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Wantedlyの記事で利用できる記法

こんにちは。learningBOX株式会社のフロントエンドエンジニアの工藤です。
当社でもWantedlyの記事機能を使ってテックブログの公開が始まりました。そこで、まずはWantedlyの記事ではどのような装飾や記法が使えるのか調べていきたいと思います。

結論

  • UIからマウス操作で挿入・装飾することができる
  • GFM(GitHub Flavored Markdown)の多くの記法が使える
  • 凝ったレイアウトなどはできない

01|UIによる挿入


何も書かれていない領域をクリックしてフォーカスすると、左側に「+」(挿入)マークが表示されます。これをクリックすると展開されて上記のメニューが表示されます。順に「画像」「埋め込み」「コード」「区切り線」となっています。


画像

カメラアイコン(画像)をクリックすることでPC上の画像を挿入ことができます。また、クリップボードに画像をコピーしておいて右クリックから「貼り付け」あるいはCtrl + Vで画像を挿入することができます。画像は1行に1枚だけ挿入できます。

埋め込み

リンクアイコン(埋め込み)をクリックすることで埋め込みリンクの入力ができます。スライドや動画等の埋め込みリンクを入力し「埋め込み」をクリックすると、埋め込みを挿入することができます。



コード

コードアイコン(コード)をクリックするとソースコードの入力ができます。シンタックスハイライトは右上のプルダウンからメジャーな言語について選ぶことができます。ソースブロックの終端で Shift + Enter を押すかほかの空き領域をクリックすることでソースブロックから抜けられます。

import React from 'react';
import logo from './logo.svg';
import './App.css';

function App() {
return (
<div className="App">
<header className="App-header">
<img src={logo} className="App-logo" alt="logo" />
<p>
Edit <code>src/App.tsx</code> and save to reload.
</p>
<a
className="App-link"
href="https://reactjs.org"
target="_blank"
rel="noopener noreferrer"
>
Learn React
</a>
</header>
</div>
);
}

export default App;

区切り線

区切りのアイコン(区切り線)をクリックすることで、区切り線を挿入することができます。記事中のトピックの変わり目などで挿入するとよいでしょう。

02|UIによる装飾

Wantedlyの記事作成では、選択範囲にいくつかの装飾をほどこせるようです。マウスなどで文字を選択すると、以下のような吹き出しが表示されます。順に装飾例を示していきます。

H2(見出し)

H2を選択すると見出し表記になります。

H3(小見出し)

H3を選択すると小見出し表記になります。


太字、斜体、下線、取り消し線

Bを選択することで太字にIを選択することで斜体にUを選択することで下線にSを選択することで取り消し線になります。斜体は現在確認したところ日本語には効いてないようです。

リスト

リストアイコンをクリックすることでリスト表記になります。TabまたはShift+Tabキーでリストの階層を変えることもできます。

  • リスト1
    • リスト1-1
    • リスト1-2
  • リスト2
  • リスト3

引用

二重アポストロフィー(引用)アイコンをクリックすることで、引用表記になります。

03|Markdownによる記述

Wantedlyの記事では、Markdown記法(一部GitHub Flavored Markdown)が使えるようです。ソフトウェア技術者にとってはMarkdownで書いた方がサクサク記事が書けるかもしれません。数が多いので、コード例と表示例を簡潔に列挙していきます。

見出し

#1個と#4個以上は用意されていないようです。

## 見出し1
### 見出し2

実際の表示例は以下です。

見出し1

見出し2

リスト表記

改行により自動でリストが追加されるので、実際にはTab または Shift + Tab キーで階層を調節することになります。ちなみにアスタリスクとプラスは使えません。

- リスト1
- リスト1-1
- リスト1-2
- リスト2
- リスト3

実際の表示例は以下です。

  • リスト1
    • リスト1-1
    • リスト1-2
  • リスト2
  • リスト3

番号付きリスト

改行により自動でリストが追加されるので、実際にはTab または Shift + Tab キーで階層を調節することになります。

1. 番号付きリスト1
1. 番号付きリスト2
1. 番号付きリスト3
1. 番号付きリスト3-1
1. 番号付きリスト3-2

実際の表示例は以下です。

  1. 番号付きリスト1
  2. 番号付きリスト2
  3. 番号付きリスト3
    1. 番号付きリスト3-1
    2. 番号付きリスト3-2

引用

引用も自動改行になるので、実際には最初に> を入力するだけで済みます。Shift + Enter で空白行を挿入することができます。二重引用はできません。

> 引用する文章
>
> 引用する文章

実際の表示例は以下です。

引用する文章

引用する文章

インラインコード

スタイルの変化が分かりにくいですが、インラインでコード表記にすることができます。

ショートカットキーとして `ctrl + b` が使えます

実際の表示例は以下です。

ショートカットキーとして ctrl + b が使えます。

太字・斜体

アスタリスクまたはアンダースコアで囲みます。 日本語には斜体が適用されないようです。

normal **bold** *italic*

実際の表示例は以下です。

normal bold italic

区切り線

アンダースコア、アスタリスク、ハイフンのいずれかを3つ並べると区切り線が挿入されます。

---

実際の表示例は以下です。

リンク

Markdown記法は使えませんが、URLを入力すると以下のようにカード化されます。

https://google.com
Google
Search the world's information, including webpages, images, videos and more. Google has many special features to help you find exactly what you're looking for.
https://google.com


コード

実際には ```バッククォート3つ打った段階でコードブロックに入ります。右上のプルダウンから言語を選べば適切にシンタックスハイライトされます。 末尾で Shift + Enter でコードブロックから抜けます。

```
import collection

d = collection.defaultdict(int)

for fruit in ["apple", "orange", "grape", "apple"]:
d[fruit] += 1

print(d)
```

使えない記法

  • 打消し線のチルダ ~~打消し~~
  • 表組み | aa | bb | cc |
  • リンク記法 [文字列](URL)
  • HTMLタグ <a href="hoge">aaa</a>
  • 数式 $$ \sqrt{b^2} $$

04|まとめ

Wantedlyの記事はUI操作やMarkdownで装飾や要素の挿入を行うことができます。2カラムの画像表示や表組、数式など凝ったことはできませんが、構造化や強調、コード、リストなど技術ブログを書くために最低限必要なものはそろっている印象です。

これからWantedlyにてlBOXがどうやってプロダクトを開発しているか、その他小ネタなどをご紹介できればと思います!

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