建設事業部の福永です。
昨今、どの業界(特に技術職)でも人材不足と言われており、多くの会社が優秀な海外籍の人材を採用することが増えてきていると思います。
リープでも数年前から本格的に海外籍の人材採用を強化しており、
ブータン、台湾、中国、韓国、インドネシア、ブラジル、バングラデシュ、ネパール
・・・と、とってもワールドワイドな社員構成となっています😆
早速ですが、そのキッカケや魅力をお話ししようと思います!!
出会いは突然に。フィーリングの集団面接
これまで中途採用では海外籍の人材を要所要所で採用をしておりましたが、リープとして初めて新卒採用枠としてブータン人を6名採用したことが今の外国人積極採用に繋がっていくわけですが、そこに至るまではそう簡単ではありませんでした。
弊社の中山専務の繋がりで、とある日本語学校の先生からブータンやインドの大学で建設分野の勉強をし、来日後、日本語を勉強している学生たちの就職先が決まっていないため、「是非、面接をおこなってほしい」とオファーがあったため、社長をはじめとする5人で学校に訪問させていただきました。
1人につき3名の生徒で集団面接を行なったのですが、この時点での生徒の日本語レベルでは難しいことを聞いても理解できていなかったので、日本でのアルバイト、好きな日本の食べ物、趣味など、簡単な質問に対する食いつきを見ることしかできませんでした。
もう、人柄・フィーリング採用しかないな!と全員が思ったのは内緒です。
帰りの車中では「あの子おもしろかったなー」、「同じ名前の子がいたんですけど、一人は苗字がなくて名前しかなかったんですよー」、「ブータンには苗字という概念がないみたいやでー」と、たいわいもない話をしつつ、なにか光るものがある!フィーリングが合いそう!と思った生徒6名を厳選し、次のステップに進みました。
入社前研修!奥手なブータン人と苦悩の連続!「先生」という名の人事と営業マン
来たる4月1日の入社までに、内定候補者数名の生徒が日本語学校終わりにリープに来社し、日本語や建設知識の研修を始めたのですが、私と山本をメインとした「先生」は日々、悪戦苦闘でした…
彼らの性格として、特徴的だったのが奥手(消極的)で、人思いだということ。
勉強で躓いている子がいればひそひそ話で教えてあげたり、私たちの好きなものや興味のあることを聞いてきては取り入れようとする姿。
熱心に研修に取り組む姿を見ていると僕らはブータンのみんなを好きになっていきましたが、世の中はそんなに甘くありません!!
研修の度に、「もっと声を大きく!」、「自分から前に出なさい!」、「英語でひそひそ話しない!日本語で話しなさい!」
この言葉を何十回、何百回言ったか分かりませんが、それぐらい研修は大変でした😅
入社後も続く、飽くなき教育!引っ越し→社宅での共同生活!寮長激怒!!
日本語学校を卒業&リープに入社するにあたり、引っ越しのイベントが起こります。
ちょうど3LDKの社宅があり、日本人の寮長との共同生活が始まります。
※この記事を読んで入社を考えている方へ→共同寮以外にも個人寮もありますのでご安心ください。
ゴミ出し、掃除、入浴、お金の感覚、どれを取っても最初は文化の違いがありますのでその度に寮長は愛ある教育を行っており、今となっては懐かしいです✨
入社から1年経過!先生も驚く、凄まじい成長スピード
入社1年目はクライアントに対しては頭が上がらない出来事ばかりでした。
いくらリープで研修を行なったと言えども、施工管理未経験なので、現場では借りてきた猫🐈状態になってしまいます。
それでも毎日必死に頑張る姿や人思いの性格に心打たれた現場所長が一人、また一人と評価をしてくださり、仕事の休みの日にフットサルを一緒に楽しんだり、歓迎会を開いてくれたりと、一週間会わないだけで日本語が上達するのなんのといった状態で、私たちも同様に喜んでいたことを覚えています。
大体、1年が終わりを迎える頃には次の現場の候補を探し始めるのですが、共に成長を見守ってくれた現場所長から「次の現場も連れって行ってもいい?」というお言葉をいただき、気づけば私たち先生が必要ないくらいに独り立ちしていたのです。
また、設計希望の社員は現場で施工管理補助兼CADオペレーターとして業務をし、徐々にCAD業務へシフトし、今では設計事務所でCAD業務専門で働いている程にスムーズにキャリアチェンジを果たした者もいます。
施工管理補助の仕事でも日本語の読み書きレベルが上がったことにより、朝礼関係や書類関係でも任せてもらえる仕事が増え仲間からの信頼を勝ち得ている社員が増えています。
結局、外国人採用の魅力とは!!??
・日本に中長期で技術力を身に付けたいと考えている人材が多く、吸収力や向上心が半端ない!!
・素直、謙虚、真面目(日本語ハンデがある分、真面目さ2倍)!!
・頼れる身内が海外にいるため、家族同然の付き合いになり、愛情が沸きすぎる!!
・コミュニケーションもままならかった彼らの成長を見れた時の感動、そして我々が人を育てることの面白さを学べる!!
おまけ(いろんな国の料理が食べることが出来る🤣)
と、他にもお伝えしたいエピソードや他国の社員の話もあるのですが、今回はここまで。
求職中の海外籍の方はもちろんのこと、この記事を読んで外国人人材に興味を持った、活用したいというお考えの企業様があれば是非、ご連絡お待ちしております。
この記事の何倍もの力説をさせていただきます。
Kadin che la!!!(カディンチェラ)
※ブータンの母国語:ゾンカ語でありがとう!!!