みなさん、こんにちは。LIDDELL(リデル)採用担当です。
新しいツールを入れたのに、なぜか前より忙しい。そんな経験、ありませんか?
AIが入ると、仕事は速くなります。ただ、速くなった分だけ「できること」が増えるので、そのまま足し算を続けていくと、いつのまにか一日が埋まります。そして埋まった一日から最初に消えるのは、たいてい「考える時間」です。
先日、代表の福田が全社チャンネルに投げたのは、新しくやることのリストではありませんでした。
■ 配られたのは、減らすための物差しでした
・Drop(捨てる)誰も読んでいないレポート、形骸化した定例会議、過剰な確認フローを全廃する。
・Delay(遅らせる)プロジェクトの優先順位をつけ直し、緊急度の低い納期のスケジュールを再交渉・再設定する。
・Delegate(任せる/自動化)AIやマクロで自動化できる作業を探す。外部委託(アウトソース)を検討する。
・Diminish(簡略化する)複雑な資料作成をテンプレート化する。承認プロセス(スタンプラリー)を1ステップにする。
四つとも頭文字がDなので、社内では「4つのD」と呼んでいます。捨てる、遅らせる、任せる、簡略化する。どれも「これはもうやらなくていいのでは」という判断を、個人の勘ではなく共通の物差しに乗せるための言葉です。
大事なのは、この4つが「何かが悪かったから」出てきた言葉ではないところです。AIで仕事が一気に速くなったから、増やす前にいちど棚卸しをしておく。順番の話です。そして削る対象は、判断が増えない手間のほうです。品質を守るための確認は減らすのではなく、ダブルチェックやAIの監視といった仕組み側に寄せていきます。
おもしろいのは、この4つに「がんばる」が一つも入っていないところです。時間が足りないとき、私たちはつい気合いで乗り切ろうとしてしまうのですが、、、そこを最初から仕組みの話に振り切っています。
仕事は、足し算だけでは強くなりません。
■ 空けた枠に、何を入れるか
棚卸しは、それ自体が目的ではありません。空いた時間を何に使うかまで決めておかないと、その枠はまた別の作業で静かに埋まります。
4つのDが投げられた二日後の朝、福田はこう続けました。
「改めて、もう一度AIを活用した資料作成や企画アイデアのブレストについて実践的にシェア&レクチャーする時間を作ろう!エージェントやスキルなどの方面に行きがちだけど、企画書作成などの当たり前のAI業務って、けっこう属人的になってきてるので時間を調整して欲しい。月曜朝会でもいいかもしれない」
エージェントやスキルというのは、AIに手順を覚えさせて自動で動かす仕組みのことです。そういう新しい方面は話題になりやすいのですが、企画書づくりのような毎日の仕事こそ、いちばん上手い人のやり方を全員に配る値打ちがあります。だから新しく研修枠を作るのではなく、すでにある朝会の枠を使えないか、という案までその場で出ています。増やすのではなく、入れ替える。この投稿にCOOの萩原が「実践形式で」と応じ、その日のうちに動き出しました。
代表が「時間を作れ」と言うだけで終わらず、自分が教える側に立つ。ここがリデルらしいところだと思っています。
■ 「任せる」は、押しつけではありません
4つのDのなかで、いちばん誤解されやすいのがDelegate(任せる)だと思います。人に渡すことが「面倒な仕事の押しつけ」になってしまうと、棚卸しは一度きりで終わります。
これは、採用媒体の運用をどう回すかという話のなかで出てきた福田の言葉です。
「そんなに労力がかからない。aiと30分ほどのアイデアブレストで終わる。てかこれはめちゃくちゃスキルアップになると思うから、みんな関わればいいのに」
渡す前に、AIと30分のブレストで回るところまで軽くしておく。だから受け取った側にとっても、それは負担ではなく練習台になります。しかも渡されるのは、経営が見ている景色に近い仕事です。
軽くしてから渡す。これがリデルの「任せる」です。
■ 人の時間を、どこに寄せるか
リデルのミッションは「個人の影響力を、人々の未来のために。」です。SNS黎明期から12年、私たちがやってきたのは、人の言葉や体験が持つ力を、ビジネスの成果に変えることでした。
AIは、言語化できる仕事をどんどん引き取ってくれます。一方で、クライアントのブランドに本気で惚れ込むこと、相手の迷いに気づくこと、まだ言葉になっていない期待を先に汲み取ること。このあたりは、いまも人にしかできません。
だから私たちは、人の時間をそちら側に寄せていきます。4つのDは、そのための場所を空ける道具です。増やす前に捨てる、というのは、けっして守りの話ではありません。人が考える時間を、先に確保しにいくという攻めの判断です。
■ こんな人と働きたい
・仕事を増やす前に、まず減らすところから考えられる人
・「これ、やめませんか」を自分から言える人
・AIに任せた先で、人として何をやるかを考えたい人
やめる判断は、増やす判断よりずっと勇気が要ります。その勇気を歓迎する会社で、空いた時間の使い方を一緒に考えてくれる方を探しています。
まずはカジュアルに、「話を聞きに行きたい」から。みなさんとお話しできるのを楽しみにしています。