- 26新卒
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今回は、きのもと商会のプロジェクト支援事業部で活躍中の小林さんにインタビューしました!
小林さんは、実はWantedlyで出会って仲間になったメンバーのひとり。
しかもオフィス設計は未経験、さらに海外からフルリモートで勤務という、異例のスタートを切りました。
それでも着実にスキルを身につけ、今ではチームに欠かせない存在として活躍しています!
今回はそんな小林さんがどのように成長を遂げたのか、リアルな経験談をたっぷりと伺いました。
プロジェクト支援事業部ではどのような仕事をしているのか、具体的な働き方についても聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
偶然の出会いが挑戦のきっかけに
ーなぜ海外からきのもと商会へ?
何もかも初めて。それでも成長できた理由とは
ー大変だったことはありますか?
ー時差は8時間。そんな環境での業務はどうですか?
ーきのもと商会に入社してから成長できたな、と思う点について教えてください!
“自分で考える”を育ててくれる場所
ー仕事をする上で意識しているスタンスはありますか?
ー「わからないなりに考えてみる」ことはチームに浸透していると思いますか?
ー入社前後で、プロジェクト支援事業部に対するイメージの変化はありましたか?
偶然の出会いが挑戦のきっかけに
ーなぜ海外からきのもと商会へ?
当時は日本の大学で建築を学んだあと、イタリアの大学院で建築の修復を専攻していました。
ちょうどその頃にコロナでロックダウンになってしまって、「何かリモートでできる仕事はないか」と思い、Wantedlyを見ていたんです。
特に「こういう働き方がしたい」「この分野で働きたい」といった明確な希望があったわけではなくて、本当に、何かできることがあればいいなという気持ちでした。
当時はまだリモートOKということを前面に出している募集自体があまり多くなかった印象です。
その中で見つけたのが、きのもと商会でした。
詳しい募集内容はあまり覚えていないんですが、「広島から働いている方がいる」というような紹介があるのを見つけて、「もしかしたら、海外からでのフルリモートでもいけるかも?」と思って、思い切って応募してみました。
そこからご縁があり、今に至るまでプロジェクト支援事業部でお仕事をさせてもらっています。
小林さんから共有いただいたイタリアの日常①
何もかも初めて。それでも成長できた理由とは
ー大変だったことはありますか?
私は大学院からずっとイタリアにいたので、オフィス設計をやったことがないのはもちろん、日本の企業のオフィスで働いた経験もありませんでした。
なので最初は、「オフィスって普通こうだよね」という感覚すらないことが大変でしたね。
また、大学で建築を学んでいたとはいえ、実際の工事に関わるような実務的な部分には触れたことがなかったので、戸惑うことは多かったです。
具体的には、工事図面(照明や空調などの工事に必要な実務的な図面)を書く業務などは、かなり苦戦しました。
もちろん最初は指示を受けながら進めることが多かったんですが、それでもわからない部分もたくさんあって……。
知識面については、自分の中でトライアンドエラーを繰り返しつつ、少しずつ学んでいったという感覚です。
ー時差は8時間。そんな環境での業務はどうですか?
今はペースを掴めてきていますが、慣れるまでは上手くいかないことがたくさんありました。
聞きたいことがあっても、日本は深夜で、すぐに確認できない場面も多かったりして。
どうしても相談できないけど進めなければいけない場面では、自分で答えを出さなければいけなかったので大変でした。
だからこそ、聞きたいことはできるだけ早めに整理しておいて、相手が答えやすいように準備しておくことを意識するようになりました。
また、図面を直接見ながら相談するのが難しい分、作業時間が重なるタイミングには自分からWebミーティングをお願いして、なるべくその時間で理解を深めるようにしています。
今後こんなに時差がある中で働く方はあまりいないかもしれませんが、対面で仕事ができる環境であったとしても、こんなふうに自分から試行錯誤していく動きは必要になるかなと思っています。
小林さんから共有いただいたイタリアの日常②
ーきのもと商会に入社してから成長できたな、と思う点について教えてください!
オフィス設計の現場では、イレギュラーな変更に素早く対応しなければならない場面が結構あります。
専門的な知識や経験がある方であればすぐに気付けるんですが、私の場合は言われないと気付けないことも多くて。
ただ、最近は「ここも直す必要があるな」と自分から気づいて動けるようになってきたんです。
そういう部分は、少しオフィス設計の感覚を掴んで成長できているのかなと思います。
とはいえ、まだ実際の現場を見たことがないんですよね。
図面上ではわかっていても、天井の構造や柱の収まりなど、工事を進めるうえで重要なことが実感としてはまだつかめていなくて……。
今度一時帰国するタイミングで現場に同行させていただく予定なので、そこでしっかり学ばせていただきたいと思っています。
あとは、業務で使用するAutoCADの操作にもだいぶ慣れてきました。
最初は何もわからない状態で、手探りで調べながら使っていたので、ひとつの作業にすごく時間がかかってしまっていて。
今思えば、コマンドひとつで簡単にできることを遠回りしていたことも多かったです(笑)。
今ではある程度スムーズに扱えるようになって、ようやくスタートラインに立てたような感覚なのかなと思っています。
“自分で考える”を育ててくれる場所
ー仕事をする上で意識しているスタンスはありますか?
一番意識していたのは、「わからない」をそのままにしないことです。
最初は完全に未経験だったので、上司の富永さんに質問するときも「わかりません」としか言えなくて……。
そんなとき富永さんに「きちんと説明するためにも、どこがわからなくて、自分ではどう考えてみたのかも一緒に伝えてほしい」と言っていただいて、ハッとさせられました。
それ以来、自分なりに一度考えてみることを大切にするようになりました。
もちろん最初はトライアンドエラーの連続でしたが、そうしていくことで少しずつわかることが増えてきた感覚があります。
わからないなりに調べて、聞いて、仮説を立ててみること。
知識面に関しては、今もGoogle先生によくお世話になっています(笑)。
小林さんから共有いただいたイタリアの日常③
ー「わからないなりに考えてみる」ことはチームに浸透していると思いますか?
そうですね、私が未経験だから、ということはもちろんありますが、プロジェクト支援事業部全体でも「わからないないなりに考えてみる」スタンスは大事にしている部分です。
お客さまとの、限られた時間の打ち合わせの中で、相手の意図を100%読み取ることは難しいじゃないですか。
だからこそ、読み取れた範囲の中から仮説を立てて提案する、ということが議論を一歩前に進めることに繋がっていくんだと思います。
ー入社前後で、プロジェクト支援事業部に対するイメージの変化はありましたか?
募集を見たときは、正直「CADオペレーターのような仕事かな」という印象を持っていました。
でも実際に入ってみると、先ほどお話したような工事図面を作成したり、VRCGを作ったりと、想像以上に幅広い業務があって。
(詳しい働き方が知りたい方はこちらをご覧ください!)
しかも、言われたことをやるというよりも、自分で考えて進める場面が多いんです。
「意外と大変そうだぞ」と思うこともありましたが、それでも、わからないなりに相談すれば丁寧にフィードバックをもらえる環境がありましたし、富永さんはじめ社内の皆さんが本当に優しく教えてくださるいい方ばかりで。
そういった支えがあったからこそ、ここまで続けてこられたし、少しずつでも成長できているのだと思います。
ただ、未経験だからといって何もわからないまま待っていれば教えてもらえる、というわけではないと思っています。
まずは自分なりに調べたり、仮説を立てたりしてみることが前提として求められる環境で、そういった姿勢があるからこそ周囲のサポートも本当に意味のあるものになると感じています。
いかがでしたでしょうか?
未経験・海外からのフルリモートという一見ハードルの高そうな環境でも、小林さんが着実に成長できたのは、「まず自分で考えてみる」「できる方法を探してみる」といった姿勢を持ち続けてきたからこそ。
周囲のサポートがあるとはいえ、受け身でいるだけではなかなか力がつかないのもまた事実ということが伝わるお話でした。
自分で考えることが好きな人、困ったときにまず動いてみようと思える人にとっては、大きく成長できる環境だと思います。
きのもと商会の仕事に興味を持っていただいた方は、ぜひ「話を聞きにいきたい」からご連絡ください!