週1日、富山県から金沢のLINNAS Kanazawaに通いながら、フリーランスとしてバックオフィス業務や地域連携事業に携わっているYuiさん。
LINNASが掲げるVision・Mission・Value、そして代表のAkiさんの姿勢に共感し、2024年4月にジョインしました。
震災をきっかけに始まったLINNASとの関わりや、チームへの想いについて伺いました。
目次
「力になれるかもしれない」──震災をきっかけに動き出した関わり
「この人たちと一緒に働きたい」と自然に思えた
バックオフィスからイベント支援まで。縁の下からチームを支える
Vision・Mission・Valueが根付いた職場
「自分も大切にされている」と実感できる場所
”経験”より”関わりたい気持ち”
「力になれるかもしれない」──震災をきっかけに動き出した関わり
――LINNASと出会う前は、どんなお仕事をされていましたか?
富山県のまちづくり会社で、飲食や施設運営、観光や関係人口など、さまざまな事業に携わっていました。 国や自治体が関わるプロジェクトも担当していたので、LINNASではその経験を活かした関わり方ができていると感じます。
当初はホテル業界に興味はありましたが、直接的な関わりをもっているわけではありませんでした。
――LINNASとのつながりはどのように?
Akiさんとの出会いは「日本ワーケーション協会」のコンシェルジュとして、同じ北陸で活動している共通点で、富山でお会いしたことがきっかけでした。
私がLINNAS Kanazawaに遊びに行ったり、Akiさんが富山に来たり、お互いにSNSを通じて活動を知っていました。
そんな中で、2024年の元日に能登半島地震が発生。
金沢市全体のホテルが被災者受け入れに動く中、LINNASもその一員として年明けからフル稼働。
当時は受け入れ体制がまだ整っておらず、現場は膨大な事務作業や調整で本当に大変だったようです。
そのときAkiさんがSNSで「現場をサポートしてくれる人を探しています」と発信していて。
「自分にもできることがあるかもしれない!」と感じて、連絡したのが関わりのはじまりでした。
「この人たちと一緒に働きたい」と自然に思えた
――そこから、どんな形で関わるようになったのですか?
最初は「同じ北陸に住む人として…、何か力になれたら」という思いでした。
でも実際に現場に入ってみたら、スタッフのみなさんの動きや空気感にとても惹かれました。
被災者受け入れという非常時の中でも、スタッフが明るく、目の前のゲストや被災者に真摯に向き合っていたんです。
「私たちにできることは何か」「どうしたら少しでも居心地良く過ごしていただけるか」を前向きに考え合っているその姿に、すごく心を動かされました。
そのうちに自然と「私もこのチームと一緒に働きたい」という気持ちが芽生えてきて。
LINNASチームの一員として、一緒に学んで成長してきたいという思いが決め手になりました。
バックオフィスからイベント支援まで。縁の下からチームを支える
――今はどんな仕事を担当されていますか?
バックオフィス業務や、地域との連携プロジェクト、イベントの企画・運営などを担当しています。
基本的に私はゲストと直接関わる場面は少ないですが、現場のスタッフが気持ちよくゲストと向き合えるように、全力でフォローしていくのが私の役割だと思っています。
Vision・Mission・Valueが根付いた職場
――LINNASのチームにはどんな印象を持っていますか?
驚いたのは、Vision・Mission・Valueがスタッフ全員に本当に浸透していて、単なるスローガンではなく、日々の会話や行動に自然と表れていることでした。
LINNASが社会にとってどのような存在を目指していくか、どんなホスピタリティを届けたいのかがしっかり言語化され、みんなで共有されています。
初めて参加させてもらった時に、「ビジョンを実際にチームで体現していくって、こういうことなんだ」と深く納得できました。
理念が見えるだけでなく、それが本当に現場に根づいている。全員が共有し、アップデートしながら行動にまで落とし込まれていて、本当に素晴らしいなと感じました。その姿勢に強く共感して、「このチームで働きたい」と改めて思いました。
「自分も大切にされている」と実感できる場所
――LINNASに関わって感じた魅力を、もう少し教えてください。
LINNASは、「働く人が自ら考えて動ける組織」だと感じます。
特に印象的だったのは、LINNASの人事担当が講師となって行われた人事系ワークショップ。
「こういう関わり方はチームの雰囲気がよくなる」「こういう言動は避けたほうがいい」といったことを、チーム全体で共有する時間がありました。
LINNASでは「働く人が心地よく過ごせるように組織として何ができるか」を働く人たちが自ら考え、それを実際に形にしていく。
私にとっては、それがとても大きな衝撃であり、学びでした。
「いま私が学びたいチームワークとか組織の在り方ってこういうことだったんだ」と、すとんと腑に落ちたんです。
完璧な組織ではなくても、「もっと良くしていこう」という想いがあって、それが日々のコミュニケーションや雰囲気にもつながっている――。
だからこそ、ここで働く人たちはこんなにも自然体で、魅力的なのだと思います。
”経験”より”関わりたい気持ち”
――これからLINNASで働くことに興味を持っている方へ、メッセージをお願いします。
LINNASでは、ホテル運営はもちろん、地域連携やイベント、バックオフィスなど多岐にわたる業務があり、いろんな関わり方ができる場所だと思います。
だから、私の話を聞いて「こんなチームで働いてみたい!」と感じた方には、ぜひ飛び込んできてほしいです!
未経験でも、バイタリティーや人と関わり合えるセンスがあれば不安なことなんて全然ありません。
今は女性スタッフが多いですが、男性ももちろん大歓迎。
性別も経験も関係なく、「人と関わることが好き」「地域とつながる場づくりがしたい」という方にとって、LINNASは居心地のよい場所になるはずです!
――貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。