2022年 2月上旬現在
飲食店が全体的に大打撃を受けています!
これはもう、ほんとに致し方ない。
「まん防」ですとか「緊急事態宣言」ですとか、
その効果いかんに関わらず自治体からのお達しは出ます。
それに従うかどうかは、エリアにもよりますが
都心部では既に各店や個人での判断に委ねられている部分が大きくなっているかと思います。
事実、これまでは通常営業に踏み切って好調な売上を出している店舗はたくさんありました。
それはそうとして、実際問題、PCRなどの検査を受け陽性となれば
「感染者」となり、身動きが取れません。
2人以上で飲食店を予約していれば、誰かが陽性反応やそれに伴う濃厚接触者となった場合
集まるべきではありません。当然予約はキャンセルとなるでしょう。
判断の物差しを「感染しているかどうか」としている間は、もうこの負の勢いは止められません。
今は耐え忍ぶ時なのでしょう...
コロナ禍が始まって以来一番状況が悪い、という経営者さんも沢山います。
飲食店に従事するすべての方、ファイト!!
年始の忙しさが落ち着き、本当に身が空く時間が増えました。
とにかくこういう時は、気になる店舗へ。
たくさんお客さんになった経験が、良いサービスを作る!
たくさんのインプットが、いいアウトプットを産み出す!
飲食店には何はともあれ経験が必要不可欠であります。
先日は芝大門のチュニジア料理店
” La maison de Cous Cous ” (ラ・メゾン・ド・クスクス) へ。
別件で用事があって付近を歩いているときにコチラのお店を発見したのですが
わたくし、10年ほど前に”アフリカ大陸に行ってみよう”と思い立ち、
チュニジアを目指してシチリアから船で旅行した時から大のチュニジアびいき。
【 宣伝! 】弊社では効率よく刺激を得るための遠征旅行などを研修として行っています。
コロナ収束後は海外にも目を向けて行きたいと考えています。ご興味の有る方はご連絡くださいませ
さて、
最近日本でも知名度を上げている(気がする)
”ハリッサ” (チュニジアの国民的ミックススパイス。どこの店いっても最初に出てくる)
を自店でも調合してメニューに使ったりしています。
チュニジアの代表料理と言えば、こちらの店名にもなっているクスクス!
セモリナ粉でつくる粒状の食べ物なので、よく「世界最小のパスタ」とか言われてます。
蒸しあげたクスクスに、野菜と一緒にスパイシーに煮込んだお肉や魚介を盛り付け
煮汁をかけて味を含ませて一皿に仕上げるのがチュニジアのクスクス。
ゴロゴロと盛られたラム・野菜と
独特なスパイスづかいで
盛りに盛られたクスクスが進む進む...
チュニジアはイスラム国家ですが
僕が出会ったチュニジア人は9割くらい酒飲んでた(笑)し、
実はワインが結構美味い。
この日もオードブルに盛り合された
フムス(ひよこ豆のペースト) や
ババガヌーシュ(焼きナスと胡麻のペースト)、
タジン(生地に卵を流し込んで作るキッシュのような料理)をつまみにチュニジアワインを。
食後には、
クナーファ(糸状の生地にチーズを挟んで焼き上げるお菓子) と
バスブーサ(セモリナ粉のつぶつぶした食感が面白いお菓子)を食べながら、
モロッコティー(甘いミントティー)!
...食べたことない方は全然なんだか分かりませんね。笑
こういう知らないものを食べるのが、実に刺激的!
つい真似して作りたくなり、店のメニューが増え、
日本酒を合わせるならどう考えるか。
ババガヌーシュの茄子や胡麻の味わいにはひやおろしの熟成感を合わせたり、
ハリッサからくる香りの刺激には骨太な純米酒の熱燗を合わせたり。
料理と酒の組み合わせは果てしない世界です。
- 体験を通じて刺激を受け、お客様を喜ばせる形に自分で昇華し、提供する -
僕らの仕事の、そんなクリエイティブな面をお伝えしたかったのですが
なんだかお店紹介ブログみたいになってしまいました。笑
でもホントに楽しい体験ができる素敵なお店です。
ラ・メゾン・ド・クスクス。ぜひ行ってみてください。