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面接で「キャリアビジョン」を問われたとき、あなたは自信を持って答えられますか?
本当はやりたいことが明確に定まっていないのに、なんとなく聞こえの良い未来を語ってしまっている人や、定まらないことに不安を抱いている人も少なくないのではないでしょうか。
リブセンスには、多彩なキャリアを歩み成長している社員が多くいます。ただし、その多くは計画された青写真ではなく、「挑戦の連続」として紡がれていきます。
想像もしなかった挑戦から新たな経験を積み上げる。そんなリアルな成長を描ける環境です。
今回紹介するのは、2022年新卒入社、現在転職ドラフト事業部Marketingグループ所属の大中 絢音さん。内定者時代から一貫して「キャリアビジョンはないが、面白い仕事で成長したい」という意思を持っていました。新卒4年目を迎えた今、どんな仕事に向き合い、どのような成長を遂げたのか。本人にインタビューしました。
記事の最後には、就活中の方や未来の後輩に向けたメッセージも用意しています。ぜひ最後までご覧ください!
目次
“キャリアビジョンなし”の私が職種を越境し続けた理由
営業からマーケへ。転機は“課題への執着心”
仕事を人生の思い出にする
就活生や未来の後輩に伝えたいこと
“キャリアビジョンなし”の私が職種を越境し続けた理由
── まずは、リブセンスでのキャリアと業務について教えてください。
大中(以下、同):
リブセンスでのキャリアは、入社前の内定者インターンからスタートしました。
一番初めに関わったのは当時の新規事業knewで、調査レポートの企画~執筆と、ユーザー集客の企画を担いました。knewの責任者であった社長の村上さんとコミュニケーションを取りながら進めました。
インターンの途中から、knewでの業務と並行して人事部にも所属しました。ここでは人事施策や、全社イベント再設計のためのワークショップの企画〜実行を進めました。
その後22年度新卒として入社し、転職ドラフト事業部で当時新しくスタートしたエージェントサービスの法人営業に配属されました。業務はインターン時とはがらりと変わり、現事業部長が当時担っていた新規営業を、私一人で引き継いでユーザー企業を増やすというものでした。そこから1年の間に、営業だけでなくユーザー集客やオペレーション設計など、特定の領域に閉じずに幅広い仕事に取り組みました。
そして2年目の1月から、転職ドラフト事業部エージェントサービスのブランド・LP(ランディングページ)リニューアルプロジェクトに携わり、3年目の9月から現在所属するマーケティンググループへ異動しました。
── この3年で幅広い経験をされていますが、もともと多彩な経験を積めるキャリアを希望していたのでしょうか?
全て意図的に選択してきたかと聞かれると、そうではなかったなと思います。実は、リブセンスに意思決定した理由も、「チャレンジの余白が大きく、何かしらで爪痕を残せそう!と思ったから」で、当時から具体的なキャリアビジョンは定めていませんでした。
内定者インターンを始めるときにも、どんな仕事がしたいかという問いに対して、「業務内容や携わる事業にこだわりはない」と伝えていました。
その結果、代表の村上さんから声をかけていただき内定者インターンから新規事業に関わったり、入社後は営業配属を経てマーケティングへ異動したりと、幅広い経験を積むことができました。
── キャリアビジョンがない中で、なぜこんなにも幅広い経験を積むことになったと思いますか?
大きく2つ理由があると思います。1つ目は、リブセンスの越境文化、2つ目は、私自身の仕事へのこだわりです。
1つ目の越境文化について、リブセンスでは事業開発を進める中で、職種や部署を越えてコミュニケーションを取り、協力し合う文化があります。例えば、私が所属する転職ドラフト事業部のマーケティンググループでも、業務の中でエンジニアやデザイナーなどとコミュニケーションをとって仕事を進めています。
ほかの職種の方とコミュニケーションを取るのは難しそうで、時間がかかってしまうのではないかと心配に思う方もいると思います。
実際にはそれとは逆で、なにか困ったことがあった際に専門的な知識を持つ相手を頼り、頼られる関係性があることで職種を超えた理解が深まっていきますし、事業改善のスピードも早いです。
わからないことを自力で調べていくことはもちろん大切ですが、事業推進という視点でものごとを捉えた場合、社内関係者を巻き込み、協力を仰いで業務を推進していくからこそ、壁を乗り越えられると実感しています。
そういった越境性の高いリブセンスの環境が、職種を超えて広く、深い学びを得るきっかけになりました。
2つ目の私自身の仕事へのこだわりは、目の前の成果を追い求める中で、常に「本質的な課題に向き合い続けたい」というものです。
その結果として営業からマーケティングへのキャリアの転換が生まれたと振り返っています。
営業からマーケへ。転機は“課題への執着心”
── 営業からマーケティングへの職種転換に繋がった「本質的な課題への向き合い」とはどういうものでしょうか。
当時、主に転職ドラフト事業部のエージェントサービスで法人営業として仕事を進める中で、事業が飛躍的な成長を遂げるには、根本的な課題に取り組む必要があると感じていました。エージェントサービスの場合、転職を考えるエンジニアからサービスをあまり知られていないことが成長のネックになっていると思ったのです。
そのため、法人営業としての通常業務と並行して、「ユーザー集客」に対する新しい取り組みを進めていこうと考えました。
まずはターゲットであるエンジニアの解像度を上げるべく、エンジニアが参加する社内のイベントには必ず出席して情報収集をしたり、エンジニアへ企画のフィードバックを求めたりしていました。
ときには別チームのセールスに依頼して、エージェントサービスの実際のユーザーとの面談に同席して、エンジニアのことを深く理解することに努めました。
この経験が、「サービスが誰にどんな価値を提供できるかの再定義」を考え始めるきっかけになり、今の仕事に繋がったと思います。
── 職種を変えていく過程で、感じていた不安や実際にぶつかった壁はありましたか?
今振り返ると、壁は多いキャリアだったと思います(笑)。
これまで新規事業や、領域の立ち上げに関わる中で、社内で過去に前例のない取り組みや、ログが残っていないものへの挑戦が多かったため、「自分がやっていることが正しいかわからない」という不安が常にありました。
ただ、当時のメンターからのフィードバックで考え方を変えることができ、その不安とも真正面から向き合えるようになりました。
それは、「答えは探すものではない」ということです。
正しいかわからなくても、自分の知識と経験で、最善だと思う決断をする。不安が全くなくなったわけではありませんが、今ではバランスよく共存できるようになったと思います。
── マーケティングへ異動し、現在はどのようなやりがいを感じて働いていますか。
一番は、私が真摯に向き合った仕事に対して反応をもらえることにやりがいを感じています。
もちろん、自身の取り組みがユーザー集客に繋がっているという成果もやりがいのひとつですが、もっとリアルな「ユーザーからの声」が、私が今仕事に向き合い続ける理由になっています。
現在私のメインミッションは、「転職ドラフトが社会に与える価値をブランドメッセージとして正しく伝え、サービスのファンを増やす」ことです。
その具体的な手段として、エンジニアのカンファレンスへ出展したり、イベントを企画したり、ビールスポンサー企画を実施しています。
実際のイベントで、参加したエンジニアの方から「転職ドラフトが主催したイベントでキャリアへの認識が変わった」と伝えられたときは、この上ないやりがいを感じたことを今でも鮮明に覚えています。
転職ドラフトが、エンジニア転職領域に新しい価値を生み出し、多くの人が共感して自分らしいキャリアを歩んでいく。今の私の仕事は、そんな未来を作っていける、とても価値のある仕事だと思っています。
仕事を人生の思い出にする
── 今後の目標はありますか?
一番は、ここまで仕事を進める中で協働し、ときには支えてくれたエンジニアコミュニティの方々へ、転職ドラフトのサービス価値を通して恩返ししていきたいと考えています。
私の担う仕事は、社外エンジニアとの関係性があってこそ成り立つものです。私だけの力ではここまで活動を続けることは出来なかったと強く感じています。
だからこそ、もっと広く価値を届けるサービスに成長させたいですし、そうなれると信じています。
また、キャリアとは違う側面では、「仕事を人生の思い出づくりとして楽しみたい」と思っています。この言葉は私の上長がよく仰っていることで、受け取り方は人それぞれだと思いますが、私はすごく大事にしています。
何が正解かわからない仕事に向き合う中でも、ただひたすらに仕事で関わる周囲の人を大切にして、いつか思い返したときに思い出だと思えるような仕事をし続けたいです。
── キャリアビジョンがない中で、仕事を人生の思い出にするために、どのように業務に向き合っていきますか?
今後も、ひたすら本質的な課題に向き合い、良い結果を出すことにこだわりたいと思っています。
「将来こうなりたいから頑張る!」というキラキラしたモチベーションはないですが、私が走り続けるには十分な理由だと思っています。
その場で向き合う課題を選び続けた結果今の業務領域にたどり着きましたが、現在私が取り組む「リレーションシップマネジメント」は、実は一般的なポジション名ではなく、私と上司で考えて名付けたものです(笑)。
というのも、イベント企画やコンテンツ制作など通して、様々なステークホルダーと有機的なつながりを生み出す、というマーケティング領域におけるポジション名は調べた限りしっくりくるものは存在しませんでした。
とにかく今は、お世話になっている方たちへの恩返しを目指して、自分らしく情熱を持って仕事に取り組み、新しい領域で結果を出したいです。その結果、私がやってきた仕事に名前がつき、それが堂々としたキャリアになる日が来るとしたら、それは私の人生の思い出だと言える気がします。
就活生や未来の後輩に伝えたいこと
── 最後になりますが、就活生や未来の後輩に伝えたいことはありますか?
今の時代は変化が激しくて、将来のことを完璧に描くのはとても難しいと思います。
就活中は特に「キャリアビジョンは?」「将来どうなりたい?」といった質問にどう答えるべきか悩んでしまうこともあるかもしれません。
でも、無理に“何者か”になろうとしなくても大丈夫です。実際、社会人になってからも「自分は何を目指しているのか」「この仕事は自分にとってどんな意味があるのか」と迷う瞬間は何度もあります。
そんなときに大事なのは、見栄をはらずに、わからない自分を認めること。そして、「いま目の前の仕事にどう向き合うか」を大切にしていくことだと思います。
将来の姿が見えていなくても、自分なりの誠実さで一歩ずつ進んでいけば、きっと後から振り返ったときに「良いキャリアだった」と思えるはずです。
私もこれから先のことはまだわかりませんが、信じて進み続けます。
あなたのキャリアが、あなたらしく素敵なものになることを心から応援しています!
── ステキなメッセージをありがとうございました!
執筆担当:人事部新卒採用担当
撮影場所:WeWork 東京ポートシティ竹芝