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岡本(おかもと)
京都文教大学臨床心理学部を卒業後、京都文教大学大学院臨床心理学研究科修了。臨床心理士、公認心理師。2012年にLITALICOへ新卒入社。関東エリアでのLITALICOジュニアの勤務を経て、関西初出店となる梅田教室の初代教室長として従事。現在は、関西エリアの保育所等訪問支援専任チームにて、児童発達支援管理責任者とチームリーダーを兼務。プライベートでは2018年に双子を出産。
「関西にもLITALICOジュニアを広めたい」その一心で駆け抜けてきた4年間。
ー岡本さんが新卒で入社された2012年当時、社員は数百人程度だったLITALICO。心理の大学院を修了された後、なぜ民間企業であるLITALICOへの入社を決めたのですか?
心理学を学ぶ大学院生は、卒業後に臨床心理士や公認心理師の資格を取得して、心理職として行政や病院、学校で働くのが一般的です。卒業と同時に資格があるわけではないので、はじめは非常勤として働きながら資格の勉強を進めることがほとんどです。当時は心理職の雇用の不安定さや、給与が低いことに対して違和感を感じていました。そんな中、企業で働く選択肢はないかとネットで検索した時に、LITALICOの情報が出てきたんですよね。
実は私の弟に発達の遅れがあるのですが、私や弟が子どもの頃は療育や発達支援のような社会資源はほとんどなく、「生きづらい人がいるのに、サービスがないのはおかしい。特に生まれ育った関西にはサポートが少ない。どうにかしたい。」と考えていたということもあり、「絶対にLITALICOを地元にも広めるんだ」という決意をして入社しました。
ー2017年に東証一部上場、2020年に東証プライムへ移行、気づけば社員も4,203名(2024年3月現在)となりました。これまで岡本さんは、LITALICOでどのような軌跡を歩んでこられたのでしょうか。
新卒入社してから数年間は、東京や千葉で新規教室開設や教室長の業務を担っていたのですが、社長や事業部長と話せる機会がある度に「関西にいつLITALICOジュニアを出店ますか?」と聞いていました(笑)。そんなアピールが実を結び、2016年1月に関西初出店となるLITALICOジュニア梅田教室をオープン。初代教室長として勤務しました。しばらく教室長を経験した後、会社として今後は保育所等訪問支援※にも力を入れていきたいというフェーズになり、自らの希望で、2018年に保育所等訪問支援サービスの立ち上げメンバーに役割変更したんです。
※保育所等訪問支援事業とは
障害のある子どもが保育所や学校などで集団生活を送るための支援をおこなうサービスです。児童福祉法に基づく障害児通所支援サービスのひとつで、2012年(平成24年)の児童福祉法改正で創設されました。(引用:LITALICO発達ナビ https://litalico-c.jp/magazines/314)
その後、ほどなくして妊娠が発覚。産休・育休を経て、2020年6月から復職しています。現在は、関西を拠点とする保育所等訪問支援専任チームにて、訪問支援員・児童発達支援管理責任者・チームリーダーを兼務しています。
初めての育児は双子。パートナーと共に協力して、仕事と家庭の両立を。
ー入社当時から現在に至るまで、常に前進し続けてきた岡本さん。ワークライフバランスはどのように工夫されているのですか?
双子の子育てをしているので、パートナーの協力なしに仕事と家庭の両立は難しいですが、自分なりに工夫しつつ働いています。LITALICOは平均年齢が30代半ばということもあり、産前産後休暇や育児休暇を取得する社員が多くいます。男性も、対象者のうち56%が育休を取得しています。社内では妊娠から出産に向けて支援するファミリーサポート窓口があるほか、看護休暇や時短勤務ができる制度もあります。育休を最長6年まで延長できるようにもなりました。週4日正社員制度も新設されたので、子育てや家庭の割合を増やして働くという選択肢もあるんです。子育てしている社員が働きやすい制度を多数つくってきた会社ということもあって、職場の雰囲気としても、理解してもらえているなと感じることがよくあります。
安心して、長く、自分らしく働ける職場だからこそ、もう一度就活するとしてもLITALICOを選びたい。
ー最後に、今後LITALICOへの就職を検討されている方に向けてメッセージをお願いします。
私は「LITALICOを選んでよかったな。もう一度就活するとしてもLITALICOを選びたいな」と思っています。理由のひとつに、妊娠が発覚した時のエピソードがあります。多胎妊娠にはリスクが伴っており、私は産休に入る前にやむを得ず傷病休暇をとる必要がありました。当時は保育所等訪問支援のサービス立ち上げ期だったということもあり、業務を引き継ぐスタッフに対して「道半ばで休むことになってしまってごめんなさい」と伝えたのですが、「大丈夫。岡本さんが大変な時に支えられるチームでありたい。今は安静にして、母子ともに元気なのが一番だよ。こちらは任せて!」と返答してくれました。チームの誰一人として嫌な顔ひとつせずにお休みに入らせてくれたのが、本当にありがたかったです。
このようにLITALICOでは、多様なバックグラウンドのある社員が働いています。一人ひとりの社員が自分のライフスタイルに合わせて働きやすい制度を選べるように、社員の声から様々な制度をつくってきました。「ライフステージが変わったとしても働き続けられるだろうか」といった不安を感じずに働いていただける会社だと思っています。今後も、社員一人ひとりがより安心して、長く、自分らしく働けるように、職場の雰囲気をつくる一人のスタッフとして、お待ちしています。ぜひ、安心してご入社いただけると幸いです。