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【CTO×マネージャー対談】真の”エンタープライズ向けプロダクト”へと進化する時がきた—1人目PdMと一緒に実現したいこと

こんにちは! HR本部 採用チームの小澤です。

kickflowでは現在、複数のポジションで募集を行っています。その中でも最近、増えているのが「1人目〇〇」の募集。各領域のスペシャリストにジョインいただくことで、組織・事業の拡大をより早く、より強力に進めていきたいと考えています。

プロダクトマネージャー(以下、PdM)も、こうしたポジションのひとつ。すでに募集は公開していますが、「伝えきれてないな…」と感じています。

▼PdMの募集記事

フルリモート|フルフレックス
1人目プロダクトマネージャー!ユーザー課題の解決をリードしてくれる方を募集
■「kickflow」とは? 『脱オンプレミス。大企業が使いやすいエンタープライズ向けクラウドワークフロー』 kickflowは稟議・承認ワークフローにおける圧倒的な使いやすさと管理のしやすさを実現する次世代のクラウドワークフローです。 今も残り続ける課題を解決し、企業の業務効率化を後押しします。 オンプレミスのような柔軟性があり、またクラウドとして運用負荷が軽いサービスを実現しています。 【kickflowサービスサイト:https://kickflow.com/】 ■事業の魅力 稟議・ワークフローは企業の意思決定や事業アクションを支える製品です。 この市場は現在約1兆円と市場が大きく、そしてこれからも伸びていく市場となります。 わたしたちはこれまでワークフローシステムに課題を感じる300社を超える企業への調査・ヒアリングを行い、「今この時代において何に困っているか」も特定できています。 意義があり、市場も大きく、課題を特定しているので、あとはプロダクトと事業を伸ばしていくだけです! (それが難しいので一緒にやりませんか?) 2023年10月にHENNGEからPreシリーズAラウンドとして約5億円の資金調達を実施し、準備は整っています! プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000007098.html
kickflow


そこで今回は、CTOの小林さんと開発チームのマネージャーである森本さんにご協力いただき、現状の課題からPdMが必要な理由、どんな開発体制を目指しているのかなどを、お聞きしました。


kickflowのレベルアップには、PdMが欠かせない

小澤:
なぜこのタイミングで、PdMを採用することにしたのですか? 開発チームには特に問題がないように見えるのですが…。

小林さん(以下、小林):
前提からお話しすると、今はエンジニアが仕様を作るところから、実装、リリースするところまで、すべてやっています。ウチのエンジニアは優秀なので、ちゃんとした仕様を作ってチーム内でレビューすれば、それなりのものが出せているので、この意味では小澤さんのいうとおり上手く回っているんですね。

ちなみに優先順位についても、お客さまからのフィードバックをすべて貯めておいて、企業の規模ごとに何社から要望があるのかなど定量的な指標をベースに、決めているんです。だから、優先順位づけで揉めることはないですし、納得感も高いんじゃないかと思っています。

ただ、これはあくまでも「今」の話でして。このままの品質を維持しつつ、バグを修正していくだけなら、現状のやり方でも問題ありません。しかしkickflowでは、「エンタープライズ企業の課題と向き合う」ことをミッションとしています。現在のkickflowでは数百名から数千名規模にしか対応できていなくて、1万人を超えるような大企業に使ってもらうには、顧客理解だったり、相当な開発が必要だったりと、まだまだ足りないところがたくさんあるんです。

これを解決するには、「何を作れば売上につながるのか」を考えたり、仕様を作るのがむずかしい若手エンジニアが入っても回る開発体制を作るなど、開発者、顧客、ビジネスをつなぐPdMが必要というわけです。

小澤:
となると、PdMが目指すゴールは、1万人を超えるような大企業に使ってもらうことになるんですか?

小林:
最終的なゴールはARR(年間経常収益)を伸ばす、簡単にいうと売上を増やすことです。そこに至るまでに、1万人以上の大企業に使ってもらう、受注精度を高めていくといった、マイルストーンがあるというイメージです。

小澤:
1万人以上の大企業に使ってもらうプロダクトにするには、どのくらいかかりそうでしょうか?

小林:
まだ見えてないんじゃないかな。1年先でもちょっとむずかしいような…。森本さん、どう思います?

森本さん(以下、森本):
そもそも1万人を超える企業の課題というのが、僕らはまだ掴みきれていないんですね。「これがあれば導入してもらえる!」というところです。ここを見つけて、さらに作って、リリースするとなると、最短でも2年くらいかかるんじゃないですかね。

小林:
1万人を超える企業って上場企業でいうと300社ほどしかないので、課題をヒアリングするといってもそれほどチャンスは多くありませんからね。なので、PdMとして入っていただく方にも、早急に何か成果を出すことを求めているわけではなく、これから伸ばしていくための準備や体制づくりを進めてほしいと考えています。

複雑な課題を、試行錯誤しながらシンプルに解決していく

小澤:
PdMとして入社いただく方には、どのような役割を期待していますか?

小林:
僕は、お客さまのいうことは基本的に実現したいのですが、それだけで売上が伸びるかどうかと言われると、わからないんですね。開発チームでも「どの機能が売上につながるのか」みたいな議論をよくしてはいるものの、ユーザーヒアリングや成功事例の調査をしているわけでもない。開発者である僕たちは、プロダクトマネジメントトライアングルでいうところのビジネスが弱いんです。


一方、セールスやマーケティングなどビジネスチームのメンバーは、今ある機能とかほかの機能に対して影響が出ないようにどうやって形に落とし込むのかなど、開発の部分の理解が不足しています。

このように、開発チームとビジネスチームの手が回っていないところを埋めていきつつ、ARRの最大化に向けたロードマップを作っていくのが、PdMの当面のミッションになると思います。

とはいえ、いきなりはむずかしいので、まず最初は、kickflowの仕様を理解して、仕様書を作れるレベルになってほしいですね。ここがクリアできたら、kickflowの利用者の分析やデザインの見直し、予算の管理、新しいマネタイズモデルの検討などに取り組んでいただきたいなと考えています。

森本:
僕の解像度が高くないので質問なんですけど、PdMが(開発の)優先順位づけをする場合、仕様にはどの程度まで関わることになるんですかね?

小林:
PdMにはがっつり優先順位づけに入ってもらおうと思ってますが、PdMだけで決めるカタチにはしたくないです。今は僕が事前に情報を整理して、みんなで意見を出しあっているじゃないですか。これをPdMにやってもらう感じかな。

仕様については、エンジニア、デザイナー、PdMの三者で作ることになると考えていて、その認識合わせに必要な課題の精査や機能の提案、競合の調査などは、PdMの仕事になるんじゃないかなと。プラス、ビジネスチームとの連携ですかね。事前にマーケチームと連携をして目玉機能を出すから、プレスリリース準備をしておこうかとか。

森本:
エンジニアが片手間でしかできていないところを、きっちりやってもらえるようになるんですね。

小林:
そうそう。競合分析とかユーザーリサーチとかを踏まえた上で、より精度が高い仕様を作ったり、今までにない観点で改善案を出してもらったりを期待してます。

小澤:
こうしてお聞きしていると、PdMの役割、やるべきことって、かなり幅が広いですよね。

小林:
ほんとに。プロダクト全体を見れる、イコール、裁量が大きいという意味では、おもしろいとは思うんですけどね。おもしろさという軸でいうと、エンタープライズ向けのSaaSってかなり複雑で、世の中にあまりないので、難易度が高いプロダクト開発にチャレンジできるというのも、魅力のひとつになるのかなと。

森本:
小林さんが言った「複雑」という部分でいうと、WHAT(解決しなきゃいけない課題)、HOW(どうやって解決するのか)、両方の意味で複雑なんですよね。

それに対して、シンプルなものをシンプルに組み合わせてシンプルに解決しよう、というのがウチの方針で。いくつも課題がある中で、「これの本質的な課題ってなんだっけ?」「これだね」「じゃあこれとこの2つの解決方法でできるんじゃないかな」「できなかったね」「どうすればできるんだっけ?」みたいな感じで、頭を使いながらトライエンドエラーを楽しめる人は、ものすごく合っている気がします。

小林:
今の話で思い出したのですが、昔、ウチのプロダクトを導入してくれたお客さまと、「kickflowってレゴブロックみたいだよね」という話をしていて。

会計ソフトとかって、ある程度、使い方が決まっているじゃないですか。道が整備されていて、ただ、道から外れることもできない。一方、稟議やワークフローって会社ごとに違うから、kickflowでは道を作らないんです。汎用的なパーツ(機能)をいっぱい作っておいて、課題や実現したいことに合わせて必要なパーツ(機能)を自由に組み合わせていくんですね。このイメージを念頭に置いて、新しい機能や仕様の変更を考えられるようになれれば最高ですね。

やりたいことをスピーディーに実現してくれる優秀なエンジニアたち

小澤:
僕がいうのもアレですが、ウチのPdMの仕事ってかなりおもしろそうです。

小林:
実は、とっておきがもうひとつあって。とにかく開発が異常に早いのも、PdMにとっては良い環境だと思うんですよね。

せっかくロードマップを描いて、いろんなものを作りたいとなっても、リソースがなくて後回しになってしまったり、立ち消えになってしまうことって、多いじゃないですか。kickflowでは、それはないです。作るペースも速いですし、アイデアをカタチにする能力もめちゃくちゃ高いので、売上を増やすためにいろんな施策を打って、PDCAをガンガン回せますから。

森本:
僕からもひとつ、いいですか? kickflowってワークフロー製品の中では後発の部類になるので、使いにくいところや不要な機能がわかっているのは、大きなアドバンテージになっていると思います。シンプルなものを最短距離で作れるという感じですね。


小澤:
かなり難易度は高いけれども、裁量の大きさに加え、やりたいことを実現できる体制があるなど、事業成長させられるだけの環境は十分に整っているということですね。

小林:
そうですね。裁量の大きさという意味でいうと、フルリモート・フルフレックスで働き方の裁量も大きいのは、kickflowならではの魅力だと思います。

小澤:
きれいにまとめていただき、ありがとうございます!(笑)
僕自身はPdMの仕事についての解像度が上がったのですが、みなさんはいかがでしたでしょうか。

なお、フルリモート・フルフレックスの働き方については、ちょうど先日、全社でアンケートをしたので、よろしければ下記も合わせてご覧ください。

【働き方アンケート】フルリモート、フルフレックスって、実際どうなの? メンバー全員に聞いてみました! | kickflow
こんにちは! HR本部 採用チームの小澤です。みなさんは今、どんな働き方をしていますか? コロナ禍を経て、フレックスタイムやリモートで仕事ができるようになった人も多いと思います。ですがkickf...
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