こんにちは!人材戦略チームです。
今回は、メンバーへのインタビュー記事をお届けします!
目次
はじめに
小野さん・高橋さんへのインタビュー
Q1.はじめに、お二人の自己紹介と現在の業務について教えてください!
Q2.プロダクト開発のプロセスについて教えてください!
Q3.PdMとデザイナーはどのように協力してプロダクトを開発していますか?
Q4.ナレッジラボのPdM・デザイナーとして、それぞれ直面した最大のチャレンジは何でしたか?
Q5.デザインがプロダクトに与える影響について、どのように考えていますか?
Q6.ナレッジラボのデザイナーの魅力を教えてください!
Q7.今後のプロダクトの方向性について、どのように考えていますか?
Q8.ナレッジラボで実現したいビジョンや目標はありますか?
さいごに
はじめに
ナレッジラボは、成長ビジネスのマネジメント支援におけるリーディングカンパニーを目指し、企業の経営に必要な数字を効率的かつ効果的に集計し、意思決定を行うことのできる予実管理SaaS「Manageboard」を開発・提供しています。
今回は、経営管理領域における自社SaaSプロダクトの開発・デザインをリードされている、プロダクトマネージャー(以下「PdM」)の小野さんとデザイナーの高橋さんにインタビューを行い、ナレッジラボの開発&デザイナー組織の魅力についてお話を伺いました。
小野さん・高橋さんへのインタビュー
Q1.はじめに、お二人の自己紹介と現在の業務について教えてください!
小野さん:私は2020年7月にナレッジラボに入社しました。それ以前は、税理士法人や会計事務所で約10年間、税務と会計の仕事をしていました。
ナレッジラボに入社したきっかけは、会長の国見さんをはじめ、ナレッジラボ創業メンバーとのご縁です。事業会社で自社の事業を成長させたい、そして国見さんたちと一緒に働きたいという思いがあり、ナレッジラボに入社しました。
現在はPdMおよびManageboardのプロダクトオーナーを務めています。プロダクトの企画、機能の優先順位付け、ユーザー体験の設計など、プロダクト全体のまとめ役を担っています。
高橋さん:前職ではUXコンサルやWebディレクターとして、主に受託でホームページやサービスサイトの改善提案を行っていました。受託の仕事は短期間で終わるプロジェクトが多く、中長期的な目線での改善が難しかったため、自社開発のUX改善に挑戦したいと思い、ナレッジラボに入社しました。
ナレッジラボの印象としては、落ち着きもあるけどメンバー同士の仲が良くて、考え抜くことにしっかり向き合っている会社だと感じ、カルチャーがマッチしていると思いました。
現在はデザイナーユニットの中でUXデザイナーとして、仮説検証やユーザーヒアリング・体験設計をメインに行っています。また、デザイナーユニットの責任者として、チームのマネジメントや組織拡大の土台作りにも取り組んでいます。
(写真左)開発統括マネジャー/VPoP 兼 プロダクトマネジメントチーム責任者 小野 敦志さん
(写真右)プロダクトマネジメントチーム デザインユニット責任者 高橋 治己さん
Q2.プロダクト開発のプロセスについて教えてください!
小野さん:ナレッジラボではアジャイルという開発手法を採用しており、その中でもスクラムというフレームワークを取り入れています。開発プロセスはディスカバリーフェーズとデリバリーフェーズの二つに分かれています。
ディスカバリーフェーズでは、ユーザーの課題を検証し、仮説を立ててソリューションを検証します。デリバリーフェーズでは、検証されたソリューションを基にエンジニアがプロダクトを開発します。
PdMは両方のフェーズに関わり、UXデザイナーは主にディスカバリーフェーズでのユーザーインタビューやプロトタイプの作成に関与、UIデザイナーはデリバリーフェーズで最終的なデザインを作成しています。
Q3.PdMとデザイナーはどのように協力してプロダクトを開発していますか?
高橋さん:デリバリーフェーズでは、デザイン依頼に対してアウトプットを出し、PdMとデザインレビューを行います。また、デザイナーからデザイン課題を洗い出し、PdMに提案することもあります。エンジニアともコミュニケーションを取りながら、実装におけるデザイン調整を行います。
ディスカバリーフェーズでは、新規開発の際にデザイナーがディスカッションに加わることが多く、デザインモックを作成して議論を進めます。
ナレッジラボは、指示されたデザインを形にするだけではなく、デザイナーが上流工程から関わることができる環境が整っています。
小野さん:ナレッジラボでは、出社とリモートワークを組み合わせた柔軟な働き方を採用しています。
現状は週2-3日程度の出社で、出社日はチームメンバーで合わせるようにしています。出社した日には、顔を合わせるからこそできるコミュニケーションを重視しています。例えば、月に数回チームの相互理解を深めるための企画やワークショップを行っています。テーマはユーザー理解やプロダクトの知識向上、最近ではAIを活用した業務効率化など多岐にわたります。
リモートの日は、主に個々の作業に集中する時間として活用しています。当社は大阪と東京に拠点があり、オンラインでのコミュニケーションが前提となっているので、出社しないと話せない、物事が進まないということはありません。
Q4.ナレッジラボのPdM・デザイナーとして、それぞれ直面した最大のチャレンジは何でしたか?
小野さん:私にとって最大のチャレンジは、カスタマーサクセスからPdMへのジョブチェンジでした。前職までの経験からドメイン知識、そしてナレッジラボのカスタマーサクセスの経験からManageboardについては理解が深かったのですが、開発の経験は一切なかったので、開発に対するノウハウなどのキャッチアップに時間をかけました。
ただ、それ以上に開発組織のメンバーと信頼関係を築くことに重きを置きました。信頼関係があることで、より良いプロダクトを作ることができると実感しています。
高橋さん:私の最大のチャレンジは、「Manageboardのユーザー100人にインタビューを行う」というプロジェクトに、半年間プロジェクトリーダーとして取り組んだことです。
このプロジェクトは、我々開発メンバーがManageboardユーザーの理解を深めることでプロダクトの開発改善に活かすことを目的に始動しました。
セールスやカスタマーサクセスのメンバーを巻き込んでの関係調整や、半年間継続してやり切るチームビルディングが大変でしたが、このプロジェクトを通じてユーザー視点の開発を強化し、チームとしての成長を実感しました。
Q5.デザインがプロダクトに与える影響について、どのように考えていますか?
高橋さん:プロダクトデザインにおいて、ユーザーが迷わず目的を達成できることが特に重要だと考えています。わかりやすいUIはユーザーのストレスを軽減し、カスタマーサクセスへの問い合わせを減らすことにもつながります。デザインはプロダクトの使いやすさを向上させ、開発側の効率や生産性を高める重要な要素だと考えています。
先ほどお話ししたユーザー100人インタビューで頂いたお客様からの声をプロダクト改善の種として活かし、成長企業が抱える経営管理課題を解決できるプロダクトをデザインしていきたいと思っています。
Q6.ナレッジラボのデザイナーの魅力を教えてください!
高橋さん:ナレッジラボのデザイナーの魅力は、上流工程からプロダクト開発に関わることができる点です。経営陣とディスカッションしながら、ユーザーインタビューを通じてお客様から直接嬉しいフィードバックを頂くことができ、更にユーザー視点を持ったデザイナーとして成長できる環境があるので、デザイナーとしてより付加価値を付けることができると思っています。
また、なんといっても「経営管理」という領域は複雑で、関わらなければ経験することができない領域です。難しいドメインだからこそ、いかに複雑なものをシンプルで分かりやすいプロダクトとして提供できるかが大切だと考えています。考えることが非常に多いので、情報設計等で培う思考力はデザイナーとしての強みとなります。
さらに、マネーフォワードグループのデザイナーとの関わりも多く、コミュニティが広がり、ナレッジ共有ができる点も大きな魅力です。
Q7.今後のプロダクトの方向性について、どのように考えていますか?
小野さん:ナレッジラボは、成長するビジネスのマネジメント支援におけるリーディングカンパニーをVisionに掲げており、これを体現できるプロダクトを作り上げていきたいと思っています。
競合も多い領域ですが、この市場の中で一番のプロダクトにしていきたいと思っていて、さらにプロダクトを強くしていきたいです。プロダクトを強くするためには、ユーザーに選ばれる必要があり、ユーザーに選ばれるためには、ユーザーをもっと理解する必要があります。その点はデザイナーの主戦場だと考えています。
成長ビジネスのマネジメント支援におけるリーディングカンパニーとしてユーザーの思いを理解し、最適なソリューションを提供していきたいと考えています。
Q8.ナレッジラボで実現したいビジョンや目標はありますか?
小野さん:会社のMission・Visionを実現できるようにプロダクトを進化させていきたいです。
ユーザー体験やユーザーの気持ちを解釈してプロダクトに落とし込む作業は、決して派手な仕事ではなく、地道な作業だと思います。ただ、その積み重ねでプロダクトが良くなっていくので、ユーザー体験に強い思いを持っていらっしゃる方と共に、プロダクトを進化させていきたいです。
高橋さん:Manageboardに続く新しいプロダクト開発も企画しています。スピード感を持ってプロダクト開発できるデザインチームを作り上げていきたいです。
更なる成長のために新たにデザイナーを迎え入れ、デザイナー組織を拡大させたいと思っているので、成長意欲のあるデザイナーと一緒に働けることを楽しみにしています。共にナレッジラボのプロダクトを進化させていきましょう!
さいごに
今回のインタビューを通じて、ナレッジラボのPdMやデザイナーの皆さんがどのようにしてプロダクト開発・プロセスに関わっているのかさらに理解することができました。
「経営管理という複雑な領域だからこそ成長できる」「ユーザー視点を何よりも重視し、デザインの力でプロダクトを進化させていく」という、小野さんと高橋さんの想いが、ナレッジラボのプロダクトを支えていることは間違いありません。これからもメンバー一丸となって、ナレッジラボの成長を加速させていきたいと思いました。
小野さん、高橋さん、貴重なお話をありがとうございました!