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自社サービス『くれいしゅ』の構築、病児保育事業への進出に挑戦した話。

こんにちは!山下です!

保育博の参加レポートなどで定期的に紹介している“くれいしゅ”ですが、
改めて見直すと、サービス自体の記事は一つもない・・・😱⚡️ということに先日気がつきました。笑

実は、“くれいしゅ”は弊社の提供するサービスの第二弾なのです。
今回は関係者インタビューを通して、サービスリリースまでのエピソードや“くれいしゅ”への想いをお伝えしていきます!

❓“くれいしゅ”とは❓

保護者の方に病児・病後児保育をもっと便利に利用していただくため、施設関係者の方にもっと快適に保育環境を提供していただくための支援サービスです。
開発するにあたって、コンサルタントの方にサポートしていただいており、現在は施設の方にもアドバイスをいただきながら、“くれいしゅ”をご活用いただけるよう日々アップデートしています😆
各種ホームページにて詳細をご確認いただけます!
⏩ 保護者の方:https://creche.life
⏩ 施設関係者の方:https://creche.life/portal

インタビュー登場人物のご紹介!

本編に入る前に、今回ご協力いただいた方・参加した広報メンバーについてご紹介いたします。

まずは弊社 BabyTech事業部の第一人者、責任者の竹内 悠策さん
実は、BabyTech事業部だけでなく、西日本拠点の取りまとめも兼任している偉い人です😎
普段はゴリゴリの関西弁ですが、インタビューなどの公の場では話し方が丁寧になる特徴があります。笑
( 🕊 @TakeuchiYusaku / 📕 yusaku.takeuchi.54

続いて、プロダクトオーナーを担当する麻生 和弘さん
真面目キャラを装いつつも、しれっとした顔でボケを挟んでくるユーモア溢れる上司です😏

そして広報チームから参加するのは私、インタビュアーの山下と、サポート・議事録を担当する三輪
以上の四名でお送りいたします!よろしくお願いします!

※くれいしゅは『病児保育・病後児保育』を対象としていますが、記事内では一括して『病児保育』と記載しております。

―― そもそも、自社サービスを始めようと思ったのは何故ですか?

竹内:今年は、会社を立ち上げて8期目です。今まで培ってきたITの経験を活かして、ビジョンである“日本の子供たちを笑顔にする”に直結した取り組みをしたいという思いがありました。
同じビジョンを掲げるメンバーでその思いを実現したいと考え、自社サービスという選択を取りました。

―― 『病児保育』という事業がテーマにした理由を教えてください。

竹内:まだまだ病児保育は認知度が低くて、利用率も低いです。知ってもらうと大体「便利そう」「使ってみたい」という意見をいただけるのに、なぜ必要とする人に浸透しないのか?
病児保育を利用するための仕組みや、病児保育が身近にあることを知ってもらうには、我々が持つITの力で解決できる課題が多くあると感じました。

山下:保育博に参加した時も「病児保育ってなんですか?」ってよく聞かれますよね。
私自身もチームに参画するまで病児保育という言葉を聞いたこともなかったような・・・。

竹内:知るきっかけになるものが本当に少ないんですよね。

麻生:それでいうと、僕も子供が生まれるとなった時、病院からもらったチラシの中に病児保育の情報があって知りましたね。当時はこれから子育てが始まるということに精一杯で、子供が病気になった時のことまで想像できなかったんですが(笑)

山下:それは確かに。すぐに頭から抜けてしまいそうなタイミングですね(笑)
病児保育という存在だけでなく、いざ利用するとなったときに何をすればいいのか。そういうところまで、事前に知っておくことも大事そうですね。

―― チームを構成するとき重視したことはありますか?

山下:この質問は、麻生さんの管轄ですかね?
チームメンバーを決めた時の話や、当時どういうお気持ちだったのかお伺いしてみたいです!

麻生:チームメンバーを考えるのはちょっと大変でした。サービス開発のナレッジがなく初の試みでもあったので・・・。
最初は開発メンバー三名で開始したのですが、すぐに思いついたのは、一人目のトモさんくらい(笑)

トモさんは、前回のランチル(※1)で自社サービスの開発を経験しているというのがあって心強かったんです。それでいて、インフラ側の知見もあって、設計面の相談もできる。フロント開発もできる。マインドセットとしても、自社サービスに貢献してくれそうだと思いました。

次に思いついたのは、高本さん。
くれいしゅはスクラム開発で進める予定だったので、過去の案件でスクラムに携わっていた高本さんを候補に考えました。ReactやGOの知見があるのも利用技術に沿っていたし、性格的にも芯の強さがあって、BabyTech事業部の力になってくれそうだなと。

今あげた二人はポジティブで協力的な姿勢があると普段から感じていたので、チームビルドのイメージがしやすかったのも良かったです。

山下:私も開発メンバーの一員として参画している立場でもあるので、お二人の『チームとして前進できそう』みたいな部分はちょっと分かる気がしますね。

麻生:そうそう。そして、三人目は江本さんなんですが・・・。
彼は竹内さんの推薦で入れたというのが大きくて、正直その頃江本さんのことは全然(笑)

山下:え?そうなんですね!?どこかしらで話すきっかけがあって、とかもなかったんですか?

麻生:本当にあんまり知らなくて。若い子、気が利く子だなぁくらいのイメージだけ持ってました。
今では向上心が人一倍あることもわかって、さすが竹内さんの秘蔵っ子!といった感じ(笑)

竹内:(笑)

麻生:一緒に働いていくうちにだんだんと、責任感もあって信頼のおける人だなというのがわかるようになりました。最近では、プロダクトオーナーの業務も江本さんに引き継いでいたりします。

結果として、三人とも経験している部分が異なっていたので、市場価値を付加しあえるようなメンバーが選定できて良かったなと思っていますね。

⏩ ※1ランチルとは:https://applion.jp/android/app/com.lunchiru_app/



―― 自社サービス特有の大変さを感じたことはありましたか?

麻生:Webサービス自体は、以前、業務委託の開発業務に携わった際にも経験したことがあったんですが、自社サービスならではの学びがあったのは良かったなと思っています。
例えば、ドメインを発行するだとか、専用LPの検討・作成をしたこともそうですね。
比較すると、どれだけ自分たちのものとしてプライドを持ってやれるか?みたいなところはあって、良い緊張感がありました。動作確認は欠かせませんし、操作に不具合が発生したときには必要に応じてですが、即時対応で改修してもらうこともあります。
そういった意識を今まで以上に強める必要がありましたね。

山下:最近では不具合自体が減っていたり、不具合が見つかっても改修までの速度は上がっていますよね。
リリース時の体勢についても、当初からどうすれば迅速に対応できるかと開発メンバーで話し合ったりしていたなぁということを思い出しました。

麻生:開発を進めていくとどんどん複雑になって不具合が起こりやすくなったりするということもあって、システムの中身を整理して進めたいという意見も積極的に挙がってましたよね。
チームとしても主体性を持ち、サービスに対して責任感を持って取り組めているなぁと思っていました。

――『病児保育』に関連するシステムを開発するといった点では?

麻生:かなり、大変だったと記憶しています(笑)
病児保育事業は自分自身が経験していない領域だったので、知見をつけていく側面で大変だったのがまず一点ありました。
病児保育自体は50年くらい歴史がある施策なんですが、病児保育のサイトを調べて分かることと実際に現場で働く人の課題にギャップがあるなということも。
最初は分からないことが多くあったので、とりあえず利用者の視点で理解することが大事だと考えていました。

山下:私も開発者として説明を受けたり、調べたりということはしてきましたが、それでも難しい仕組みだなと思っています。なんなら今でも、え?分かってないかも、と思う時がありますね(笑)

麻生:基本的に難しいんですよね。
それに、利用者の視点で考えて「じゃあまず紙媒体ということに手間を感じるからシステム化しようか」となったら次は行政側の視点で考えなければいけない。これも難しいです(笑)
なので決める上で大変だったのは、誰にとってベストであるサービスにしたいのかということでした。

山下:誰にというのは、この施設の管理者の方にとかそういう範囲での話ですか?

麻生:病児保育事業も通常保育と同様に、認可や認可外があり別々の管轄下(内閣府と厚生労働省)ですし、自治体毎で提出する書類が異なったりするんです。なので、運用方法の異なる経営者・オーナー・ユーザー毎に考えや優先順位があって、その上で仕様を決定するということがすごく大変でした。
もちろん、全部を考慮してカスタムできるようなサービスがあれば一番いいのかもしれませんが(笑)

山下:課題解決のためにどこまでの範囲をシステムで楽にできるのか、それが実際の利用者にとって本当に使えるものなのかを模索しないといけなかったんですね。

麻生:そうですね。ただ、開発方針については、病児保育事業のコンサルタントをしている専門の方に確認をお願いしたり、施設の方に直接フィードバックをいただいたりして進めていたので、課題感を持っている当事者に現状を確認できる環境が確立していたという点では、正しく進めていたなとも思っています。

山下:確かに。大変だったという反面、竹内さん含めた上層部の方々が病児保育に関する資格をとったり、開発メンバーが施設を訪ねて現状を知れるタイミングがあったので、リアルな現場を知る機会は多くありましたよね。

―― 今後くれいしゅを通してこんなことを実現していきたい!等の想いがありましたら教えてください!

竹内:病児保育を気軽に利用できる世の中にしたいと思っています。
竹内:・・・ちなみに、笑うとナチュラルキラー細胞というのが活性化して免疫が高まるっていう話があるの知ってますか?

山下:え、そんなのがあるんですか?

竹内:そうなんです。
なので、免疫を強くするためには身体の仕組み上、笑顔が多いほうが良いとされるんですが・・・。
子供が病気にかかって、親も感染しちゃった!なんて時に、自分の親が辛そうな表情で看病してたら子供は笑うに笑えないと思いませんか?

山下:うーん。笑うには難しい状況ですね。

竹内:ただ、子供は病気とともに成長するという考え方もあるので、病気になること自体が一概には悪いことだとも言えないんですよね。
なので病気を回避するというよりは第一に、子供が笑顔でいるために、親御さんの負担を減らすということがとても大切になってくると思っています。
病気の時は施設に手助けしてもらう。その手段としてくれいしゅがあって、「預けて良かったね」と言ってもらえるようなサービスになればいいなと思っています。

山下:ありがとうございます。
麻生さんからも、最後に何か一言あればお願いします。

麻生:竹内さんが言われていたことがほとんどです。
補足だけ伝えるとすれば、やっぱり利用率が高くなること、病児保育の使いにくさがなくなることは実現していきたいですね。

あとがき

くれいしゅの指揮を執るメンバーからお話を伺い、自社サービスの始まりからプロジェクト始動までの秘話、リリースに至るまでの苦難など、今までにない情報をお伝えできたのではないかと思います。

次回は、くれいしゅ開発メンバーのインタビューを企画しております。
使っている開発言語やサービスの構成部分など、エンジニアの視点もぜひお楽しみに🥳🍾

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