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あなたは今、期待と不安を胸に「本当に自分は活躍できるのか?」と悩みながら就活を進めていませんか?
リブセンスの新卒は、それぞれが多彩なキャリアを歩み、活躍しています。入社後すぐに壁にぶつかったとしても、それを乗り越えて力強く成長していく。そんな環境が、リブセンスにはあります。
その中でも入社1年目で「新人賞」をとりスポットライトを浴びた社員は、実は最初から順風満帆な会社生活というわけではありませんでした。
今回紹介するのは、2022年新卒入社、現在アルバイト事業部ビジネスディベロップメントグループにて、2つのチームのチームリーダーを任されている及川裕大さん。入社後に新人賞を受賞し、翌年には全社ベストセールス賞を受賞するなど、華々しい活躍を遂げています。新卒4年目を迎えた今、ここまでどのように成果を上げてきたのか。本人にインタビューしました。
記事の最後には、就活中の方や未来の後輩に向けたメッセージも用意しています。ぜひ最後までご覧ください!
目次
新人時代に立ちはだかった“壁”と打開策
正解のない中で、組織の向かう旗を立てるということ
“負けず嫌い”が原動力に変わるまで
就活生や未来の後輩に伝えたいこと
新人時代に立ちはだかった“壁”と打開策
── 3年目の半ばから現在のチームリーダーを担われていますが、どのようなキャリアを歩んできたか、教えてください!
及川(以下、同):
2022年4月に入社後、研修期間を経て主力事業のアルバイト事業部に配属になりました。「マッハバイト」というサービスのセールス職配属で、1年目の10月までにインサイドセールス(以下、IS)・フィールドセールス・カスタマーサクセス・コンサルティングセールスと、幅広い法人営業を経験しました。
業務内容は、新規営業として契約のない企業に架電をしてアポを獲得するところから始まりました。その後、商談にてニーズをヒアリングしてサービス利用の提案をしたり、契約後に顧客の成果が出るまでの運用フォローをしたりと一気通貫で関わり、多様な経験を積むことができました。入社半年でセールスとしての視野が広がっていったと感じています。
1年目の10月からは、「マッハバイトのプロダクト価値を高める」ために構成されたセールスプロジェクトにメンバーとして参加しました。そこではこれまでの法人営業に加え、セールス組織の数値管理や、組織の営業方針の浸透などに尽力しました。このあたりから、個人ではなく組織視点で物事を考え、所属するセールスグループ全体への貢献を意識して行動していました。
2年目の上期にプレイヤーとして目標200%達成を打ち出すことができ、その実績をもとに7月からチームリーダーになりました。ピープルマネジメントと事業マネジメントとの両軸を担い、3年目以降は利益創出に対してより大きな責任を持つようになりました。
── セールスを軸に順調にキャリアを伸ばしている印象ですが、高い成果を出すために普段から何か意識しているポイントはありますか?
高い成果を出すための観点でいくと、「建設的に思考すること」と「目的と手段を常に整理すること」です。実はこれは、新卒時代に直面した壁から学んだことなんです。
入社当初、ISでのテレアポ業務にかなり苦戦していました。電話をかけても、提案を断られることが単純に怖かったんです。断られないようについつい一方的に喋ってしまうこともあり、うまくいかない日々が続きました。
気持ち的にもやりきれない中で、セールスとしても成果を出せないという悪循環に陥っていました。
そんな中、当時の上司からこう問われたんです。
「好き・嫌いという感情をそのまま認めたうえで、どうしたら成果が出ると思う?」
この問いが大きな転機になりました。
社会人になったからといって、苦手なことがすぐにできるようになるわけではありませんでした。そして、嫌なことが急になくなるわけでもない。でも、その苦手に向き合わずにいると、成果にも、成長にも繋がらず、もっとつらい状況になります。
完全には切り分け難い「感情」をないがしろにせず認めたうえで、嫌なことを無理にやり続けるという方法ではなく、「じゃあ、どうすれば成果が上がるか」という別の手段を考え抜くことが大事だと感じています。この繰り返しが、成長するための思考の土台になると実感しました。
この経験以降、「感情」も大切にしながら、「変えられること」に目を向ける思考を意識するようになりました。
今は当時とは全く異なる業務に携わっていますが、「目的に対して現状を把握し、最も成果につながる手段を考える」という思考の構造は、変わらず自分の軸として活きています。
── 及川さんは新卒1年目の新人賞に加え、翌年には全社表彰のベストセールス賞も受賞していますが、どういった点が評価されたと感じていますか?
大きく2つあると思っています。1つ目はセールスとしての成果、そして2つ目に組織貢献です。
1つ目は、当時与えられた個人目標に対し、「200%達成する」というハードルの高い目標を自分に課し、実行しました。100%達成ではなく、200%というハイ達成をするための思考に切り替えると、あたりまえにやるべきことと、あたりまえを逸脱した高い成果を出すために「工夫すること」はなにかを考えるようになりました。
セールスとしての目標から逆算して必要な「あたりまえ」の架電数やアポ数、商談数を担保しつつ、その上で成果を大きく動かせる「変数」はないか。何を変えられれば、大きな結果につながるか、ということを常に思考し、行動し続けました。
結果、社内外の繋がりを最大限に活用し、事業成長にインパクトを与える超大手顧客の開拓に成功したことで、掲げた目標を達成できました。
あたりまえの枠を超えた範囲で自ら思考して行動し、結果を振り返るというサイクルを回したことで、誰もが認める成果を出すことに繋がったと感じています。
2つ目の組織貢献については、特に1年目の秋頃から意識して実践しています。思考する範囲を「僕自身の業務」から「組織全体の成長」に広げ、組織目線の課題を考えるようになりました。
きっかけは1年目にメンバーとして関わったプロジェクトです。まだ組織が立ち上がったばかりでリーダー陣の手が回らず、誰も取り組めていない課題が多くありました。その課題を僕なりに整理して解決手段を考え、上司に提案した結果、実際に対応を任せられることになりました。
与えられた業務だけでなく、組織の中で常に視野を広く、目線を高く持つこと。
そして、常に組織の目的に立ち返り、必要だと思うことをやり続けた結果、組織への貢献度を評価していただけたと振り返っています。
正解のない中で、組織の向かう旗を立てるということ
── 現在は主力事業のセールスグループのうち、2つのチームのリーダーを兼務されていますが、具体的にどのような業務を担っていますか?
現在のチームリーダーとしての業務配分は、マネジメント8割、プレイヤー業務2割になっています。
2つのチームに所属する9名のメンバーマネジメントをしつつ、組織数値の管理や課題発見、解決のための打ち手の立案・推進をしています。
役割としては、アルバイト事業部全体の営業戦略を所属グループの戦略に落とし込み、戦術を立てて推進することです。わかりやすく言うと、マッハバイトの新規営業側の方向性の決定と、成果という側面における現場の責任を僕が持っています。
── 現場の責任を持つ。すごいですね。大きな責任を背負って働く中で、悩みや葛藤はありますか?
悩み、というよりは「誰も正解を持っていない仕事」に取り組む難しさを感じることが多いです。特に戦略や戦術の立案では、「これをやれば必ずうまくいく」という確立された答えが存在しません。
答えのない問いに向き合うのは正直、かなり怖いです(笑)。「失敗したくない」という思いが常に頭をよぎります。
それでも、組織に与えるインパクトを想像するとワクワクしますし、僕が示した「戦略/戦術」という旗をチームメンバーの目標に据え、事業を前進させていくことには大きなやりがいを感じています。
責任は重大ですが、その分だけ得られる成長と達成感も大きいと捉えています。
それだけに、旗を立てるスキルを一日でも早く身につけたいと考えています。今の僕にとっては、この業務がもっとも難易度が高い挑戦です。
上司や、自分より経験豊富な方々が、どのように意思決定を下しているのかを“思考をトレース”して学び、自分のものにしようと動いています。具体的には、事業部長や、VPoS、さらにはセールス統括といった方々との対話を通して、それぞれから見える景色や狙いを理解し、思考法を吸収しようとしています。
それ以外にも、世の中の知見や他社事例などから仮説を立てて実行し、結果を振り返ることで、経験を血肉に変えられればと考えています。
“負けず嫌い”が原動力に変わるまで
── 早い段階で主力事業におけるリーダーを任される中で、折れずに頑張れているのはなぜでしょうか?
僕自身の性格の部分と、環境の2つの理由があるかなと思います。
実は、すごく負けず嫌いな性格なんです(笑)。誰かと比べてというよりは、自分が何かが「できない」ということが嫌で、自分が所属している組織が負けることもすごく嫌いなタイプです。
できないことを、できるようになるまで考えて、克服する。そして、また次の苦手に向き合う。
それを繰り返す中で、過去の自分よりも成長したという実感を常に持ち続けることができています。
また、リブセンスの環境も頑張れている理由として大きいです。
所属するアルバイト事業部では、市場環境が刻一刻と変化し、常に難解な課題が待ち受けています。その影響で僕が取り組む仕事の抽象度も上がり、できることが広がっていく感覚を得られています。
そしてなにより、常に成長を支えてくれる信頼できる上司や先輩が多いことも、すごくありがたいと感じています。僕のできないことが得意な上司がいたり、僕の苦手への向き合い方を知っている先輩が周囲にいる。それが組織への信頼に繋がり、さらなる成長のための指標になっているんだと思います。
── 今後リブセンスでは、どういうことに取り組んでいきたいですか?
一番は、会社を伸ばしたいという思いが強いです。
リブセンスには、「幸せから生まれる幸せ」という考え方が、経営陣をはじめとして組織風土として根付いています。個人的にこの思想がすごく好きですし、この会社が社会的に影響力のあるポジションになることに大きな意味があると思っています。
個人のキャリアにおいては、事業部を担っていける人材に成長したいと考えています。そのために、今関わっているセールスという側面以外のビジネスサイドにも関わり、広く力を付けていきたいと考えています。
リブセンスではマーケティングやオペレーションなど、様々な職種と連携して業務を行うことができますが、さらに解像度を上げられるように深く関わりを持っていこうと思います。
就活生や未来の後輩に伝えたいこと
── 最後になりますが、就活生や未来の後輩に伝えたいことはありますか?
「手が届かないかもしれない目標を自分で立てて、達成に向けて納得するまで努力すること」に、ぜひチャレンジして欲しいですね。
取り組む内容は、必ずしも長期インターンなどの就業経験でなくても問題ありません。例えば、普段やっているアルバイトや部活、趣味などで、「やりたいけど達成できないかも」と思えるものが良いと思います。
というのも、僕は社会人4年目を迎え、成長するためには「できるかわからないことに向き合う強さ」が必要だと思っています。しんどくても、常により高い目標や困難に挑み続けなければ、新しく「できること」は増えていかないと実感したからです。
学生時代に高いハードルに挑んで得た自分の強さが、きっとその後も挑戦し続ける糧になります。ぜひ、自分らしくなにかに熱量を持って取り組んでみてください。応援しています!
執筆担当:人事部新卒採用担当
撮影場所:WeWork 東京ポートシティ竹芝