こんにちは。未来開発室の米山です。
突然ですが、スパイスはお好きですか?
弊社には『大人のカレースパイス』という商品があります。
今回は新卒3人で、同商品を携えてスパイスイベント『スパイス日和』に出店しました。
しかも、3人とも出店も販売も初めて。
正直に言うと、最初は「え、ほんとに任せてもらえるの!?」という驚きと、
少しの不安と、そして大きなワクワクが入り混じっていました。
この記事では、イベント参加のきっかけから準備の様子、そして当日のリアルな体験と学びをお届けします。
きっかけ
今回の参加は、弊社のホームページ制作でお世話になっている方から、未来開発室の室長・原口さんに「ぜひ出ませんか?」と声をかけていただいたのが始まりでした。
そこから原口さんが「せっかくだから新卒3人でやってみたらどうだろう?」と提案。
これまで新卒3人が経験したイベントといえば「手売り研修」。
手売り研修レポートはこちら
この研修は個人で取り組む形式だったため、出店形式も、3人で一緒に進める“協働”も初めて。「新卒3人だけで大丈夫かな?」という不安もありましたが、それ以上に“任せてもらえた”ワクワク感が勝っていました。
こうして、私たちの初のチームプロジェクトがスタートしました。
新卒チーム紹介
米山:本記事の執筆担当。最近は1人飲みにハマっている。
児玉:共通で着ようとしたTシャツが合わず話題になる“デカ男”。
鳥居:未来開発室の前任担当。実は辛いものがあまり得意ではない。
この凸凹チームで挑みます‼
事前準備開始
まず取り組んだのは、TBシート(Task Breakdown:タスク洗い出し/担当割り/所要時間見積)を使った事前会議。
目的は2つに絞りました。
①『大人のカレースパイス』の認知を広げること
② 新卒3人の主体性と進行力を鍛えること
しかしここでさっそく壁が立ちはだかります。
「そもそも、イベントって何を準備すればいいの?」
「サンプリングとか試食はどうする?」
「そもそもどうやってお客さんに話しかける?」
(TBシート)
経験ゼロの新卒3人、ゼロベースでの試行錯誤が始まります。
書き出しても書き出しても、抜け漏れが見つかる。
TBシートは作業の抜け漏れを防ぎ、進捗や責任を可視化するためのものですが、埋めるだけでも一苦労、数時間を費やしました。
特に先の方の予定の立て方は難しく、その時になってみてうまく進んでいなかったりする中で 「事前の想定や工数見積もりって、こんなに大変なんだ…」と実感しました。
また、『大人のカレースパイス』の開発者・長倉(通称“スパイシーひろみ”)さんにも相談。
質問に答えていただいたり資料を貸していただいたりと、とても助けていただきました。
「香りの体験は効果的」とのアドバイスをいただき、試食が難しい中で“香りで惹きつける”作戦を採用。この一言が、当日の大きな鍵になりました。
袋詰めなどの細かい作業も全員で担当。
数は「余ったら持って帰ればいい!」と強気に300包を準備しました。
(袋詰めの写真)
そして前日。
当日が雨予報だったので心配でしたが、開催の連絡があったので準備を進めます。必要な荷物を社用車に積み込み、準備完了。
当日
迎えた当日朝。
天気予報どおりの雨。
会場に到着すると、まずつまずいたのが「入館手続き」。
導線が不明だったため、先に荷物をテントへ退避し、その後に対応へ切り替えました。
設営も行います。持ってきた什器は最小限しかなく、現場判断でレイアウトを調整。
特に、鳥居さんが『大人のカレースパイス』で「カレー」の文字を作った看板は完成度が高く、即興とは思えない仕上がりでした。
(手作り看板)
現場での“即応力”の重要性を実感。
とくに、什器がもっとあればと思いました。
また、価格表示のPOPを作り忘れており、その場で手書き対応。
結果的に手作り感が出てよかった面もありました。
(販売前の様子)
販売スタート!
雨のなかしばらく「本当に売れるのかな…?」と緊張していると、開始すぐに雨が上がり最初のお客様が来場。いきなり購入していただき、3人で思わず顔を見合わせました。
そこから空気が変わりました。
少し立ち止まって見ているお客様には「パンフレットだけでも」と声をかけ、売上だけでなく認知拡大も意識しました。
(パンフレット等)
特に前述の「香りを体験してもらう」作戦が大当たり。
「いい! スパイシー!」「好き!」と反応をいただき、購入につながることも多く、サンプリング以上に効果を実感できました。
「パンフレットだけでもどうぞ」
「香り、試してみませんか?」
これらのキャッチをきっかけに、会話が生まれ、大人のカレースパイスのことを知っていただくきっかけに、そして購入してくださる方もいらっしゃいました。
昼時には、別出店のカレーを目当てに来場された方がこちらにも立ち寄ってくださる流れが生まれ、購入につながりました。
うれしい時間も
先輩社員が応援に駆けつけてくださいました。
奥さまと一緒や、お子さま連れで来てくださったりと、ご家族とのご来場もあり、コウダプロの温かさを実感。
また、FVCの皆さまも来てくださり、心強い応援となりました。
本当にありがとうございました!!
差し入れをいただいたり、一緒にブースに立っていただいたりと、背中を押されるような時間でした。
合間には、イベントに出店していたカレーをリフレッシュも兼ねていただきました。めちゃくちゃおいしかったです!
(鳥居さんが食べたカレー。米山は撮影前に完食してしまいました)
イベント中ずっとカレーのいい香りがしていたので、つい2杯も食べてしまいました(笑)。
結果
売上:¥20,154/販売数:80包
雨から始まったイベントでしたが、予想以上に多くのお客様が来場。
パンフレットも多数手に取っていただき、売上だけでなく認知拡大の手ごたえを実感しました。
特に、QR決済(PayPay)の導入が大きく、購入障壁の低減につながりました。手売り研修やダーツの旅では現金だけだったので、PayPayが使えることによって機会損失も減らせた実感があります。
これまでは「手売り」での自分を売り込むような営業販売が中心でしたが、今回は商品の力”が数字を押し上げたと感じました。
『大人のカレースパイス』というプロダクトの強さを肌で感じられたのも1つの収穫でした。
初めての出店は、思っていた以上に大変で、思っていた以上に楽しい一日でした。
事前準備ではうまくいかないことも多く、当日もトラブル続きでしたが、だからこそ一つひとつ乗り越えるたびにチームとしての絆や信頼が深まっていったように思います。
自分たちで考え、動き、工夫しながらつかんだ“1包の売上”の重み。
それは、数字以上に大きな学びでした。
今後もこの経験を糧に、任された仕事を“自分ごと”として動かしていけるように、挑戦を続けていきます!