VxWorks|Wind River製品紹介|アイティアクセス株式会社
VxWorks業界をリードするリアルタイムOS(RTOS)であるVxWorks®は、重要なクリティカル インフラストラクチャに対し、最高水準のパフォーマンス、ディターミニズム、信頼性、安全性、およびセキュリティ機能を提供します。 利点と特長 ...
https://www.itaccess.co.jp/service/adv/product/vx7/
こんにちは!アイティアクセスの採用広報担当です。今回はセーフティ&セキュリティ事業を展開しているADV事業部の友岡順平事業部長と大貫良一ADV2グループリーダーに話を伺いました。
アイティアクセス設立前から事業を担当していた友岡事業部長によるビジネス紹介をはじめ、最近ニーズが高まっているセキュリティ分野を詳しく解説しています。ADV事業部の強みであるワンストップ提供や働き方の特長・求める人材像まで語っていますので、ぜひご覧ください!
友岡事業部長
執行役員・ADV事業部長の友岡順平です。2000年にアイティアクセスが設立される前、1998年にイノテック株式会社に新卒入社しました。
当時、Wind River社のリアルタイムOSであるVxWorksを扱うグループに所属しており、入社してから2年後にグループごと独立したのを機にアイティアクセスに移籍したんです。設立前から事業に関わっていた、という意味ではアイティアクセスでもっとも古株の社員ですね(笑)。
アイティアクセスは設立当初、VxWorksと株式会社ACCESSのNetFront Browserが主力製品で、それぞれ現在でもADV事業部・CS事業部が取り扱っています。
当時のアイティアクセスは営業部・技術部・管理部から構成されており、私は営業部長まで務めた後、高橋社長の就任を機にADV事業部の事業部長となりました。
アイティアクセスが設立されて以来、会社の成長とともに自分の役割が次第に大きくなっていく経験をさせていただき、感謝しています。2023年度からは執行役員を兼務しています。
大貫グループリーダー
ADV事業部の技術部門であるADV2グループでリーダーを務めています、大貫良一です。大阪で新卒入社した企業に勤めた後、2003年にアイティアクセスに入社しました。
前職でVxWorksやNetFront Browserを利用しており、アイティアクセスの取り扱い製品について知識があったのが入社の決め手となりました。地元に近い東京・神奈川で転職を考えた際、自分のスキルに最もマッチしているのがアイティアクセスだと感じたからです。
それまで培ってきた技術やノウハウを活用して業務に取り組めており、ADV事業部でさらに新しい分野にもチャレンジできているので、充実した日々を送っています。
友岡事業部長
アイティアクセスではFT事業部がクラウド型決済サービスや美容向けクラウドサービスを担当し、CS事業部がソフトウェア開発サービスを提供しています。そしてADV事業部が先端設計開発検証サービスを展開しています。
海外の優れたソフトウェアを代理店として販売しサポートするほか、ユーザー向けの開発まで行うビジネスです。主に半導体製造装置やFA機器、航空・防衛分野、OA機器、それに医療など幅広い顧客に対し動作確認や移植作業まで含めたソフトウェア環境を提供しています。
Wind River社のリアルタイムOSであるVxWowrksをはじめ、AdaCore社の製品などを中心に取り扱っており、2025年5月にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展」には、AdaCore社の製品を出展しました。
ADV事業部が従来提供してきた先端設計開発環境サービスでは、「安定動作する」ことがとても重要でした。いわゆる「セーフティ」なソフトウェア環境です。
一方で、最近はサイバーセキュリティのニーズが高まっており、「セキュリティ」に優れたサービスを求める声も強まっています。ADV事業部はセーフティとセキュリティを両輪にビジネスを展開しており、「SAFETY × SECURITY PROVIDER」としての性格を有しているのが特長です。
友岡事業部長
セキュリティ事業では、セキュリティ認証に必要な機能・ツールのほか、アイティアクセスの組み込みエンジニアによるインテグレーションや技術支援もご提供しています。また、サイバーセキュリティでは必須である認証の証明書発行を求める声が大きくなっているため、認証機関との対応窓口を設け、海外のテストラボを使用するための仲介まで行っています。
国内のテストラボは規模が小さいため、台湾や中国のテストラボを活用しドイツなどヨーロッパの機関から証明書を発行してもらう形です。セキュリティ事業では、ソフトウェアだけ、認証だけ、というビジネス形態の会社が多く、両方を展開している企業は国内に多くありません。
機能要件の実装から証明書の発行までできる企業はほとんどないんです。そのため、どちらもカバーできるワンストップ提供がADV事業部の強みになっています。
大貫グループリーダー
各国がサイバーセキュリティへの対応を義務化・推奨化している状況を背景に、セキュリティ事業はADV事業部の主力ビジネスになりつつあります。
欧州では「RED-DA(欧州無線機器指令委託法令)」、「CRA(サイバーレジリエンス法案)」、「EUCC(EU サイバーセキュリティ認証制度)」、また英国では「PSTI(IoT製品向けサイバーセキュリティ対策義務化)」があります。米国は「サイバートラストマーク制度」、日本でも「セキュリティ適合性評価制度(JC-Star)」が設定されていますよね。
アイティアクセスは欧州最大級の認証機関であるDEKRAグループを親会社に持つ台湾のテストラボ「ONWARD SECURITY」や組み込み機器向けセキュリティモジュールのwolfSSLの代理店になっています。DEKRAの認証を受けるためにONWARD SECURITYのテストラボの検証をPASSする際に必要なソフトウェアの開発や改修までをアイティアクセスが担当する形です。
私たちはソフトウェア開発分野で20年の経験を積んでいますから、機能安全やセキュリティ認証の豊富な実績もありますし、必要なツールがあれば取り揃えます。サイバーセキュリティ分野は業界の動きが速いのが特徴なので、ADV事業部では海外とのコンタクトにも力を入れており、米国をはじめ中国や台湾の企業とも頻繁にコミュニケーションを取っています。
大貫グループリーダー
エンジニアは残業時間が10時間/月以下で、直近のデータでも最多で8時間/月ですから、ワークライフバランスを充実させやすいのが特長です。フレックスタイムを利用して、朝早く出社し16時過ぎには帰宅してしまう社員もいますね(笑)。
また、アイティアクセスはパーティションに区切られた、ひとりあたりのデスクスペースが広いため、エンジニアにとって集中しやすく快適な環境です。
友岡事業部長
ADV事業部は取り扱う製品の価格が数千万単位となるケースも多いので、取引先には国内の一流企業も多く含まれます。そうした顧客との接点を作り、コンタクトしながらリードを獲得しナーチャリングしていく仕事は営業としてやりがいを感じられるはずです。
自分で考えて好きに動いていいよ、と言っていますから、自律的に働く環境を求めている方にとっては、働きやすい環境だと思います。
友岡事業部長
ADV事業部は1グループと2グループから構成されており、1グループが営業、2グループが技術を担当しています。ADV事業部全体で11名から構成されており、技術部門である2グループにはフィールドエンジニアと社内で開発を担当するエンジニアが所属しています。
年齢層は30代前半から50代で、海外出身の人材や海外勤務経験者など多彩な人材が含まれていますね。適材適所で動いていますから、ひとりあたりの利益額が高く、効率よくビジネスを展開できていると評価しています。
入社すると、エンジニアはまずはテクニカルサポートからスタートしていただき、営業は先輩営業といっしょにOJTを通じて業務を覚えていただきます。さまざまなお客様のサポートを通じて、ベンダー様との関係を構築していただくのが狙いです。
その後、営業・エンジニアとして専門スキルを高められます。
大貫グループリーダー
エンジニアは、FAE(フィールドアプリケーションエンジニア)として顧客に出向き、ニーズのヒアリングと要件定義までできる方を歓迎しています。
わからないことを調べたりなど、自分の強みを増やそうとするタイプの方が活躍しています。あとはセキュリティのテストエンジニアを育てたいと思っていますので、興味のある方はぜひ、話を聞きにきてください。
友岡事業部長
営業は、積極的であればどなたでも大歓迎です。明るく前向きで、失敗してもやり続けられるタフな方だといいですね。
社内では、人が困っていると感じたら食いついていける人がハイパフォーマーとして活躍しています。顧客と話す中で、課題を感じたら反応してリードを獲得できますから。
英語を話せる方はさらに歓迎です(笑)。営業もエンジニアも、受け身ではなく能動的に働ける方を歓迎しています。
友岡事業部長
入社するにあたって、「これをやりたい」と明確に理解できている方って、とくに若いとなかなかいないですよね。でも、漠然とでも「人の役に立ちたい」とか「人とコミュニケーションできる仕事がしたい」「英語を使う仕事をしたい」などの希望を持っています。
自分を振り返っても、何をしたいのかはっきりとわかって入社したわけではありませんでした。しかし、ADV事業部のビジネスであるセーフティやセキュリティは顧客のビジネスにとって重要であり、欠かせない部分ですから、やりがいがあります。
また、私たちは人と人のコミュニケーションを大切にする仕事をしたい、と考えており、顧客には一流企業が多くありますから社内外を含め優秀な方々から刺激を受けられる環境です。
ADV事業部のビジネスや考え方に共感できる部分があれば、私がそうだったように、楽しく仕事に取り組めるのではないでしょうか。少しでも興味を持ってくださったら、エントリーしていただけるとうれしいですね。
大貫グループリーダー
私はエンジニアとして、技術は人のために存在しているものだと考えています。営業やエンジニアの皆さんと話し合いながら、顧客の方々が笑顔になれるよう、仕様を固め、開発を進めていきます。
ですから、人と話すのが好きで、人のために役に立ちたい、と考える方と一緒に仕事できたらうれしいですね。エントリーをお待ちしています。
※取材時の部署・役職・氏名を記載しています。
(取材日:2025年7月8日 聞き手:垣本陸)