今回は、建築部で係長を務める、相田 孝治さんのインタビューです!
2024年にランドピアへ入社してから、建築士としてコンテナ建築の設計を担当。主にコンテナ喫煙所をメインに扱っており、設計図の作成から役所との調整〜設置作業の現地対応まで、一貫して担当しています。
このインタビューでは、建築士としての経歴や、ランドピア入社のきっかけ、コンテナ建築の魅力についても伺いました!
目次
二級建築士として築き上げてきたキャリア
大型マンション→コンテナ建築へ。ランドピア入社のきっかけ
「我が子のように育てていく」ことこそが建築設計のやりがい
相田さんが感じるランドピアの魅力
二級建築士として築き上げてきたキャリア
相田さんは二級建築士資格をお持ちですよね。
まずはじめに、これまでの経歴を教えてください!
専門学生として建築を学んでから、住宅を手がける個人事務所に就職しました。
当時、木造建築を扱い始めた時期だったのですが、上司が描いたスケッチをもとに図面を起こしたり、過去の案件の資料を参考にしながら、新しい設計図面に落とし込んだりしていました。最初はとにかく右も左もわからず手探り状態でしたが、現場にも同行して、紙の上の設計が実際の建物になるプロセスを目の当たりにできたのは貴重な経験でしたね。
1社目で15年以上働いたのち、新たな挑戦をしたいと考え、ご縁あってマンションなどを扱う建築会社へ思い切って転職しました。より規模の大きな建物を扱うようになったので、これまでとは全く違い、建築士が担当する業務が細分化されていることに驚きました。大きな建物が建つまでのプロセスなど、学ぶことも多かった環境でしたが、担当する範囲が狭まって、建物の全体像が見えにくくなったような感覚がありました。
そんな経験を経て、やはり建物が建つまでの全体フローに携わり、自分が設計したものが建つまで見届けたいという気持ちが強くなり、ランドピアへ転職したというのがこれまでの経歴です。
ありがとうございます。
なぜ建築士を目指そうと思ったんですか?
小さな頃から漠然と「家を建てるって面白そうだな」と思っていました。今思えば、父親が建築関係の仕事をしていたので、その影響も少しはあったのかもしれません。仕事の話を聞いたりしていたので、自然と建築に興味が向いていったように思います。
また、学校では基礎的なことを学びましたが、やはり実際の現場で活きる技術はまた違うものなのだと感じました。知識をどの様に活かし、どう応用していくのか、そのギャップに戸惑うこともありましたが、経験を積むうちに少しずつ理解できるようになっていくことに面白さも感じましたね。そんな体験が、自身の資格取得のモチベーションに繋がったのだと思います。
大型マンション→コンテナ建築へ。ランドピア入社のきっかけ
「設計から施工まで見届けたいという思いから転職を決意した」と伺いましたが、
ランドピアへ入社した決め手は何でしたか?
転職サイトでランドピアの求人を偶然見つけたのがきっかけで、当初は「コンテナ建築ってなんだろう?」という印象でした。あまり詳しくない商材だったので、自身で調べてみたのですが、色々な情報を知っていくうちに「これは面白そうな建築だな」と感じたんです。
これまで関わったことのない分野だったのでもちろん少しの不安もありましたが、チャレンジしたい気持ちが勝ちましたし、何より設計〜施工まで、一気通貫で関われる体制にも魅力を感じました。
改めて「コンテナ建築」について教えてください!
ランドピアでは、コンテナを活用し、用途に応じた空間を提供しています。
当社では主に、トランクルームやトレーラーハウス・喫煙所などを建てていますが、最近はコンテナ建築のラインナップを拡大しており、「コンテナ店舗」「オフィス+ガレージ」「店舗+コンテナ倉庫」なども手掛けています。
今後も、高い独自性を誇る唯一無二のコンテナ建築ブランドとして、コンテナ建築+スペースの有効活用を提案し、新しいサービスを開発・提供していく予定です。
( 「コンテナプラスⓇ (CONTAINER PLUS) 」概要ページ:https://www.container-plus.jp/ )
(写真:ランドピア 名古屋営業所、詳細ページ)
「我が子のように育てていく」ことこそが建築設計のやりがい
現在、主にコンテナ喫煙所の設計を担当されていますが、具体的にはどのような業務内容なのでしょうか?
営業担当者がヒアリングしてきたクライアント様のニーズに合わせ、工場に喫煙コンテナを発注・制作してもらい、そこに扉をつけたり内装を整えたり電気設備を設置していく、という一連の流れを設計していくのがメイン業務です。喫煙コンテナ内に配置すべきものはある程度決まっているので、サイズや設置場所を踏まえて、喫煙所として機能するように設計していきます。
また、コンテナそのものの設計だけでなく、設置場所調整のために、役所とやり取りを行う事も大切な業務のひとつです。
喫煙コンテナがよく設置される場所のひとつが「バス停」なのですが、駅前のロータリーの一角にあるバス停などに設置するには様々な制限があるんです。ここは正確に言えば「道路」の扱いになるんですが、ご存知の通り、道路上には建物が建てられない決まりなんですよね。
利用者ニーズがあるけれど、利便性を考えたり、周囲の環境や安全にも配慮しなければならない。設置場所が限られる状況下で、そんな要望に応えられるのがまさにコンテナの特徴なのですが、設置場所によっては、警察や水道局などとの調整が必須になってきます。安全面の担保が何よりも大切ですので、様々な指導をいただきながら設置調整を進めていくんですが、前職でも経験してきた役所調整のノウハウは、ランドピア入社後にも活きているなと感じていますね。
※渋谷駅モヤイ像前に設置された喫煙コンテナ。その他の事例はこちら
相田さんが感じる "建築設計業務のやりがい" を教えてください!
ランドピアで働く面白さの一つでもあるのですが、建築士として図面を描くだけでなく、役所への届出〜現場確認〜施工管理まで一貫して携われることがいちばんのやりがいだなと感じています。
図面を描いて終わりじゃなくて、現場に足を運んで、施工の進行や届け出まで全部見届ける。一から十まで全ての工程に関わることの責任は重いですが、その分、完成した時の愛着はひとしおです。まるで自分の子どもを育てているような気持ちになりますよ。
また、過去に事例のない設計に挑戦したこともありまして、それがコンテナの中央部分に間仕切りを設けるという案件だったのですが、全ての要素をコンテナ内に収めていくのが非常に難しかったです。ピタッと収まった瞬間は「やった!」と喜びましたね!
イレギュラーな課題に取り組むときこそ、やはり設計の面白さを感じられているなと思います。
コンテナ設計に関わることは、建築士のキャリアとしてどう影響を与えそうですか?
なかなかこの経験を積める環境も多くないと思うので、新たな建築に携われる、そして幅広い経験を積めることは、今後の建築士としての選択肢が拡がる気がしています。
細分化された業務で得られる学びもありますが、一から十まで自分で責任を持って納品することは、責任と同時に、自身が建てたものとずっと向き合っていく面白さも感じられると思います。「自分の手で創り上げたい」という想いをお持ちの方には、ぜひ一度挑戦してみてもらえたら嬉しいです。
相田さんが感じるランドピアの魅力
チーム環境、オフィスの環境はどうですか?
私たち建築部は、オフィスの中でも仕切られた部屋の中で作業をしているんですが、黙々と作業をする時も、皆でコミュニケーションをとる時間もあって、メリハリのあるチームかなと思います。チームメンバーは経験の長い方が多く、コンテナの扱いにも非常に詳しいです。毎日学ぶことが多い環境でありがたいなと感じています。
実は、建築部が使っている机は、社内の他メンバーに比べると少し広くなっていて作業しやすいんです。図面を広げたり、紙資料を並べて確認したりすることが多く、普通のデスクだとスペースが足りないため、なんだか少しだけ特別扱いされているような気分になりますね(笑)
業務に打ち込める環境、素敵ですよね...!
それでは最後になりましたが、相田さんの目標を教えてください!
今はまだ建築部の先輩方や周囲に助けてもらうことも多いですが、ゆくゆくは一人で設置までの流れを完結できるように、そして自分から提案できるような知識もつけられるよう、まだまだ経験を積んでいきたいですね。そして新たに入社してくださる方にも、目指したいなと思います!自分が学んだことをきちんと教えることができる、そんな存在を目指したいなと思います!
ぜひコンテナ建築に興味を持ってくださった方は、まずはカジュアル面談でお話しを聞いてみて欲しいです!お待ちしています!