「ちょっと立ち止まる時間がほしい」
そう思ったのは、前職で人事として働いていたときのことでした。
日々いろんな社員の声を聞く中で感じていたのは、多くの人が“忙しさに追われている”ということ。
スケジュールは常にパンパンで、心にも時間にも余白がない。
本当は立ち止まりたいと思っていても、立ち止まれない。
——それは、私自身も同じでした。
仕事はやりがいがあり、仲間にも恵まれていたけれど、毎日が“こなすこと”の連続。
いつの間にか、自分の感情や余白を後回しにしてしまっているような感覚がありました。
そんなとき、ふと出会ったのがhibiの10MINUTES AROMA。
マッチのように火をつけて、ただその香りが広がるのを待つ。
そのわずか数分の体験に、心がふっと緩むのを感じました。
「こういう時間って、すごく大事かもしれない。」
日々の中で“何もしない時間”をちゃんと持つこと。
“ただ香りを楽しむ”という、目的のない時間があること。
それは、自分を取り戻すために必要なひとときなんだと気づきました。
それ以来、hibiの香りは私にとって小さなスイッチのような存在になりました。
(ちなみに、同じようなスイッチとしてミンティアも常備していて、集中したいときや気分を変えたいときにパチッと口に入れています。笑)
ほんの少しの習慣が、自分を“整える時間”になってくれます。
もっとこのブランドに関わってみたいと思い、hibi STORE TOKYOでアルバイトスタッフとして働くようになりました。
店頭でお客さまと香りの体験を共有する中で、ブランドへの理解が深まると同時に、「hibiをつくっている人たちや、空気感そのものが本当に素敵だな」と感じるように。
アルバイトという立場ながらも、誠実に、あたたかく迎えてくれる社内の雰囲気に惹かれていきました。
「この会社で、もっと深く関わっていきたい。」
そんな想いが強くなり、いま、社員としてhibiに関わらせてもらっています。
10年という節目を迎えたhibi。
でも、まだまだこのブランドには、広げていける可能性がたくさんあると思っています。
プロダクトだけじゃなく、香りのある時間や空間ごと提案していくこと。
“余白を届けるブランド”として、今の時代にフィットした新しい発信をしていくこと。
忙しさに追われがちな人たちのそばに、そっと寄り添える香りでありたい——
そんな思いを胸に、これからもhibiでのチャレンジを楽しんでいきたいと思います。