みなさん、こんにちは。LIDDELL(リデル)採用担当です。
会社説明会でも、面接でも、たいてい語られるのは「うまくいった話」です。伸びた数字、決まった案件、盛り上がったキャンペーン。
でも、入社を考えている人が本当に知りたいのは、たぶんそこじゃない。
うまくいかなかったとき、この会社はどうするんだろう。ミスをした人は、どんな扱いを受けるんだろう。、、、そっちですよね。
今回は、私たちが毎週やっている、あまり格好よくない習慣の話をします。
■ 毎週いちばん最初に話すのは、ミスの話
リデルには、全社員が集まる週次のミーティングがあります。オンラインでもつなぎ、その週の連絡事項の共有や勉強会をおこなう場です。
このミーティング、いちばん最初のプログラムが決まっています。「ヒヤリハット・インシデント共有」です。
ヒヤリハットとは、大きな事故には至らなかったけれど、ひやりとした、はっとした出来事のこと。もともとは医療や製造の現場で使われてきた言葉です。
つまり、その週に起きたミスと、起きかけたミスを、全員の前でいちばん最初に話す。成果の報告より先に、です。
話す内容も決まっています。何が起きたのか。なぜ起きたのか。これからどう防ぐのか。この3つをセットで共有します。
■ 犯人を探す時間は、1秒もありません
こう書くと、吊し上げの場を想像するかもしれません。実際は、まったく逆です。
この場で語られるのは「誰がやったか」ではなく、「どこに穴があったか」です。
たとえば、いつもは自動で送っている連絡を、事情があって手作業で送ったときにミスが起きたとします。ここで出てくる結論は「担当者が不注意だった」ではありません。
普段と違うやり方をするときこそ、抜け漏れは起きる。だから、そういうときは手順を書き起こして、他の人にも確認してもらう。
原因を人の資質に置くと、対策は「気をつけます」で終わります。原因を仕組みに置くから、対策が具体的になる。この差は、思っているより大きいと感じています。
私たちは、ミスを個人の失点としてではなく、仕組みの改善点として扱います。
■ AIを入れても、人の目はなくしません
リデルは、定型的な作業をAIに任せる方向へ大きく舵を切っている会社です。ミスの検知も例外ではありません。いま進めているのは、AIによる監視の仕組みづくり。起きる前に防ぐことと、起きたあとにできるだけ早く気づくこと。その両方を底上げしようとしています。
ただ、社内で共有されている方針は、AI万能論ではありません。全社の場では、こう言われています。
「AIを使っても100%は防ぎきれない部分がある。だから引き続き、AIと人の目の両方を使いながら防いでいく」
AIに全部を渡さない。この線引きを、あえて残しています。
効率だけを見れば、二重に見るのは無駄です。それでも、無駄に見えるところに人が残るから守れるものがある。私たちはそう考えています。
■ 「言いにくいこと」を、手順にする
もうひとつ、全社の場で繰り返し伝えられていることがあります。
苦しいことがあったら、抱え込まずに、できるだけ早く言ってほしい。もっと早く言ってくれていたら、もっとストレスなく、いいパフォーマンスを出せたかもしれないから。
言いにくいことを言える組織をつくるのは、空気ではなく手順です。
「言っていいよ」と伝えるだけでは、たぶん足りない。だから私たちは、それを毎週のプログラムにしました。気合いや性格に頼らず、カレンダーに置いた。
そして、ミスの話ができる場所は、いつのまにか挑戦の話ができる場所になります。
失敗の報告が当たり前になると、まだ確信の持てない企画も、途中の相談も、口に出しやすくなるからです。
■ こんな人と一緒に働きたい
・うまくいかなかったことを、自分の言葉で説明できる人
・「気をつけます」で終わらせず、仕組みを提案したくなる人
・AIに任せる範囲と、人が見る範囲を、自分で線引きしたい人
完璧な人を探しているわけではありません。むしろ、つまずいた経験を次の誰かのために置いていける人と、一緒に働きたいと思っています。
リデルのミッションは「個人の影響力を、人々の未来のために。」です。これは社外に向けてだけの言葉ではありません。隣の席の人のひとことが、会社の仕組みを変えていく。そういうことでもあると思っています。
毎週いちばん最初に、格好悪い話をする会社。少しでも気になったら、まずはカジュアルにお話ししませんか。「話を聞きに行きたい」からお待ちしています。