなので、「好きなことを仕事にしたい」とアパレル業界を軸に就活をしていました。 ただ、好きな気持ちだけで就職すると、「自分の趣味嗜好が変わった時に身動きが取れなくなるな…」と悩んでいて。
そんな中、好きなファッションだけでなく、大学で学んだITを活用しているFABRIC TOKYOのサービスに惹かれました。
自分の好きなことと、学んできたことの両方を活かせることが魅力だったので、入社の決め手になりました。
荒川さん(右・奥):
実はそこまで明確な軸はなくて、周りが就活を始める中、「自分のブランドを運営しよう」と思っていたので、就職する気はあまりありませんでした。
ある日、今はまだその時ではないな、と就職を決めてから色々な会社の説明会へ参加したんです。
「どの会社もありきたりな話しかしてはくれないんだな…」と思うことが多い中で、FABRIC TOKYOの説明会では採用担当者ではない現場の人が登壇していて、「ホンネで話してくれていて、オープンな会社なんだな」と。この会社は面白そう!と思ったのが決め手です。
Q. 入社後の研修ではさまざまなステップがありましたが、一番「大変だったな」と感じたことは何ですか?また、それをどう乗り越えましたか?
芳賀さん:
採寸研修のタイトなスケジュールが一番大変でした。
昨年よりも研修期間が短いと知った時は、正直驚きを隠せませんでした。テキパキと楽しそうに採寸をこなす先輩方でさえ、もっと長い時間をかけて習得したと聞いていたので(笑)。
研修が進むにつれて自分の苦手な部分も明らかになり、合格できるか不安で押しつぶされそうでした。
「上達するには、とにかく数をこなすしかない」と思い、毎朝、出勤直後の上司の方々に一人ずつ声をかけて、練習に付き合っていただいたんです。
色々な体型の方を採寸できたことはもちろん、皆さんから新しい角度でフィードバックをいただいたおかげで、後半にかけて採寸への理解度が大きく深まっていきました。
多くの方に協力していただき、タイトな中でも小さな目標をコツコツ進めていくことで、無事合格することができました。
渡部さん:
「提案研修」というパートで、お客さまの潜在ニーズを言語化することが一番大変でした。
お客さまに対して、「これを着ることで、未来がどう良くなるのか?」をイメージしてもらう伝え方が、本当に難しくて。 正直、テストを終えた今でも難しさを感じています(笑)。
そんな中でも「早く店舗に立ちたい」「期待してくれている先輩に成長した姿を見せたい」という気持ちがモチベーションになり、いただいたフィードバックを素直に受け入れ、すぐに実践することを意識して乗り越えました。
菊池さん:
僕にとっては、採寸研修が一番の壁でした。
実は、僕一人だけ一次テストに落ちてしまって、目の前が真っ暗になったんです。 でも、その後の補講期間に、先輩方が接客の考え方やFABRIC TOKYOで働く上での心構えまで教えてくださり、スキル以上に、仕事の軸を学べた時間となりました。
その後、無事にテストも合格でき、あの補講期間が自分にとってのターニングポイントだったと思います。
荒川さん:
この研修が、というよりは全体を通して、「頭の中で完璧にできている」と感じていたことが、実際は第三者から見るとできていなかったり、意図したニュアンスが相手に伝わらなかったりしたことが大変でした。
研修期間は、採寸と提案の2つがあるのですが、どちらも先輩からいただくフィードバックを真摯に受け止め、次の行動に活かすことで乗り越えてきました。
Q. 店舗に立って、一番「嬉しかった言葉」や「やりがいを感じた瞬間」は?
芳賀さん:
もともと、スーツを購入する予定のなかったお客さまが「サイズがとても綺麗だったので、スーツも買いたいです」と言ってくださったことです。
言葉でリードするのではなく、実際のシルエットとその技術で納得していただけた時、そして「あなたにお任せしたい」と言っていただけた瞬間が、本当に嬉しかったです。
渡部さん:
接客の中で、「あなたに任せるよ」と言われたことです。
お客さまの信頼を得られたと実感できて、一番嬉しかったです。店舗で採寸デビューしてからは、ありがたいことに採寸後のアンケートで自分の対応を褒めていただけることもあり、やりがいと自信に繋がっています!
菊池さん:
ジャケットかシャツを検討されていたお客さまが、スラックスの調整中にそのシルエットをとても気に入ってくださり、その日にチノパンも合わせて購入してくださったことです。
あの時、お客さまが見せてくださった笑顔を忘れることは決してないと思います。
荒川さん:
お客さまから「あなたのおかげで、また買いたくなっちゃったから次もよろしくね」と言っていただいたことです。
お客さまがFABRIC TOKYOのファンになってくださったことが、とても嬉しかったです。
Q. 最後に、26卒の就活生へメッセージをお願いします!
芳賀さん:
周りの人の進路が決まり出すと、なんだか焦ってしまいますよね。 周りと比べても意味がないと分かっていても、つい比較してしまうと思います。でも、本当は比べる必要なんてなくて、志望業界、やってきたこと、人生プラン、きっとミクロで見ると、誰一人同じ状況ではありません。
だからこそ、「本当にやりたいこと」や「これだけは絶対にやりたくないこと」をじっくり考えながら、一番楽しく働いている自分が想像できる居場所を見つけてください。心から応援しています!
渡部さん:
就活中の不安はとても大きいし、焦りや迷いもあると思います。ですが、うまくやろうとするより、「自分はどんな環境で、何を大切にして働きたいのか」という軸を大事にしてみてください。
たくさん悩んで大丈夫です。 面接に恐れず、素直に向き合った分だけミスマッチは減り、自分に合った道に出会えるはずです!応援しています!
菊池さん:
もし、好きなことがあるなら、少し迷ってもその道を選んだほうがいいと思います。
どの道を選んでも大変なことはありますが、最後に自分を支えてくれるのは「好き」という気持ちのはずです。僕自身もそうだったので!
荒川さん:
最終決断をするのは、他でもない自分自身だと思います。 誰かの判断軸で決めることは、やらない方がいいはずです。ただ、自分自身を信じてあげればいい結果は来るはずです。
まずは自分の心からやりたいと思えることを信じてみてください!僕自身がそうでした!