- Web系・オープン系
- インフラエンジニア
- SRE
- Other occupations (1)
- Development
【代表取材③】最先端ARグラス TikTok に社長公式グッズ販売!?なぜリベロエンジニアは大真面目にぶっ飛んだブランド戦略を描くのか
Introduction
どのように「エンジニアをもっと自由に。」を実現していくのかをお伺いするために、第1弾インタビューでは “リベロエンジニアが考える自由”、第2弾では “リベロエンジニアが拡張する自由” を深ぼりさせていただきました。
第3弾となる今回は、いままで Wantedly で見せてこなかったリベロエンジニアの一面に切り込みます。
ー 先日 TikTok で AR グラスをつけてバズっている金子さんを発見。それに社長公式グッズオンラインショップのリリースも。これは本当にあの真面目に話をしていた金子さんですか...?
https://www.TikTok.com/@libero_engineer
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000018237.html
はい、僕です。
これらはいまちょうど取り組み始めたプロジェクトです。リベロエンジニアの TikTok アカウントに30本ほど動画を投稿したり、僕の公式グッズオンラインショップをオープンしています。
ー 第1〜2弾の “真面目な金子さん” とはかなりギャップがありますね。
どんな背景で取り組んでいるプロジェクトなのでしょうか?
僕はよく「玉を大きくするため」と表現しているんですが、会社の知名度を上げて、会社の企業価値評価であるバリュエーションを上げるために取り組んでいます。
ー 玉を大きくする=バリュエーションを上げるとは、どのような意味ですか?
SES というサービスの形態の性質上、第1〜2弾でお話ししたようにリベロエンジニアがエンジニアの働き方の変革に取り組んだり、サービスの横展開に取り組んだところで「結局ただの SES でしょ?」と言われてしまうのが関の山なんです。では、SES に取り組む企業のバリュエーションは何であげられるのか?というと “知名度” しかない。僕はここに行きつきました。
リベロエンジニアの知名度を上げる
→リベロエンジニアの上場バリュエーションが上がる
→リベロエンジニアで働く1人1人の給与・資産が増える
この流れを作るために、僕自身が広告塔となって TikTok や公式グッズオンラインショップに取り組んでいます。一見無意味に見える単純な露出も、玉を大きくする行為=バリュエーションを上げる行為なんです。
リベロエンジニアの知名度・バリュエーションが上がれば、多くのエンジニアに当社を認知してもらえることにもつながりますし、上場等でのファイナンス戦略の際、社員1人あたりに分配できる資産は増えます。そうしてさらに優秀なエンジニアが集まる組織になれば、クライアントに高い技術力・クオリティの仕事を提供できるようにもなると思います。
「どうせただの SES 」と言われる、
SES 企業としての認知の限界。
ー それにしても、TikTok や公式ショップはかなり弾けている印象です。
ぶっちゃけ、ここまで弾けなくてもよかったのでは...?
いえ、僕らにとっての勝ち筋はここなんです。
僕らのように自社サービスを持っておらず、たっぷりファイナンスもしていないという状況で一般的なIT企業の販促戦略は残念ながらコスパがよくありません。だからこそ、他社が真似しないような一風変わった施策に振り切っています。
ー “リベロエンジニアの勝ち筋” とは?
一般層、つまり SES でも エンジニアでも IT 業界でもない一般の人たちからの認知を一気に取りにいくことだと考えています。
ー エンジニアや IT 業界から徐々に認知を広めるのではなくてですか...?
そうなんです、そこがポイントなんです。
前提として、僕らは SES 界隈からの「認知」は徐々に獲得できてきていて、だんだんと興味を持ってもらえたり、僕らがどんな集団なのか?という所も広まってきている状況です。
しかし、SES 界隈=同じ属性の人数には限界もあります。実際に界隈の僕の知り合いの社長は大体フォロワー1万人前後ですし、おそらく界隈からの認知は1万人程度が限界なのだと思います。ちなみに僕はエンジニアへの技術書配りをしていることなどもあり、3万くらいのフォロワーを獲得できているんですが、プレゼント企画のエンゲージメントはさほど高くはありません。より優秀なエンジニアに認知してもらうためにはまだまだ弊社の認知度は低いと感じています。
2020年2月より毎月技術書20冊をプレゼントする Twitter キャンペーンを開催。
通算500冊以上の配布を達成している。
金子 Twitter → https://twitter.com/skaneko414
そこで一般的には、先ほどご質問いただいたように “着実にフォロワーを増やしていく戦略” にたどり着くと思うんです。でも、リベロエンジニアにとってそこは筋が悪い。
もし僕らが SES 界隈から広げて IT 業界の認知を取りにいくと、業界の人から色々言われる可能性があるんです。「あそこはただの SES企業」と。知名度のあるサービスをリリースしたり、大きな資金調達を行っていないリベロエンジニアにとって、そういった印象は大きな障壁になってしまいます。
ARグラスをつけて真面目にインタビューを受ける代表の金子
さらに同じ理由で純粋な広報力でフォロワーを増やす難易度は高く、もしフォロワーを獲得のために広告宣伝費に何千万円とかけたとしても、ここでも「広告費をかけているだけで、ただの SES でしょ?」と言われるのは目に見えています(笑)
というわけで、徐々にフォロワーを増やしていくのはリベロエンジニアにとってすごくコスパが悪いんです。
ー だからこそ、先に一般からの認知を取ってしまおうということなんですね!
型破り、それでいて正攻法。
リベロエンジニアだからこそできる
唯一無二のブランド戦略。
ー “リベロエンジニアの勝ち筋” とは、一気に “一般からの認知” を取りにいく戦略なんですね。
まず僕=金子 周平という人物が前線で認知を獲得し、一般認知を獲得したた上で、
「何この人?ああ、社長なの?」
「どんな会社をやっているって?」
「IT企業?リベロエンジニアという会社なのね!」
と、より理解してもらえる流れを作るのが僕らの攻めるべき道なんです。
だからこそ僕の公式グッズオンラインショップや TikTok に取り組んでいます。
金子のオリジナルグッズ
ー 相当な力技ですよね。
なぜこのような考えに至ったのですか?
SNS でバズった全く無名の一般人がテレビに取り上げられることをきっかけに一般認知を獲得しているのを見て、これを思いつきました。手段ややり方によってリーチできる層が異なるだけで、必ずしも徐々にステップアップしているわけではないということなんです。
ー 認知の獲得はステップアップ方式ではない。たしかに納得できます。
リベロエンジニアの認知獲得方法は “型破り” です。だからこそ、他の企業は僕らと同じやり方を真似しづらい。その意味でも、僕らが取り組む意味があると思うんですよね。
ー 第1~2弾で語っていた戦略も相まって、リベロエンジニアが唯一無二の存在になれる可能性を感じました。
ありがとうございます。
この戦略は「エンジニアをもっと自由に。」という当社のミッションに対しても筋がいいんです。
露出リスクを負いやすい代表の僕がパフォーマンスする事によって認知度を上げ、それをきっかけにリベロエンジニアの認知度がアップする。加えて最近では、リベロエンジニア公式キャラクター「遠寺リベロ」を「ファイアーエムブレム」シリーズや「ポケモンGO」のキャラクターデザインなどで活躍する大人気イラストレーター・コザキユースケ氏にデザインしてもらい、メンバーに VTuber 兼 エンジニアとして活躍してもらえるような企画を立ち上げたり、自社メディアを作って個性的なコンテンツを配信したりして、僕だけではなく会社全体として “エンタメ” をキーワードに認知度アップを狙っています。
リベロエンジニア公式キャラクター「遠寺リベロ」の初稿ラフ
公式オウンドメディア
そうして認知度がアップしていけば、相対的にリベロエンジニアの採用ハードルが上がり、優秀なエンジニアを採用できる可能性が高まると思うんですよね。リベロエンジニアそのものやメンバーのブランド価値の担保にもつなげられます。
リベロエンジニアに優秀なエンジニアが集まれば、クライアントへの提供価値もアップさせられますし、最終的には、お金の流れを作りやすくする=売上を増やすことにもつながり、エンジニアへの還元も増やせると思うんです。
ー (最初はただふざけているだけかと思ったんですが...)
クライアント、エンジニア、会社の WIN-WIN の関係を築くためのブランド戦略でもあるということが理解できました!
はい!TikTok をきっかけにリベロエンジニアを見つけた人は、僕が真剣に語っている Wantedly のインタビューを読んで驚くと思いますし、逆もまた然りなのですが...、当社に一貫するのは「エンジニアをもっと自由に。」を軸に、クライアント、エンジニア、リベロエンジニア WIN-WIN に真剣に取り組んでいる企業ということです。
こんな二面性を持つ企業ですが、変わった企業だな、面白そうだな、もっと自由になりたい!など、何かしらみなさんに刺さるポイントがあれば、ぜひカジュアル面談でお会いしましょう。お気軽にご連絡ください!
カジュアル面談はこちらから⇨ https://libero-en.jp/btoc/casual/
文/宮澤 沙織、カメラマン/岩切 等、クオリティチェック/田代 彩乃
取材企画・協力/世界線株式会社