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子育てと仕事の両立 ~全部やろうとするのをやめたら、仕事が楽しくなった~

現在、私は一児の母として子育てをしながら、株式会社KEYCREWで管理部を任せていただいています。
2021年に管理部未経験で入社し、今も特別な専門性があるわけではありませんが、「不格好でもやりとげる」をモットーに仕事を続ける中で、ありがたいことに管理部全体を任せてもらえるようになりました。

今回は、これまでの前職での経験も含めた私の実体験を少しお話しできればと思います。子育てと仕事の両立は決して簡単ではなく、正直「なんとかやっている」という毎日です。

それでも、この記事が誰かの興味につながり、KEYCREWとのご縁をつくるきっかけになれば嬉しく思います!

SEから経理へ。子どもの夜泣きが転機に

キャリアのスタートはシステムエンジニアでした。IT業界のことなど何もわからないまま新卒で飛び込み、11年間で2社を経験。要件定義から運用保守まで一通りの工程を担当し、財産になる経験をたくさん積ませてもらいました。

特に2社目では、初めてプロジェクトリーダーの経験を。配属時点ですでに大幅遅延で炎上していた案件でしたが、進め方を一つずつ考え判断しながら立て直していく。自分の判断がプロジェクトの結果に直結するので胃がキリキリする日々でしたが、とても充実した時間でもありました。

ただ、育休復帰後に大きな壁にぶつかりました。娘が「夜驚症」と診断され、2〜3日に一度は夜中に数時間泣き続ける。復職後は会社が配慮してくださり本社勤務になったものの、未経験のプロジェクトに配属され、日中は業務に追われ→夜は寝かしつけ→残業→勉強→夜泣き対応…。気づけば夫と「このままじゃ倒れるね。仕事を辞めるしかないね。」と話すほど疲れ切っていました。復職から1年半ほどで、SEを続けるのは難しいと判断しました。

そこで考えたのが「子育てと両立しやすそうな職種」。結果、経理を軸にキャリアを積むことを選びました。理由は、事務職の中でも専門性を持ちたかったこと、繁忙期が事前に把握しやすく突発的な高稼働になりにくいと考えたこと、そしてSE時代にお金関連のシステムを扱っていた経験があったからです。夫の「細かいから経理が向いているんじゃない?」という一言も背中を押してくれました。

実際にジョブチェンジしてみると、SE時代の経験は今の仕事にもしっかり活きていると感じます。システム開発の現場で培ったエンジニアの視点は、経理や管理部の業務改善にそのまま役立っています。数字や業務フローを前にしても「これは仕組み化できそうだ」と思えるのは、SE時代に経験を積めたからこそ。やはり過去の経験は決して無駄にならないと実感しています。

KEYCREWを選んだ理由

KEYCREWに入社を決めたのは、①正社員、②最初から時短、③未経験でも経理としてスキルを積めそう、④「この人と働きたい」と思える上司がいた、この4つが揃っていたからです。30代で未経験かつ時短を受け入れてくれる会社は珍しく、ほとんど迷わず決めました。
(正確に言うと、入社当初は正社員ではなくパート雇用でしたが、資格取得後に正社員に転換する約束で入社し、半年後に正社員になれました。)

最初の仕事は経理と関係のない業務でしたが、ウォーターサーバーの導入から始まりました。そこから請求書発行や入金消込といった経理業務を中心に、総務・労務など幅広くBackOffice業務を経験させていただきました。やがて上司の退職をきっかけに実務全般を任され、2024年からは管理部をまるごと任せてもらえる立場に。管理部経験があるわけではないので、手探りで周囲に助けてもらいながら進める毎日ですが、少しずつ個人としてもチームとしてもできることを広げています。

両立を支えるのは夫婦の分担と「ながら時間」

私の両立は夫の協力なくして不可能です。(夫でなくても、親やベビーシッターさんなど「もう一人の大人」の存在は必須だと痛感しています。)

我が家では曜日ごとに「ママの日」「パパの日」と分担。担当でない日は仕事に集中できます。これがなければ正直やっていけません。

勉強や情報収集も、まとまった時間は取れないので「ながら」で対応。オーディブルで本を聞きながら夕飯を作ったり、子どもの習い事の待ち時間に仕事を進めたり。小さな隙間を積み重ねて、なんとか前に進めています。

全部自分でやらない。任せた方が仕事は楽しい

働き方で大きく変わったのは、「全部自分でやろうとしなくなった」ことです。

  • 何でも自分でやりたい  →  時間的に無理なので分担して人に任せる
  • 苦手を克服したい  →  苦手は得意な人にお願いする
  • 調べ切りたい  →  分からなければすぐ聞く

SE時代から何でも「自分でやらなきゃ・やりたい」と思うタイプで、何でもかんでも自分でやろうとしていました。しかし、子育ての両立をしようとすると不可能で、人に任せてみると、自分がやりたいことに集中できるし、苦手なことをやらなくて済むわけで、こっちの方が全然良いなと感じました(笑)。

気づけば「どんどん人に任せたくなる」感覚になっていて、自分は手を広げるより仕組みを考える方が楽しいと思うようになりました。結果的にチームがチームっぽくなってきたように感じ、自分も楽しく働けています。

子どもを言い訳にしない、というこだわり

ひとつだけ、SE時代から決めている自分ルールがあります。
「子どもを仕事ができない理由にはしない」ということです。

急なお迎えがあっても期日に影響が出ないよう前倒しで仕事を終わらせる。「子どもがいるからできません」とは物理的に不可能な場合を除いては言わない。もちろん世の中全体で見たときには、子育て世帯を応援した方が良い点などはあると思いますが、自分から「配慮されて当然」というスタンスは大嫌いです。

世の中にはフル稼働できる人がたくさんいます。その中で私を雇ってもらっている以上、「この人に働いてほしい」と思ってもらえる成果を出し続けたい。会社と従業員は対等で、Win-Winの関係であるべき。だからこそ、権利を主張するのではなく成果を出そう、と考えています。

KEYCREWで働く面白さ

KEYCREWの面白さは「挑戦する人に機会を与えてくれる」こと。学歴や社歴、職歴にとらわれず、成果と姿勢を見てチャンスをくれる会社です。私自身、未経験&時短で飛び込みましたが、今は管理部を任せてもらっています。

もちろん厳しさはあります。時短だろうと関係なく成果は求められます。でも、その分やりがいも大きい。任せてもらったからこそ成果で返す。その感覚が私にとっては大きなモチベーションになっています。

最後に

私はまだまだ発展途上で、偉そうに語れる立場ではありません。
それでも「全部やろうとするのをやめたら、仕事が楽しくなった」のは本当です。やりたいことに集中し、苦手は得意な人に任せる。その分、仕組みを考えたり、チームが活きる方法を模索したりするのが面白いです。

KEYCREWは、子育て中のママやパパでもチャレンジできる環境があります。ただし「ゆるく働ける」わけではなく、しっかり成果を求められる環境です。その厳しさも含めて楽しめる方にとっては、とても面白い会社だと思います。

もしこの記事を読んで「自分も挑戦してみたい」と感じたなら、ぜひ一度お話しさせてください。KEYCREWで一緒に働ける日を楽しみにしています!

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