こんにちは。groxi採用担当です!
これまで200名以上のエンジニアを育ててきたgroxi。未経験入社が約9割というなか、エンジニア教育に本気の熱量を注いでおり、その内容の充実ぶりが入社の決め手になったと語る社員が続出中です!
そこで今回は社員のスキルアップを司る守護神、研修担当の三上さんに直撃インタビュー。
社員がめきめき成長する研修の秘密を紐解くと共に、さらにアップデート中という研修計画の構想に迫ります!
三上 幸太(2004年中途入社/社歴20年):エンジニア
大手ゲームメーカーの開発プログラマー、コールセンターのテクニカルサポート、金融系の開発プログラマーを経てgroxiへジョイン。
一つのことをとことん追求しないと気がすまない性格であり、炭酸水サーバーシステムを自作してしまうほどのハイボールオタク。
【趣味】お酒(ウイスキー、ジン、焼酎)・電子工作・車・バイク・ゴルフ etc
【関連記事】
【社員INTERVIEW】groxiを体現する研修担当にズバリgroxiの魅力を語ってもらいました!
向き不向きは誰にでもある。進むべき道を必ず見つける
groxiの研修は大きくインフラ研修・開発研修の2つにわかれていて、それぞれ1.5ヶ月かけて取り組んでいますよね。
三上さん:もともとは開発メインの研修内容だったんです。インフラ研修はCCNAの資格取得を目的としていた内容を、今年6月にリニューアルしました。
というのも、「プログラミングを勉強してきました」という新入社員でもネットワークに関する知識が足りない人が結構いまして。開発をするにしても、ネットワークの基礎知識は絶対必要なんです。プログラミングへの理解の速さや深さも断然変わりますから。これじゃいかん、まずは基礎をしっかり身につけてもらわなければ!となったのがきっかけですね。
※CCNA…ネットワーク機器の最大手、 シスコシステムズ社による認定資格。NWエンジニアの登竜門。
まずエンジニアとしての土台をしっかり固めるということですね。
三上さん:一人ひとりの適性を見つける、という目的もあります。合計3ヶ月の研修期間の中で、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、開発エンジニアとしての実務を網羅的に体験できるカリキュラムになっているので、どのジャンルが向いているかを見極められるようにしているんです。
決して見放さないのがgroxiのモットーなので、いろんな可能性を見出してあげたいんですよ。開発エンジニア希望だったとしても、実はインフラエンジニアのほうが力を発揮できる場合もありますから。適性と本人の希望も踏まえた上でフィットする道を必ず見つけられるようにしています。インフラも開発もそれぞれプロフェッショナルが活躍している奥が深い世界。IT業界で必ず食べていけるよう成長をサポートするのが僕たちの役割だと思っているんです。
groxiはキャリアパスがめちゃくちゃ豊富なので、三者三様に活躍できるフィールドがありますよね。
三上さん:インフラエンジニアから知識を活かしてプリセールスになった者もいますし、得意をいろんな形で解放してくれたらそれでOK。どんどん成長して、早く僕を超えて楽をさせてほしいです(笑)。前のめりに立ち向かってきてくれるなら、こちらもドーンと応えますよ!僕が持っている知識もスキルも余すことなくお伝えしましょう。
エンジニアたるもの、論理的思考が身につくまで逃げてはいけない!
愛情たっぷりですね(笑)。では三上さんが指導する上で、最も大切にしていることはどんなことでしょうか?
三上さん:「思考の甘え」を許さないことですね。ものごとはすべて連続性があり、一本でつながっています。過程がいい加減だとシステムが動作しない=これはすなわちバグ。だからプログラムを作る時、一連のプロセスを説明してごらんと言った時、フワフワした回答が返ってこようものならビシッと指摘します。
エンジニアを目指すのであれば、論理的な思考から絶対逃げてはいけないんですよ。
論理的に考えることができれば物の見方も自ずと変わってきますし、選択肢を広げることができます。スキルはあとからついてくるので、まずプログラミング脳をつくる、というのがスタート地点ですね。
競い・支え合って成長せよ!
インフラ研修では各カリキュラムの修了時に振り返りテストを実施していますよね。
三上さん:テストは各自の学習状況を見える化するためですね。リアルタイムで習熟度を測れるので、弱点をスピーディに補填できるのがメリットです。どこまで理解できているのかわからないのは致命的ですよ。だだ単にカリキュラムを受講しました、で終わらないようにしないとね。
しかもテストの点数はオープンで、全員が見れるようになっていますね!
三上さん:そう、これには意図が二つあります。一つ目はみんなにプレッシャーをかけているんです(笑)、ふふふ。同期みんなで競って刺激し合って、どんどん上を目指してほしいので。もちろん点数が低いからといって咎めたりしないですよ!安心してください。
二つ目は同期のコミュニケーション活性化です。僕には質問しにくいことも同期なら相談しやすいじゃないですか。レベルを開示することで質問できる人を自分たちで見つけて、横のつながりを深めてほしいと思っているんです。配属後もいざというとき相談できる同期がいると心強いもんです。競いながらも支え合う関係性を自発的に作ってくれると嬉しいですね。
テンプレ通りの研修はいらない。一人ひとりの強みを伸ばす
では新入社員が大絶賛する、噂の研修の中身を聞かせてください!
三上さん:じゃあ開発研修を例にあげましょうか。まず入門編として、PHPを使ってWEBサイトのログイン機能を作り、それをベースにシステムを構築していく、というのが大枠の流れです。
今取り組んでいるのは地震情報のリアルタイムマッピング。気象庁のWEBサイトから震度や震源のデータを取り込み、リアルタイムでGoogle MAPにマッピングさせるダッシュボードを作るんです。この研修では、データの収集方法や集計方法など外部データとの連携を学べるようにしています。実装するためにはパーツを分解して調べ、実現可能か理解できてから組み合わせてね、と伝えています。
みなさん苦戦している姿が浮かびます…。
三上さん:そのほかは日常業務に役立ちそうなものや、実際のプロジェクトに活用できそうなもの、ですね。僕が担当しているプロジェクトに引きずりこむこともありますよ(笑)。
グループウェアのデータ移行に必要なコンバートプログラムを作ってみる、などがそうです。実務で依頼が来る可能性があり、個人的に調べておきたくて研修としてお願いしました。本人の技術レベルではちょっと難しいかもしれないけど、がんばったらできる可能性は十分にある。壁を超えてレベルアップしてくれたらいいなという期待を込めてね。実務ではないので、もし失敗してもまったく問題ないですし。
ちなみに研修課題はどのように決め、割り振っているんですか?
三上さん:能力や適性に合わせることはもちろんなのですが、その人がワクワクしそうな課題をチョイスしています。興味があるものは誰に言われなくても自発的に調べたりするじゃないですか。吸収も速いし、何よりやっていて超おもしろいですよね。だから普段から、この人はどういうことに興味を持っているんだろう?というのを探っています。その上で「こんなシステムがあったらおもしろいじゃーん。やってみない?」とネタを投下して、のっかってくれたら大成功です!
研修とは、エンジニアの財産である思考力・解決力を磨くもの
カリキュラムはどんなふうに組み立てているんですか?
三上さん:社内外問わず、リアルタイムに求められているスキルの習得はもちろんですが、今後増えてくるであろう案件にも対応できるような内容を盛り込んでいます。
これまで開発研修ではJavaScript・Python・PHPなどを中心に取り入れていましたが、DX需要の高まりから、データの効率的な扱い方を学ぶためExcel VBAやPythonのカリキュラムを増やしています。
ご存知かとは思いますが、VBAを使えばOffice製品やWeb APIなどと連携ができるので、 データの自動集計やレポート作成の自動化が可能になり、業務効率化につながります。
Pythonも同様、大量のデータ処理やデータ分析の効率化ができますし、コードが少なくシンプルという初心者でも使いやすいプログラミング言語のため、強化ポイントですね。
時流に合わせて研修内容もブラッシュアップしているんですね。
三上さん:でも人気だからとりあえずこの言語を学んでもらおう、という場当たり的な研修には絶対したくないんですよ。プログラミング言語はあくまで目的を達成するためのツール。どうすれば業務改善できるかを深堀りできなければ、ただカリキュラムをなぞっているだけにすぎません。
業務効率をピンポイントで改良できそうなプラグインを作ってみる、とかもいいかもしれないなぁ。
では、インフラ研修はどのように変化していく予定ですか?
今まさにインフラ研修担当にめちゃくちゃたくさんオーダーしていまして…(笑)。まず仮想サーバーやOS機種の研修を充実させる予定です。自分たちが使う開発環境は、まず自分たちで作ってみてほしいんです。最近求職者の方のレベルが上がっているように感じるので、研修内容も固着せずどんどんブラッシュアップすべきだと思っています。いくつかコースを作るとか、レベルに合わせて研修環境を強化するのが理想ですね。
ちなみに、三上さんが個人的にやってみたい研修ってありますか?
そうだなぁ、スケジュール調整システムの構築かな。会議に出席する複数人の予定を調整するのは面倒なので、AIの力で実現できたら超便利ですよね。複数人のカレンダーから空き日程を自動抽出して、同時に会議室も押さえる、というような。まったくの構想段階ですけどね。
それは喉から手が出るほどほしいシステムです!!
三上さん:あと、本気のIOTミニ四駆大会をやりたい!!エンジニアの知見を集大成させたミニ四駆大会…最高におもしろそうじゃないですか?「走れ!」と言ったら走るとか、精巧にラップタイムを計測できるとか。ミニ四駆じゃなくても、何かしら競技っぽい研修をやりたいですね。やっぱりITはおもしろいことをやってなんぼですよ。
とんでもないマシンが爆誕しそうですね(笑)。
半分冗談で半分本気です。それはさておき(笑)。
大前提として研修で経験してほしいことは、最後まで成し遂げることなんです。カリキュラムをこなすだけではなく、エンジニアに最も必要である「思考力」「解決力」を養う研修であるべきだと思っています。どこに行っても重宝されるスキルを身につけてほしいですから。
ありがたいことにプログラミングスクール出身の新入社員からも「研修の密度が全然違う!」という声が上がっています。それだけすべてに意味がある研修をやっていると思っていますし、そうであるようどんどん改良していくつもりですよ。
まだまだ成長するgroxiの研修、乞うご期待です!