こんにちは、リーディングマークの労務担当の武藤です。
今回は【産休・育休】をテーマに、産休・育休取得を間近に控えた2名の社員に座談会形式でインタビューしました。
これまで当社では、産休・育休の制度を整えてきましたが、社員数の増加に伴い今回初めて女性社員が取得することになりました。
※当社では、2022年ごろから男性管理職や男性社員の育休取得は既に積極的に行われていました。復職率は100%です!
社員数が増え、多様なキャリアプランを持つ方々をお迎えする中で、「ライフイベントとキャリアの両立」がより自然にできる職場文化が広がりつつあります。
今回、労務担当としてお二人の産休取得をサポートする中で、より社員が安心して利用できるよう、制度の充実・整備を進めていく方針が明確になりました。
仕事を続けながら、人生の大きなイベントの一つでもあるこの時間とどう向き合うのか。
面接や説明会でもご質問いただく機会が増えているこのテーマについて、お二人のリアルな声が皆さんの参考になれば幸いです。
1. お二人のプロフィールと産育休前の仕事の内容を教えてください
■佐野 さん
ご入社:2023年12月
産休・育休の予定:産休取得後、育休を1年間取得予定
現在の業務内容:組織開発事業部のカスタマーサクセスとして大活躍中。「ミキワメ」の継続率向上や利用促進を担い、企業の採用要件の策定支援や、面接官への活用サポートを行うことで、サービスの社内浸透を後押ししています。また、お客様のより深い課題を解決するためにオーダーメイドの研修を自ら企画して提案したり、より多くのお客様にミキワメの価値を届けられるようウェビナーのオーナを務めたりと、社内外に幅広い貢献をしていただいております。
※転職・業務を深掘りしたインタビュー記事はこちら!:https://www.wantedly.com/companies/leadingmark/post_articles/928108
■佐藤 さん
ご入社:2024年4月
産休・育休の予定:産休取得後、育休を半年間取得予定
現在の業務内容:臨床心理学の専門家として、ミキワメ適性検査・ウェルビーイングサーベイにかかる研究開発業務やデータ分析、顧客企業と連携した組織での実践研究補助業務に従事。そのほか、外部での研究発表やプロダクトの企画に関わる業務、セールス部門やカスタマーサクセス部門への専門知識の普及や研修業務にも携わっていただいております。
2. 産休・育休取得の決断と準備について教えてください
佐藤:
もともと自分・家族のライフプランとして30代での出産を考えており、その上でリーディングマークに転職しました。面接の際、社長の飯田さんや副社長の戸田さんから「管理職や男性社員も結構育休を取っているよ」と聞き、女性の取得者はいないものの、「安心して産育休が取れそうな雰囲気だな」「取るときになってもなんとかなりそうだな」と感じていました。
※代表取締役の飯田自身も2回の育休取得経験があります!
佐野:
私も転職を考えたきっかけの一つは、「いつか産休を取りたいけどキャリアも両立したい」と思ったことでした。前職での経験を通して、自分が理想とするワークライフバランスとキャリア形成について深く考えるようになりました。特に、第一線で活躍し続けながら、ライフイベントも大切にできる環境を求めていました。
そこで、産休・育休の期間を成長の機会として捉え、多様なキャリアパスを支援してくれる会社を探しました。
最終的に、ワークライフバランスを保ちながら理想のキャリアを実現できるリーディングマークを選びました。ここでなら、産休取得が自分の成長にもつながり、会社にとっても一つのロールモデルとしても貢献できると思い、入社を決めました。
3. 上司や同僚の反応はどうでしたか?
佐藤:
私のチームは人数が少ないため、まずは上司に報告し、その後チームの皆さんにも伝えました。みなさん温かく祝福してくれて、とても安心しましたね。
業務については、上司が早い段階から最終出社日を見据えてタスクを調整してくれました。チームの人数が少なく、お休みを取得することで上司の負担が大きくなってしまうことに申し訳ない気持ちもありましたが、採用計画も進めてくださり、とても心強かったです。
佐野:
私はつわりがひどく、妊娠5週目に入った瞬間から電車に乗るのも難しくなりました。急遽、上司に妊娠や体調、働き方について相談したところ、親身になって一緒に考えてくれて、とても助かりました。
まだ安定期前で言いづらい時期だったのですが、「この範囲に、このタイミングで、この内容を伝える」と上司が裏で調整してくれたのも、本当にありがたかったです。
また、定期的に健診の結果や体調を共有しながら密に連携していたので、私の希望にも真摯に向き合ってくださいました。途中で上司が異動になりましたが、新しい上司も変わらず寄り添ってくれたので、不安なく過ごすことができました。
4. ご妊娠中の仕事のしやすさはどうでしたか?
佐藤:
上司は「困ったことがあれば何でも教えてね!」というスタンスで、要望を伝えるといつもすぐに対応を検討してくれました。
例えば、満員電車が辛かったため、早めの出社時間に変更してもらいました。また、体調に応じてリモート勤務を許可していただいています。上司からは「逆に出社時間を遅くしてもいいよ」とも提案されましたが、子どもが生まれた後の生活を考えると、今から朝型のリズムを作る方が良いと思い、早めの出社を選びました。
業務については、プロジェクト単位で進めているため、産休取得までに担当プロジェクトが完了するよう調整してもらいました。引継ぎも無理なく進めることができ、とても助かりました。
佐野:
私は妊娠5週目からほぼフルリモートで勤務しています。
リモート勤務に関してはとても柔軟で、上司やチーム全体が「無理して出社しなくていいよ」というスタンスだったため、安心して働くことができました。出社しているメンバーには申し訳ない気持ちもありましたが、心理的にはとても助かりました。安定期に入ってからは、週1日ほど出社しています。会社やチーム全体が私の状況を考慮してくれていると感じ、とてもありがたかったです。
業務面では、妊娠中は新規のお客様の担当を外れ、既存のお客様の支援に専念させてもらいました。産休が近づくと、上司と相談しながら、担当のお客様を徐々にチームメンバーへ引き継ぐよう調整しました。
そもそもチーム全体でお客様や業務進捗の情報を共有する文化があるため、引継ぎに関する不安や困りごとはほとんどありませんでした。
5. 産休・育休中の過ごし方や不安なことはありますか?
佐野:
復職後については、会社の成長スピードがとても速いので、ついていけるかが少し心配ですね。1年後にはプロダクトも会社規模も大きく変わっているかもしれません。でも、それはそれで楽しみでもあります。
以前の職場での経験から、環境の変化と成長が私自身のモチベーションにも大きく影響すると実感しています。リーディングマークには「どんどん変化してほしい」と思っています。
復職したときに、「こんなにプロダクトがアップデートされたんだ!」「こんな新しいメンバーがいるんだ!」と驚くような環境で、大忙しの日々を過ごせたら嬉しいですね。会社が好きだからこそ、離れていても会社の成長を楽しみにしていますし、復職後はワクワクしながら働けると思います。もちろん、その変化についていくのは少し不安でもありますが、それもまた刺激になりそうです。笑
佐藤:
出産後はどうなっているか全くわからないのですが、お休み中は有意義に時間を使えたらいいなと思っています。
復職予定の半年後がどうなっているかも、まだ想像がつきません。今はプロダクトも大きく変わるタイミングなので、その変化をリアルタイムで見られないのは少し残念ですね。でも、半年後には方向性がより明確になり、より意欲的に働けるのではないかとも思っています。
会社のフェーズも変わり、制度や雰囲気などもいろいろと変わっているかと思います。今の雰囲気も楽しんでいたので、少し寂しさもありますが、変化を楽しみにしています。
6. 産育休取得について、会社に対して改善してほしい点はありますか?
佐野:
会社にはとても柔軟に対応していただきましたが、「これは会社としての正式な制度なのか?」「次に産育休を取得する方も同じように対応してもらえるのか?」と疑問に思うこともありました。ぜひ、オフィシャルな制度として整えてもらえると安心できます。
また、産前の検診費用の会社負担や、検診のための時間単位の有給取得ができると、とても助かりますね。
さらに、他部署や他チームの方と関わる業務が多いので、安定期に入ったタイミングで社内に広報してもらえると、産休・育休の取得時期について一人ひとりに説明する手間が省けて助かります。
佐藤:
現在のように、個人の希望に合わせた柔軟な対応をしてもらえるのはとてもありがたいです。特にコーポレート部門や上司との二人三脚のサポートには感謝しています。
その良さを残しつつも、産休・育休の取得フローや、特に人事部への報告のタイミングなどを明確に示したガイドラインがあると、よりスムーズに準備ができると思います。
また、自分からメンバーに産休取得を伝えるのは少し言いづらかったので、佐野さんと同じく、社内広報の方法を検討してもらえると助かります。
7. 最後に、これから産休・育休を考えている社員へのメッセージをお願いします
佐野:
これから産休・育休を取得したいと考えている方が、悩まずに安心して取得できるよう、ロールモデルになりたいという思いでこの半年間を過ごしてきました。まずは、「リーディングマークでは産休・育休を安心して取得できる」という実績を示したいですね。
リーディングマークは、一人ひとりに寄り添い、二人三脚でサポートしてくれる会社です。自分から相談すれば、会社も柔軟に応えてくれるので、遠慮せずに相談してほしいなと思います。「待ちの姿勢」ではなく、一緒に制度をより良くしていく気持ちで、積極的に声を上げてほしいですね。
また、リーディングマークに興味を持ってくださる候補者の方にも、プロダクトの素晴らしさだけでなく、「産休・育休が取りやすく、働きやすい会社である」ということを伝えていきたいです!
佐藤:
佐野さんの言う通りです!
リーディングマークには、柔軟な考えを持ち、寄り添ってくれる方が多いので、本当に遠慮する必要はないと思います。
気になることがあればどんどん相談してみてください。
終わりに
今回のインタビューでは、リーディングマークの産休・育休に対して大事にしている姿勢をお伝えいたしました。
お二人は、復職後もスムーズに業務に戻れるよう、人事部との面談を重ねながら準備を進めています。 時短制度やリモート勤務などを活用し、段階的に業務復帰する予定です。
今後、リーディングマークでは、産休・育休からの復職後も安心して働けるよう、希望に応じたキャリア相談(勤務時間の柔軟性、時短勤務でも責任あるポジションにチャレンジできる等)の仕組みを整備していく予定です。
今後も、社員が安心してキャリアを築ける環境づくりを進め、柔軟な働き方やキャリア形成に関する情報を発信していきます。