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スタートアップ5000社のリサーチ!?日本中のスタートアップ企業の情報集約を進めるチームとは


ケップルには、誰もがスタートアップの情報にアクセスしやすい環境を目指し、企業リサーチをしているチームがあります。このチームはなんと国内約145万社の情報が集まるプラットフォーム、日経テレコンの企業リサーチに関わっています。必要な情報が集まりにくいと言われる未上場企業の情報を集めるにあたって、どのような苦労があり、今後は何を目指してリサーチを行っていくのでしょうか?リサーチチームの立ち上げ期から関わっている二階堂さんに聞いてみました。

二階堂さんのプロフィールは下記の記事よりご覧いただけます。

▼スタートアップアナリストが見るケップルの可能性

https://www.wantedly.com/companies/kepple/post_articles/142445


Q. まず、初期のリサーチチームについて教えてください!

リサーチ事業部は2018年9月頃立ち上がりました。初期メンバーは、自分、インターン2名、外部委託1名のわずか4人でした。

当時は1社に対して30ページほどの分析をまとめていましたが、いわゆるスタートアップと言われてる企業だけでも日本に5,000~6,000社ほどあると言われています。このままではスタートアップの情報が集まるプラットフォームを完成させるまでに時間がかかりすぎるという理由から、現在では有望なスタートアップに特化した簡易レポートをつくるというものに変わりました。


Q. 有望なスタートアップってどういうふうに選んでいるのでしょうか??

設立5年未満で、ベンチャーキャピタルからの出資を受けている企業を中心に調べています。企業のプレスリリースなどを中心に、スタートアップに関するニュースを追っていっているかたちです。


Q. スタートアップ企業についての調査にはどのような課題があると思いますか?

スタートアップ企業を調べようとしても、公開情報も少なく、大手信用調査会社でもスタートアップにおいては非掲載であることが多いです。企業のWebサイトや登記簿謄本、採用情報などのさまざまなリソースの確認が必要となり、時間を要してしまう課題があると考えています。


Q. この課題に対してケップルのリサーチチームはどのような価値を発揮できているのでしょうか?

気になるスタートアップ企業がどのくらいの資金調達をしていて、事業内容や基本情報を簡易的に把握できるレポートを提供するという価値を発揮しています。

これに加え、FUNDBOARD(ケップルが投資家向けに提供する投資管理ツール)や日経テレコン・日経バリューサーチと情報を連携することによって付加価値の全体的な向上にも役立っていると感じています。

スタートアップ支援に特化しているケップルだからこそできるスタートアップのリサーチを日経テレコン・日経バリューサーチといった影響力のある媒体に載せることで、未上場企業の情報が集まりやすい環境づくりに貢献でしています。


Q. リサーチチームはどのようなビジョンを掲げているのでしょうか?

ケップル代表の神先が言っていた「価値ある情報とは、Googleにない情報」という考え方を大切にしています。

現状、スタートアップの情報はGoogleで調べても詳しく調べられないことが多いため、投資家やスタートアップと取引を行う会社は登記簿謄本を買って調べています。大手のベンチャーキャピタルであっても、時間をかけて調べざるを得ないのが現状です。

このように、公開情報が少ないことによってまだまだ非効率な部分が多いため、「無駄」をなくすサービスを提供したいと考えています。


Q. 現在、どのような体制で業務を進めているのでしょうか?

チームで役割分担をし、企業の基本情報、事業内容、役員情報、ファイナンス情報などをレポート形式で提供しています。全体を統括するマネージャー、業務の自動化や効率化を図るエンジニア、会社の事業内容をまとめるメンバー、企業の基本データを集めるメンバーなどがいます。


Q. どのような方法を使ってリサーチしているのですか?

現在はホームページの内容、登記簿謄本、出資元のニュースなどを参考にレポートをまとめています。今後どういう情報を集めたいかによって、情報収集の方法を変えていくことになりそうです。


Q. 現在ケップルから日経テレコンに、どのくらいの企業数の情報を載せているのですか?

現時点で5000社ほどの情報を載せています!

国内では5,000~6,000社社ほどのスタートアップが活動していると言われているので、おおよそのスタートアップの情報を集めることができたと感じています。今後は新しく設立されたスタートアップや急成長を遂げたスタートアップの情報を中心に、さらに増やしていく予定です。すでにまとめてあるスタートアップの情報も古くなっていくので、こまめに更新していくことに力を入れたいと考えています。


Q.他にも力を入れていきたいことはありますか?

情報を集めて載せるだけでなく、『情報から読み取れること』も合わせて載せていきたいと思っています。例えば、採用情報から今後どういった事業を始めていくつもりなのか予想することもできますし、登記簿謄本の情報も何年分と貯まっていけば推測できることがたくさん出てきます。情報の量が集まってきたので、これからはその質にもより力を入れていきたいと思います。


Q.情報の量や質を高めることで目指しているのはどんな世界ですか?

世の中の無駄をなくし、スタートアップがより成長しやすい環境をつくることです。同じ情報を色んな企業が調べるというのは時間の無駄だと思います。大手企業の投資事業部やファンドが行うソーシングにおいて、スタートアップ企業と安心して取引できるための参考資料を我々が作ることによって、世の中のスタートアップ投資におけるリサーチを効率化させていきたいです。


Q. リサーチチームにはどのようなメンバーが多いですか?

前提としてスタートアップの企業調査や投資に興味のある人が多いです。そして、興味があるだけではなく、リサーチ・情報整理・確認といった仕事が好きですね。このような作業は、内省的に粘り強くコツコツ続ける必要があります。なので、粘り強く取り組める人が多いです。とはいえチームでリサーチを行っているので、不明点をチームメンバーに聞くこともあります。そういった場合は、自分なりの考えを持った上で質問するメンバーが多いように感じます。


Q. 今後、どのような人と一緒に働きたいですか?

主体性・コミュニケーション能力・柔軟性のある人と一緒に働きたいです。

リサーチをしていて課題が見つかったときに、まずは自分自身で考え、解決のためにすぐに行動を起こせる人と一緒に働けると、さらに早いスピードでスタートアップの情報を集約していけると感じています。また、先々の理想を持ってリサーチを進めているので、将来から逆算して今やるべき仕事を見つけていってほしいです。

コミュニケーション能力は、リサーチ事業部がチームで一つのものを作っているから重要なものだと感じています。人によって情報の粒度やまとめ方のスタイルが変わらないよう、コミュニケーションを取ってすり合わせていくことが重要です。

そして、柔軟性が必要な理由は、リサーチ事業部がまだできて日が浅いからですかね。これからも基本的な業務はマニュアル化していき、チームでみんなが同じ成果物を出せるように整えていきつつ、今やっていること以上のことに取り組んでいこうとしたとき、変化に適応し柔軟に対応していくことが大切です。


ケップルでは、あいまいな環境の中でも主体性を発揮し、スタートアップ支援がしたい人を募集しています。

ご興味をお持ちいただいた方は、面談にてぜひお話ししましょう。

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