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株式会社カオナビで、エンジニアとして活躍する南。南は2018年現在25歳と、社内の最年少エンジニアです。良い意味で“若手扱いされない”環境で自ら知識を吸収し、高い向上心を持って取り組んでいます。そんな若手のホープエンジニア、南の姿をお伝えします。
何がきっかけでキャリアがスタートするか分からない
テクノロジー統括本部エンジニアリンググループでCI(※継続的インテグレーション)の導入・保守の業務にあたっている南。
彼は大学時代、物理を専攻していました。しかし、地元の札幌へ帰省する際、機内で斜め前の席の人がプログラミングの勉強をしているのを目にして、興味を持ちます。
南 「そこでプログラミングの勉強をはじめたら夢中になってしまって。ドットインストールというプログラミング学習サイトで、1日3~4時間勉強していました。
有料会員になり、休みの日は一日中やっている日も多かったです。面白かったので、“勉強している”というより“夢中”になっていたという感覚ですね。
そのサイトでは、同時期に勉強をはじめた人同士で競うランキング制度なんかもあり、何度か1位になったこともあります」
そのぐらい、プログラミングの世界にのめりこんでいったという南。
そして機内での出会いから半年後、彼は前職の会社でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせます。
自身のスキルアップも図りたいとカオナビ入社を決意
南 「前職では、PHPとJavaScriptを中心に扱うウェブアプリケーションの開発をしていました。30人程度の会社だったこともあり、インフラや社内アプリの導入・開発、新卒教育や採用など多くのことに携わりました。やりがいもあり、目標も200%達成するなどと仕事が大好きで充実していました」
順調なスタートを切った南ですが、1年ほど働いたころ、ある思いが芽生えます。
南 「自分のスキルがほかの環境でどのくらい通用するか挑戦してみたいという気持ちが大きくなってきました。また前職は定量的な評価制度だったので、仕事量より質・効率を評価する環境に興味もあったんです」
そんな想いもあり転職を考えはじめたころ、南は、カオナビ社員の島の話をきっかけにカオナビに興味を持ちます。
南 「島さんとはプログラミングをはじめた2016年ごろから知り合いだったんです。なので当時からカオナビの存在は知っていました。
転職を意識しはじめたころに再び話を聞くと、2年間で社員数が倍以上になっていることがわかって。成長の著しさに驚いて、僕もここで働いてみたいなと思いました」
そして、カオナビに興味を持った南は、「リファラル制度」という社員紹介制度を利用し、採用面接を受けることになります。
南 「もちろん島さんから誘われたから……という理由だけではありません!(笑)。
前職はエンジニアの人数が多くはなく、個人で進めていく形がほとんどだったので、エンジニアが多く在籍するカオナビの環境で、さまざまな考え方に触れてみたかったこと。
そして、チームメンバーの平均年齢が高く、経験豊富なエンジニアが多く在籍していると思ったこと。
急成長中のカオナビに身を置くことで、会社の成長を感じながら自身のスキルアップにつなげたいと思ったことから、面接を受けることを決めました」
その後、順調に面接をパスしていった南。2018年4月からカオナビの一員となります。
良い意味で若手扱いしてもらえない環境
配属は、前職で経験もあることから、CI導入を担当することになりました。入社1カ月だったものの、ツールの選定からスケジューリング、運用方法まで一任してもらえることに。
南 「前職では経験はあったものの、CIに専門的に取り組んでいたわけではなかったので、知識不足を痛感しました。そこで、基本に立ち返り、CIの思想や導入によって開発者に何がもたらされるのかを書籍などで読んで学ぶところからはじめました」
面接では「向上心が感じられる」と評価も高く、CIの推進もできるはずと見込まれていた南。そうした努力のかいがあり、少しずつ知識を積み上げていきます。
南 「CIについていろいろと学んだうえでそれを自分なりにまとめて、メンバーからもフィードバックをもらいつつ仕事を進めました。
ソースコードの管理にGitLabを利用しているので、GitLabの画面上でCIのステータスを一元管理できるGitLab CIの導入を決めました。その際、なぜその技術を選定するに至ったかのプロセスをきちんとメンバーに共有し説明できることが大切だと学びました。
カオナビは比較的新しい技術やサービスを取り入れることに寛容な社風ではあるものの、なぜそれが最適なのかをロジカルに説明し、相手を納得させるということが求められます。それは若手であっても同じです。
僕はこうした社風にとても共感しますし、だからこそ生産効率を重視して働くという思考を得られたと思っています」
キャッチアップとアウトプットを積極的に行なう風土をつくる
南は今後の目標をこう語ります。
南 「会社への貢献という意味では、効率よく開発するための体制や仕組みづくりをしていきたいです。
極論を言えば、僕が携わっているCIはなくても、プロダクトは動くし開発もできます。しかし、CIでタスクを自動化することで、開発者がより開発に専念できる環境を提供することができます。
チームに対して、プロダクトや業務の効率化に活かせる技術がないかキャッチアップとアウトプットを積極的に行なえる人になりたいですね」
書籍購入制度なども利用して、さまざまな文献を読んで知識を増やしたり、個人でエンジニアのナレッジコミュニティであるQiitaへの投稿をしたりと積極的な姿勢の南。
今後は「技術ブログ」の開始や、ライトニングトークの開催なども提案していきたいと考えています。
南 「あ!あと仕事以外の目標は猫を飼いたいなと思ってます!かわいい猫が欲しいなぁ...…」
仕事に対する想いを語るときの闘志に満ちた雰囲気とは打って変わって、目尻を下げる南。
仕事でもプライベートでもさまざまなことに積極的に取り組む向上心は、入社して半年たった今も衰えることはなく、むしろさらに増しています。カオナビは、これからも南のようなエネルギッシュなエンジニアとともにさらなる成長を目指していきます。
※CI : Continuous Integration (継続的インテグレーション)