皆さんこんにちは!加藤貿易採用担当です。
加藤貿易では最近、今まで募集していた職種以外にも新たな募集を出しました!
たくさんの方とお会いできるように、気合いを入れて頑張りますので
皆さんお気軽に話を聞きに来てくださいね!
さて最近は展示会の様子や商品についての記事が多かったので、
今回は久しぶりに社内でインタビューを行いました!!
なんと加藤貿易初の対談形式です。
加藤貿易で新しい商品や取り組みが生まれるまでを、代表加藤と今年1月に入社した千葉にインタビューしてみました!
普段はなかなか見えない加藤貿易の裏側をお伝えできればと思います!
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―今日は宜しくお願いします!では早速なんですが、そもそも新しい商品や取り組みのアイディアってどこから来ているんですか?
加藤:色んな所から情報が集まってきて、その中に商品のアイディアが転がっていたりするというのが近しいですかね。私の場合、こういうものがあったらいいなと思って探すということは全くしていないんです。ピンポイントで何かを見つけるというよりは来たものに対して加藤貿易として何ができるかを考えて、最終的にそれが形になることがほとんどです。もちろん、お互いにメリットが生まれるかどうかはしっかり考えますけどね。なので「加藤に相談すれば何かヒントをくれるんじゃないか」と思ってもらえる、色んな情報が集まるような状態にすることは日頃から意識しています。
―具体的に最近形にしようと思ったアイディアとかはありますか?
加藤:もう既に少し形にはなっていますが、フランスで昔ながらの製法でシードルを製造されている農家さんと契約を結びました。きっかけはシードルとは全く異なる話でしたよ。今年から新たにワインのOEM事業も展開しているので、それが軌道に乗れば一緒に何かできそうだなと思っています。
今取り扱っているGallerも元々は、「チョコレートの良い原料があるんだけど、何かできないかな?」という相談を受けたところから始まったこともあって、意外と直接的な依頼は少ないかもしれません。むしろざっくりとした内容をさらに深掘りしていって、良い形になることが多いです。
―実際にそのアイディアが商品として形になるまでにどういったフローを辿りますか?
加藤:まず展示会に出してみることが多いです!ある程度自分の中でビジネスモデルは考えますが、それがそもそも合っているのかが展示会の反応でわかったりするので…。あとは自分では思いつかないようなアイディアが出てくるという点で、展示会はかなり有効的ですね。次に出展する展示会はギフトショーなんですが、そこではエチオピアンハイランドレザーというエチオピアにしかいない羊から取れるレザーを出展します。
千葉:顔に毛がない、ヤギみたいな羊なんです笑
加藤:ほんとにヤギみたいだよね笑 有名なスポーツ選手とかがグローブに使っていたり、高級車のソファーに使われていたり素材としては結構面白いと思うんですが、ただファッションに使うのは面白くないなと思って。展示会で新たな使い道を模索しようと思っています。
―頻繁に展示会があるなとは思っていましたが…そういう理由があったのか!そもそも展示会は誰が見つけて来るんですか?
千葉:主に私が展示会を担当していて、色んな展示会を探しています。ただ一つほかの企業と異なる点があって、加藤貿易の場合“この商品があるからこの展示会に出そう”ではなく“この展示会面白そうだから何か出したいな”という風に、先に展示会を決めているんです。出すものが決まっていないのに展示会申し込んでいます笑
加藤:12月のレジャーの展示会なんかまさしくそうだよね笑
千葉:はい笑 レジャーは“モノよりコト”という時流の中で今丁度大きく動いている領域なのでとりあえず出展してみようかと決めました。レジャーにまつわる企業はこぞってくるみたいです。(劇団〇季とか、某レジャー施設、動物園などなど…)普段なかなかアプローチできないような企業も多いので、何らかの形で新しいビジネスに繋がればと思っています。
加藤:それこそ先ほどお話したシードルをグランピングと絡めて紹介するのでもいいと思いますし、ワインでもいけますよね。ダークシャイニーも見せ方によっては出展できるなと。通常では会えない企業と、モノありきのコラボレーションができれば最高ですね。
普通の会社だと展示会を決めてそれに合わせて出展するものを決めるというのはなかなかできないことだと思うので、そこはうちの強みだと思っています。今回のレジャーの展示会のように後から出展するものを決めることで、事業としてやるかまだ分からない、売れるか売れないかもわからない原石を実際に世の中に出して反応を見れます。あとは先行投資をすることでサプライヤーからの信頼を得ることができるというのも一つメリットとしてあります。例えば塗る温泉はアライアンス契約を結ぶ前に展示会に出展してサプライヤーさんに信頼して頂けたので、今となっては全面的に任せてもらっています。
―なるほど…加藤貿易の展示会は他の企業とは少し経路が違っているんですね!ちなみに出展を決めた後は細かなところを決めていくんですか?
千葉:そうですね。基本的にデザインとか必要な制作物は外注することが多いので、主にそのディレクションを行っています。ほぼ何も決まっていないふわっとした状態で外注に出すのである程度形になるまでは結構大変です。特に展示会という期限ははしっかり決まっているので、そこに向けてスケジュール調整していく進行管理は骨が折れますね。
ですが実際に展示会を無事に終えた時の達成感はすごいですよ!
―もちろん大変だと思いますが、同時になんだか楽しそうですね!!そもそも加藤貿易が色々なアイディアを形にしている理由ってなんですか?
加藤:これは会社のミッションとして掲げていることでもあるんですが、「人と人をモノでつなぐ」ために、色々なアイディアを形にしています。
むしろそれが一つのゴールなので、加藤貿易の力が無くてもちゃんと市場に出ていく力がつけば自分たちの手を離れても良いと思っています。
そういうこともあり、一つのものを本質的な需要以上に大きくしようとは考えていないです。
例えば伝統工芸品の「博多曲物 玉樹」は、元々我々がECで販売していたんですが、
徐々に人気が出てテレビとかにも取り上げられるようになりました。
それがきっかけで有名な華道の家元等からもたくさん問い合わせをもらうようになり生産が追いつかなくなったので、
今はもう加藤貿易の手を離れています。世界に埋もれている本当に良いモノを必要なマーケットに届けられた良い取り組みだったと思います。
―すごいですね…一つのものをすごく大きくしない、という点を詳しく聞いても良いですか?
加藤:良くブルーオーシャンという言葉を聞きますよね。私は瞬間的なブルーオーシャンはあると思いますが、
本当の意味でのブルーオーシャンというものは存在しないと思っています。
最終的にはレッドオーシャンと呼ばれる飽和状態のマーケットになるわけですが、
その中でレッドに染まらない小さい島(マーケット)が無数に存在していて、
マーケットが小さいので大手企業はあえて手を付けず放っておくんです。
ただ実はマーケットって狭ければ狭いほど強いニーズがある。
強いニーズがあるということは、そのマーケットのニーズに合った良い商品を作れば高く売れて利益が出ます。
そしてそういった小さなマーケットをたくさん見つけることで、一つのマーケットに依存する必要がなくなります。
100あるうちの2個くらい、ダメになってしまっても会社としてはびくともしないと思いませんか?
だからこそ、一つのものにあえて執着しないという選択を取っています。
ただ、商品によっては大きなマーケットにチャレンジする必要性がある場合もあるので、
そういった場合はプロジェクト化や分社化するなど、加藤貿易としては状況に応じて臨機応変な舞台を用意出来ればと思っています。
―ありがとうございました!加藤貿易が何のために世の中に埋もれている“良い物”を世の中に届けているのか、そもそもどういう風に成し得ているのかが良く分かりました。
いかがでしたでしょうか。
改めて加藤貿易で扱っている商品や新しい取り組みについて考えてみると、他にはないものがたくさんありました。
世の中に貢献するために色々な方法でアプローチしたい方はお話してみると面白いかもしれません。
現在は下記の職種を募集っしているので、お気軽にご応募ください!
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