こんにちは!ケップルのPR担当を務める冨田です。
ケップルは『Create New Industries 世界に新たな産業を』というミッションを掲げ、スタートアップエコシステムの発展を目指し、投資家・起業家を支援するさまざまなプロダクト・サービスを展開しています。
近年、数多くのファンドが設立され、スタートアップ投資額が急拡大するのに比例して、そのファンド運営のためのミドル・バックオフィスの業務量も膨れ上がっています。しかし、ファンド運営を支える仕事には専門性が求められ、対応にあたる人材が不足しているのが実情です。
そのような課題を解決し、スタートアップエコシステムの資金の流動化を促すことに貢献するためのケップルの重要なサービスの一つが「KEPPLE FUND SUPPORT」です。この事業を担う組織「Fund Accounting Division(ファンド決算チーム)」は、チーム一丸となって日々多くのお客様のファンド運営を支援しています。
今回は、インターンとしてケップルにジョインし、このチームの創成期からチームを支えてきた若手メンバーの林さん・福田さんと、公認会計士であり、チームをマネジメントするDivision Managerの疋田さんに、仕事のやりがいや今後の目標などについていろいろと話を聞きました。二部構成でお届けします。ぜひご覧ください!
チームを支える若手メンバーから見た組織の魅力とは
Q. ケップルでのキャリアについて教えてください。
林さん:2019年の夏にインターンとしてケップルに入社し、約1年半カスタマーサクセスとして業務に携わりました。その後、新卒として別のスタートアップ企業に入社したのですが、その会社が解散となってしまいました。改めてご縁をいただいてケップルにジョインし、そこからファンド決算業務に携わるようになり、2年半になります。
福田さん:林さんの少し後、2019年の12月にインターンとして入社し、その翌年に正社員となりました。最初は「株主総会クラウド」というスタートアップ向けの株主総会電子化ツールのセールスやカスタマーサクセスなどを担当していたのですが、2021年に現在のファンド決算のチームに異動しました。
Q. ファンド決算業務の面白さ、やりがいとは?
福田さん:私たちの仕事は、投資家の方々が投資業務に注力できるよう、ファンドのミドル・バックオフィスの業務をサポートすることです。その結果、新たなスタートアップへの投資が活発化し、スタートアップエコシステムを良い方向に循環させていく環境づくりの一端を担えていることに、とてもやりがいを感じています。
また、いろいろなスタートアップの情報を多角的に見ることができるのも面白い点です。資本政策や財務情報、マーケットの規模感、投資家から見たスタートアップの展望、イグジットまでのシナリオなど、投資家・起業家両サイドからの情報に触れることができ、経営的な観点でファイナンスについて学ぶことができています。
林さん:ルーティーン業務でなく、常に新しいことを学びながらチームで仕事を進めていけるところにもやりがいを感じています。今は組織が急拡大しているフェーズなので、新メンバーの方々にもすぐに業務に慣れてもらえるよう、業務マニュアルの作成や勉強会にも取り組んでいます。マニュアル化は大変ですが、組織として働きやすい環境を整備するのはとても重要なことですし、チーム一丸となって進めています。
▲林さん
Q. ケップルではどんな経験を積むことができていると思いますか?
林さん:ファンド運営にともなう管理業務は、決算書の作成だけでなく、仕訳記帳や報告書作成、入出金など、お客様のご要望に応じて多岐に渡ります。経理だけでなく、お客様と直接関わらせていただく窓口対応も担っているので、両面のビジネススキルを培うことができています。
また、社内では主体的にさまざまなプロジェクトに参画できる機会があります。私自身、社内コミュニケーション活性化のための部署横断プロジェクト(Momentum Design Project)の推進メンバーです。一人一人のアイデアや希望を尊重しチャレンジさせてくれるので、自身の能力を伸ばすことができていると感じています。
福田さん:そうですね。立場関係なく、チャレンジできる機会が多いです。私もオフィス移転プロジェクトなど、これまで複数のプロジェクトに携わらせてもらいました。異動も経験しましたし、未経験でもやる気があれば、新しいことに挑ませてくれる組織風土が根付いています。ファンド決算に留まらない幅広い経験を積むことができています。
Q. 仕事をする上で大切にしていることは?
林さん:円滑なコミュニケーションが最も重要だと考えています。ケップルでは出社と在宅勤務を主体的に選択できる「ハイブリッドワーク」を採用していて、対面よりテキストコミュニケーションの比重が大きいです。新メンバーもどんどん増えていく中で、Slackのスタンプ一つとっても、自ら積極的にコミュニケーションを取ることが、より働きやすい環境づくりにつながっていくと思います。
福田さん:常に心がけているのは「わからないことをわからないままにしておかない」ということです。元々会計業務は未経験でしたが、いろいろなことを学び、吸収しながら仕事をしてきました。その中で、少しでも疑問点があったら必ず自分で調べて、自分なりの結論を持ちつつ、社内の公認会計士や他メンバーに確認して理解するようにしています。おかげで知識を自分のものとして蓄え続けてこられたと思います。
Q. これまで業務で大変だったことは?またそれをどのように乗り越えてきましたか?
林さん:会計業務は未経験でチームにジョインし、全てのことを走りながら覚えていったので、慣れるまでは大変でした。日々の業務量も多いですが、チームで連携し支え合いながら、仕事を進めています。繁忙期に入る前にはチームで綿密にスケジュールを組み、計画を練ったうえで試行錯誤しながら乗り越えています。繁忙期が過ぎると必ず振り返りを行い、良かった点、改善できる点を共有し合い、業務の進め方をより良くしていこうというカルチャーがあります。
福田さん:最初は一つ一つの業務に時間がかかっていましたが、自分で学びつつ周りの方々のサポートを得ながら知識や経験を積むことができています。チームとしても新たな事例があれば、ナレッジを共有していくことで、どんなご要望にも応えられる強いチームになったと思います。
Q. チームはどのような雰囲気ですか?
福田さん:フラットで、柔軟にサポートし合える雰囲気です。お互いに気を遣っているだけでなく、言いたいことはきちんと言いあえて、チームとして信頼関係を築けていると感じています。
林さん:公認会計士や税理士、事業会社で経理を経験されてきた方など、いろいろなバックグラウンドを持ったメンバーが集まる中、経験や年齢に関係なく、チームで楽しみながらチャレンジできています。忙しく業務にあたりながらも、風通しがよいので、居心地がとてもよいです。
Q. 今後のご自身の目標について教えてください。
林さん:新しいメンバーにレクチャーする機会も増えてきたので、自身の知識に磨きをかけていきたいです。業務をしっかり振り返って理解を深めると共に、アウトプットの質を高めていき、チーム全体のスキルアップに貢献していきたいです。ただ仲がよいチームでなく、より強いチームにするための一端を担っていきたいと考えています。また、現在参加しているMomentum Design Projectで、会社全体としてよりよい組織づくりにも取り組んでいきます。
福田さん:私はスタートアップビジネスのスペシャリストとなることを目指しています。ケップルはスタートアップでありながらVCも立ち上げ、スタートアップ・投資家、両方の視点でエコシステム全体を見ることができる会社です。スタートアップビジネスのことならなんでもできる、知っているスペシャリストになって、新卒でスタートアップに挑戦する人のロールモデルとなりたいと考えています。
▲福田さん
Q. どんな人がケップルにマッチすると思いますか?
福田さん:まずはスタートアップに興味があることが大前提だと思います。目まぐるしく変化するスタートアップエコシステムにおいて、常にアンテナを立てて新しい情報をキャッチしていくことが重要です。あとは臆することなく質問し、知識を身につけていける方ですね。
林さん:受け身の姿勢ではなく、自分自身で問いを見つけて考え、実際に手を動かすことのできる方、チーム一丸となって進んでいくことに楽しみを見いだせる方がマッチすると思います。
Q. これから入社される方へメッセージをお願いします!
林さん:自分たちの仕事が未来を作っているという実感を持つことができる貴重な環境だと思います。面白そうだと思ってもらえたら、ぜひ話を聞いてみてください!必ずポジティブな印象を持っていただけると確信しています。
福田さん:常にスタートアップエコシステムの最新情報に触れることができる会社です。専門性の高い知識を身に付けることができますので、大きな自己成長にもつながっていくと思います。興味を持っていただける方に応募いただけたら嬉しいです!
Division Managerが考えるケップルでのキャリアの描き方とは?
Q. 大手監査法人でのキャリアを経て感じる、ファンド決算業務の面白さややりがいとは?
疋田さん:私たちが扱う情報は、上場企業の監査を中心に担う監査法人の扱う情報とは質が異なります。上場企業は良くも悪くも変化が少ないと思いますが、スタートアップに関わる情報は変化が激しく、決算資料を作る中でたくさんの情報に触れることができるのは面白い点だと思います。また、新しいビジネスを作ることに貢献できているという実感があります。
日本では、ファンド運営に関わる専門家の質も量もまだまだ足りていません。ファンド運営の専門家が不足すると新しいファンドの組成が困難になる恐れもあります。そのような課題を解決して、スタートアップ投資の促進をサポートする業務には非常にやりがいを感じています。
Q. チームをマネジメントするうえで大切にしているポイントは?
疋田さん:いろいろとポイントはありますが、まずはメンバーの声を聞くことと、会社の経営方針をしっかりと伝え実行していくことの2つの軸があると考えています。定期的にメンバー全員と1on1ミーティングを実施し、業務で困っていることがないかをヒヤリングしたり、現在行っている施策について説明したり、安心感を持って働いてもらうための取り組みを行っています。
そして、日々進化していくことを示し続けるのも重要です。チームでDXを推進し、業務の効率化を図っています。社内に業務効率化の支援をしてくれるエンジニアたちがいる企業だからこそできることもいろいろとあり、それが最終的にはお客様のメリットにもなるので、常に改善点を見つけ工夫を続けています。あとは、任せることですね。成長してもらうために、自分たちでできることは考えてどんどん対応していってもらうことを心がけています。
▲疋田さん
Q. Fund Accounting Divisionでのキャリアの描き方とは?
疋田さん:決算書類作成や入出金対応など、ミドル・バックオフィス業務を一通り一人で回せるようになったら、次に他の方の実務のレビューを担当してもらいます。その後、お客様とのやりとりの窓口をお任せするフェーズを経て、リーダー職を担っていただくイメージです。実際にそのようにキャリアアップされている方がすでに2名いらっしゃいます。
キャリアプランとしては、スペシャリストとしてプロジェクトを管理していくコースと、リーダーとしてセクション・メンバーのマネジメントをお任せするコースがあると考えています。いずれにしてもクライアントワークだけではなく、より高い視点で顧客や自分たちの組織に影響を与えていけるようなリーダー候補を増やしていきたいですね。
さらに、3~5年と経験を積んで行く中で、他部署でやりたいことが出てくれば、適性を見極めたうえで異動など、選択肢は広がりがあると思います。
Q. Fund Accounting Divisionはどのようなチームですか?また、今後はどのように発展させていきたいですか?
疋田さん:組織はこの数年で拡大を続けています。バックグラウンドとしては公認会計士や税理士として経験を積んできたメンバーや事業会社や会計事務所での経理経験を積み重ねてきたメンバーが中心です。メンバーにはワーキングペアレンツも多く、みなさん仕事に対して貪欲で、限られた時間の中でしっかりとパフォーマンスを発揮してもらっています。案件やメンバーが増えてきたことで、人材育成に関するナレッジ、ノウハウも溜まってきたので、新しいメンバーに丁寧にレクチャーできる体制も整ってきました。今後は林さんや福田さんのように、未経験でも会計分野に強い情熱を持ったポテンシャルメンバーを採用して、ともに成長していくフェーズだと思っています。研修資料の標準化などにも取り組んでいて、チーム全体でさらなるスキルアップを目指しています。
▲Fund Accounting Divisionのみなさん
Q. どんな方がFund Accounting Divisionにマッチすると思いますか?
疋田さん:まずは知的好奇心が旺盛で、新しいことをどんどん学んでいこうという意欲のある方。また、チームで仕事に取り組んでいきたいと思っている方。あとは、ロジカルに考えて自分の意見をしっかりと言える方ですね。あとは、クライアントワーク(顧客とのやり取り)があるので、人当たりの良いコミュニケーションを取れるということも重要です。ケップルのメンバーはみなさん、そのような方ばかりです。スタートアップビジネスは、今後も変化を続けていくと思います。その変化を楽しみながら、新しいことを吸収していけるやる気のある方をお待ちしています。
Q. これから入社される方へメッセージをお願いします!
疋田さん:ケップルという会社が今後どのように成長していくか、業界やビジネスの将来性にぜひ期待していただきたいです。今はケップルもスタートアップと言える状況ですが、いずれ業界のメインプレイヤーとなれるポテンシャルを持った組織だと思っています。ぜひ話を聞いてもらい、「Create New Industries 世界に新たな産業を」というケップルのミッションに共感していただける方と、一緒にスタートアップエコシステムを盛り上げていければと思います。