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会社の創業から11期に至る今【後編:これからも変わらない想い〜今後の会社の在り方】

前回は、前編として【会社の立ち上げ〜チャレンジ出来る環境】について伺いました。

今回は【これからも変わらない想い〜今後の会社の在り方】について伺ってみました。

当たり前を当たり前と思わない

――今までと11期で変わって来たことを伺いましたが、常に変わらない事もありますか?

【何事も支えてくれている人】と言う事を忘れてはいけないと思う。表面的に売り上げを作っている人が偉いっと言うのは、会社が成長しないと思う。当たり前が当たり前じゃないんだよって思わないと、ありがたみが湧かなくなっちゃう。

【組織】を作る。効率を求めるのは相手目線では無い

――これもまた説明会や面接時によく伺う質問ですが、今後、規模を大きくしていきたいですか?

そうだね、でも正直それよりも【組織】を作りたい。もちろん会社も大きくしたいよ。ただ、それは組織が出来上がってくれば、必然的に大きくなると思うから。しなやかに考えられる人や役割があって、いてくれるからこそ組織が出来上がる。

チームビルディングという事を、皆んなをまきこんで時間をかけて考えたりもした。ビジョナリーカンパニーというのも考えているよね。

効率を求めると自分達目線になってしまう。効率を求めると、自分達のしたいサービスをしてしまう。それは全く相手目線ではないし、カインドではない。サービスを良くするならば、自分達が苦しい事をしてこそ、相手が喜んでくれる。苦しいっていうのは、頭を使って沢山考えたりすること。
だからあえて非効率にしている事もある。さっきの当たり前に通ずるけれど、ありがたみがなくなってしまうんだよね。不便だと、当たり前って感じないでしょ。だからこそありがたいって思うわけで、その感覚を失ってしまったらいけないと思うんだ。

――人や環境が変わったり、求められるものが変わる中でも、池田さんのおっしゃる事の根底はブレないなと感じています。偉そうにすみません(笑)会社を作る時に考え抜いて、作ったものなんですか?

一番に言えるのは、【なりたくない会社】がある。急成長して壊れていく会社も見たし、スタッフ同士がマウントを取り合って、難しい言葉を使っていかに優秀かと言うアピールをしたり。一番切ないのは、急成長した会社は見事に崩壊していく。なんでかって言うと、人が育っていないから。新しい人を入れれば良いと思ってる。そんな会社は伸びない。

組織と人って、車の前輪と後輪のようなもので、どちらかが止まれば動かなくなってしまったり、つんのめってしまう事になる。一時的に追い抜いていく会社はあると思う。基本的に成長は遅いものであると考えていないと、待てないんだよね。社長はせっかちだから、早く成長して欲しい、会社を大きくしようとしてしまう。なんだかと言うと、誰かと比較してしまうから。それをすると途端におかしくなってしまう。うまくいかないな、なんでだろうって思うことはもちろんあるよ。でも、今の原則の中で、人の成長と会社の成長はスピードを合わせなきゃいけないって言うのは強烈に思っている。

だから、あえて成長だけを追わない。負け惜しみと言われたらそれまでだけど。これはブレないことかな。

0→1への挑戦、これからもチャレンジ出来る環境

――これからも変わらないことはありますか?

常にチャレンジ出来る環境でいたい。前にも話したことと重複するけど、なかなか0→1って経験ある人はいない。そして何よりも、確実に一人だけの力では出来ない。協力しながら成果を出す動きをして欲しい。だからこそ、プロジェクトを通して人の協力が大切だって言う事を分かって欲しい。

今のうちから先回りをして【自分の内なる思いを言葉に出す】【今までの自分を振り返る】なんていう研修をして、コミュニケーションを高める機会を増やしている。

結局、会社だけで評価されたいとは思ってない。社内だけでなく、色んな環境で人の役に立てることってあると思う。友達と仲が悪くなった事を仲裁するとか、自分の家族が出来た時に子供の関係性とか、兄弟だったり…コミュニケーションのスキルって絶対必要になる。看護師さんやお客さんとのやりとりはもちろんだし。人が必ず絡むじゃない?

自分の意見を伝えることには責任が伴う。プロジェクトを通して人との関係性を作って欲しいし、“今のままで良いのか?もっと良くする為には?”を必死に考えて、発信をして欲しい。もがきながら苦しい思いをするからこそ、成長がある思う。そして人と意見をぶつけ合う中で、組織って出来ると思うんだ!

なかなか仕事の中では聞けない会社創業時のお話、会社やスタッフへの思い、仕事への思いをお伺い出来ました。書ききれていない事も沢山あります…

最後には“また1年後に同じ質問をぶつけてよ!きっと、成長をして違う答えになると思うから”とおっしゃっていたのが印象的でした。

常に成長を求める。自身も成長をする。スタッフ一人一人と向き合う事を忘れない。そして当たり前を当たり前に思わず感謝する。など…池田さんとお仕事をする中で普段から感じていたことですが、インタビューを通して“なぜこういった行動をするのか?”を伺えました。当たり前~の話は、気を抜くと忘れてしまいがちです。私自身も、改めて感謝を忘れない人であろうと強く思いました。

この記事で、カインドメディカルの事が少しでも伝わったら幸いです。より深くお話を聞きたい、気になった事があった方は、ぜひ面接で質問をぶつけてください!

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