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200名以上のリモートワークをマネジメント。大事なのは信頼と努力を見ていることを伝えること。KiRAMEX TALK|加藤雅英

◆プロフィール

加藤雅英|Masahide Kato
大学卒業後、大手人材会社にて派遣や紹介、採用広告などの営業として約5年間従事。その後、カーデザインに特化したオンラインスクール立ち上げに参画し、約3年間運営責任者を務める。2017年9月より、キラメックス株式会社にて、TechAcademyのメンターマネジャーとして、200名以上の現役のエンジニアメンターをマネジメントしている。

◆入社して3ヶ月。決め手は事業内容と代表村田の出会い。

ーー本日はよろしくお願いいたします。加藤さんの業務についてお伺いできますでしょうか。

加藤:TechAcademyのメンターマネージャーをしています。僕らのサービスの特徴の1つに、現役のエンジニアが学習をサポートする事があります。メンターの講師の方というのは日々受講生と接しています。メンターのみなさんと一緒にテックアカデミーのサービスをよりよくしていく責任者の役割というのが今の私の仕事ですね。

ーーご入社して今どれくらい経ちましたでしょうか。

加藤:9月入社なので3ヶ月ですね。(2017年11月末現在)

ーー入社の決め手はなんだったのでしょうか。

加藤:入社の決め手は2つで、事業内容と代表の村田さん(キラメックス代表)ですね。まず事業内容としては、オンラインスクールというものなんですけど。場所と時間を問わずかつ、学校と比べて安価で学習できるところがいいと思ってたんですね。現状、学習がしたくても経済面とか環境面で勉強を諦めるという方も多くいると思うので、オンラインスクールであればそういう教育格差的なところも解消できると思いますし、今後はエンジニアっていう分野においても非常に成長が著しくあると思うので、そことオンラインっていうところは非常に可能性があると興味を持ったというのが1つ目です。

もう1つは代表の村田さんですね。入社以前にプライベートで何度か村田さんとお会いしたことがあったので、人柄だったりとか、会社のこととかも知っていました。別に転職をしようとかいう状態でも全くなかったときから村田さんが社員思いで、魅力的な会社だな、楽しそうだな、という印象をもっていました。ベンチャーでキラメックスくらいの人数感だと、代表の存在は非常に社風・雰囲気に大きく関わりますので、村田さんの会社なら信頼できる、自分も活躍したいという気持ちが強かったので入社しましたね。

ーー事業の可能性とベンチャーを軸にされていたのでしょうか。

加藤:前職も3名で始めた会社だったとか、その前も会社の立ち上げなどに携わっていたので、大変なんですけど純粋に楽しかったんですよね。僕自身、楽しめるなっていうのがあり、決められた範囲だけをやるという感じよりも、一致団結してサービスをよくして事業を大きくするって凄く楽しいなって思っています。20名の規模だと一人ひとりの比重が大きいじゃないですか。1万人いての一人よりも、20人の1人のほうが自分としてもやりがいをすごく感じますね。

◆実行スピード感に驚かされた。

ーー入社してみてのギャップはありましたか。

加藤:ギャップというのかわからないですが、スピード感がすごい早いというところですね。例えば、会議で「こういうことをやったほうがいいんじゃないか」というアイディアが一人から出た時に、いいね!となれば来週にはリリース。1週間以内にアイディアが実現してやってみるっていうそのスピード感っていうのは早いなって思いましたね。

ーー開発チームとかの動きや連携がスムーズなのですね。

加藤:そうですね。私自身、これほど開発チームと近くで仕事した経験がなかったので、自分のアイディアが1週間後にはリリースされているってすごいなと思いました。

もし大手だったらキャンペーンを実施するにも、何個も承認もらわなきゃいけないだろうし、1人ひとりの裁量も大きいので本当にスピード感はあります。

あと、基本的に「これはやっちゃダメ」というのもあまりないです。もし仮に、課題に対しての手段が間違っていたとしても「だったら、こうしたほうがいいじゃない?」という建設的な議論話になります。判断と実行のスピード感もあるのは、一番驚きましたね。

ーー「思っていたのと違ったな」というところははありますか。

加藤:そうですね。意外と落ち着いた企業というところでしょうか。ベンチャーやスタートアップというと、ガツガツ、キラキラという感じをイメージする方も多いと思うんですけど、割りと落ち着いた雰囲気で、みんな黙々と仕事をしています。

ーーどんな人がキラメックスで活躍できる・向いていると思いますか?

加藤:教育に興味がある人か、ビジョンに共感できる人ですね。僕らは少数精鋭で同じベクトルで日々頑張っていますが、上手くいかないことも多いじゃないですか。そこで、じゃあ次どうするかと考えて試行錯誤すること自体が好きじゃないと、苦しくなると思うんですよね。なので教育事業やキラメックスのビジョンに共感できるとか、そういったところが根幹にある人がいいかなと思いますね。

◆リモートワークのマネージメントの前提は、信頼すること。

ーー先程、ご自身のアイディアがリリースされたとおっしゃってましたが、具体的にはどういったことを提案されたのでしょうか。

加藤:いくつかあるんですけど。1つは、メンターは毎日の業務として、受講生からの質問に答えるチャットでのサポートと課題レビューをやっているのですが、自分が1時間あたり何件対応しているかとか数値としてわからなかったんです。もちろん、僕ら運営側は個々のメンターの活動量を把握していたんですけど、公開はしていませんでした。これだとメンターも自分の業務を振り返ることができずに、もやもやするというかそういう不安がありました。それを、開発メンバーと協力して、その日業務が終わる時刻にチャットのメッセージで個々人に通知をするようにしました。あとは、メンター同士のスケジュールを共有できるようにした事で、業務の引継ぎなどでのコミュニケーションも活発になり仕事でのミスが減りましたね。

メンターの声を受け取って、反映させることで信頼関係を築くことができていると感じています。メンターからも以前よりやりやすくなったとお話を頂き、純粋にそれは嬉しかったですね。

ーー好評なんですね。ちょっと話が変わるのですが、最近は、新しい働き方の文脈で、リモートワークや副業は注目されていますよね。メンターはリモートワークや副業がほとんどです。TechAcademyはサービス自体がオンラインなので、所謂一般企業のテレワークやリモートワークとは異なりますが、ノウハウやヒントが蓄積されているんじゃないかと思っています。リモートワークでも、みんながちゃんとパフォーマンスを発揮できる環境づくりで注意されていること、取り組んでいることはありますか。

加藤:前提として、信頼することは大事だと思います。リモートは、確かにいつでも怠けられる環境なんですけど、だからといって逐一チェックや管理していると働き辛いし息苦しいと思うんですね。なので、前提として信頼関係を築くっていうのは非常に重要だなって思います。

ただ、信頼だけでは実際には不足していると思うので、その人のやりたいことを業務で入れてあげるといいと思いますね。後はその人の仕事で具体的によかったことを個別に伝えて「いつもありがとうございます」と感謝を伝えるようにしています。小さなことだとしても、常にいいところを見て具体的に伝えると相手もモチベーションも上がりますし、お互いに嬉しいじゃないですか。楽しく、やりがいをもって仕事に取り組んでもらうことが一番重要だなと思いますね。

あとは、先程言った日々の稼動量の通知もその側面もあるのですが、数値として目に見えるのようにすると抑止力にも繋がると思います。別にリモートじゃなくても、怠ける人は怠けるので結局如何にその業務にコミットできるか、をひとりずつセットできることが本質かなと思っています。


◆ちゃんと努力を見ていることを伝え、信頼をつみ重ねる。

ーー入社してこれまで、印象的だった出来事はありますか。

加藤:最近いろんなメンターの方から「加藤さんがマネージャーになってから働きやすくなりました」「仕事がやりやすくなった」というお声をいただくようになりました。メンター間のコミュニケーションも前より増えましたし、前は全体のチャットで場を乱すというか業務の不満を漏らす方もいらっしゃったんですけど、そういうのもなくなり秩序や体制が整備されてきた感じがあります。そういう風に感じてもらえるっていうのは嬉しいなって思いましたね。

ーー素晴らしいですね!加藤さん自身、どんなことに意識して取り組まれたのでしょうか。

加藤:取り組んだことは本当に小さいことで、一人ひとりにコミュニケーションを大切にしてきましたね。全メンターとビデオチャットを実施して、日々いいフィードバックをするように心がけていて、ちょっとしたことも「あれは、よかったですね!」とお伝えし「ちゃんと努力をみてますよ」という姿勢が伝わるようにしています。そういうコツコツとした積み重ねが信頼関係を築けて今に繋がっていると思います。

ーー今後加藤さんご自身が挑戦したいことはありますか。

加藤:新規事業に携わりたいなと思いますね。新規事業に携わるのはベンチャーの醍醐味だなって思うので、挑戦したいなって思います。

ーーキラメックスは、この1 年でも大小関わらずいろんなチャレンジをやっているので、そういう機会は多いと思いますね!最後に、キラメックスに興味を持って下さっている方になにかメッセージいただけないでしょうか。

加藤:まずはオフィスに遊びにきてもらえるといいですね!ランチやお茶などでもいいですし。キラメックスに興味のある方は、気軽にオフィスにきてもらってから、僕らとお話すると会社の雰囲気などわかることも多いと思います。

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