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休職も経験した元リクのポンコツが、会社経営をするまで【自己紹介note】

(※本記事は代表石原の個人noteからの転載となります。2023年9月3日投稿)


こんにちは、石原泰三(いしはらたいぞう)です。

今日は、はじめましての方に向けて、自己紹介noteを書きたいと思います。

(知り合いの方々も、「改めて読んでやってもいいぞ」って感じの軽い気持ちで見てもらえると嬉しいです!)

新卒での休職経験や、未経験での異職種転職、コーチングとの出会い…。人材事業を立ち上げる原体験となった過去を赤裸々に綴りました。僕がこれまで何をしてきて、これから何をしようとしているのかが伝わる内容になっています。

【石原 泰三(いしはら たいぞう)のプロフィール】
◆経歴
新卒でリクルートに入社。営業・マネジメント・マーケティング・事業開発を経験。その後、食べログや価格.comなどのWebメディアを運営する株式会社カカクコムに人事として転職。2020年4月に個人事業主として独立。2021年5月に株式会社Interas設立。人事コンサルティングや、コーチングを活用した人材紹介を主軸の事業としている。

◆たいぞーってこんな人
・1988年5月9日生まれ(現35才)
・趣味はキャンプ、飲み会、幹事、少年ジャンプの購読

Interas(インテラス)の代表をしています

僕は、2021年5月に立ち上げた「株式会社Interas」の代表を務めています。

Interasは『可能性を照らす。活躍とつなぐ。』をミッションに掲げ、人材事業に取り組んでいる会社です。

主な事業は下記の3つ。

現在は、居住地も、関わり方も異なるメンバーとともに、日々切磋琢磨しながら仕事しています。

そもそも、どうして僕はHR領域に興味を持ち、会社を立ち上げることになったのか。

その道のりが自己紹介になるので、大学卒業後から順番にお話しさせてください。

キャリアをスタートさせて2ヶ月。休職を経験しました

僕のキャリアは、新卒で営業として入社したリクルートから始まりました。

入社面接では、「いつか職種や肩書きの枠を超えて、誰もが人生やキャリアについて語り合える場づくりとして、“居酒屋たいぞー”をつくりたい」というようなことを伝えたと思います。(今思えば恥ずかしすぎる)

「人とコミュニケーションをとるのが好きだから、自分はおそらく営業に向いているだろう」という安易な気持ちから、営業職を志望しました。

とはいえ、営業とは一口に言っても、その種類やスタイルは多岐にわたるもの。しかし、当時の僕は「営業=ヒアリングを通して、お客さんの課題解決をする仕事」くらいしか理解できておらず…。入社してすぐにおこなった飛び込み営業、名刺獲得キャンペーンは、自分の弱さを露呈する出来事でした。

どんな相手にも物怖じしない精神力を鍛えるための新人の登竜門なのに、相手が少しでも嫌な顔をしたらそれが気になって仕方ない。

上司や同僚にも「相談したら迷惑をかけてしまう」という気持ちから、まわりに打ち明けることもできない。

“営業”という職種への理解が浅く、憧れだけで仕事を選んでしまった僕は、本当に恥ずかしいのですが、働きはじめてたったの2ヶ月で休職を経験します。仕事のできなさや情けなさから、まわりへの申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


休職中は、家にひきこもり、たけのこの里などチョコを1日3箱食べて激太り。

こんなの本来なら会社から「退職したほうがいいんじゃない?」と言われてもおかしくない状況なんですが、本当に、ほんとーにありがたいことに、会社と人に恵まれて、僕は数ヶ月の休職期間を経て復職を果たします。

そして、復職の機会を与えてもらったおかげで、休職の原因は「自分の体裁を気にして、まわりに相談しなかったこと」と「入社前の仕事への解像度が低かったこと」にあったと猛省。

そんな経験を経て、

仕事について相談できない人の気持ちが理解できるからこそ、次は自分が同じように悩む人を助けたい

職業の向き不向きは、実際に仕事をやってみないとわからない部分もあるからこそ、さまざまな働き方を知り尽くしている人に頼ることでミスマッチは防げる

と考えはじめました。

これが、今こうしてHR領域で事業をしている原体験になります。

異動先での経験が“対人支援力”を鍛えてくれた

リクルートに復職してからは、営業をやりながら就活支援団体の運営にも携わり、学生に対しての支援活動もスタートさせました。

そして、東京と富山で営業やマネジメントを経験したのちに、再び東京で新規事業開発に携わることになります。

▼富山と僕との関係

富山を、地方で1番優秀な人材が集まる土地へ。東京生まれの起業家が“富山の人事部”を作る理由富山県で働いている、あるいはいつかは働きたい方に向けて、最前線で活躍するリーダーや注目企業を紹介し、富山での新しい働き方をtoyama-newspaper.com

東京での異動先として告げられたのは、事業開発部UXDグループ。

……え、UX

名前を聞いたときは「なにそれ?」って感じでした。

事業開発部UXDグループとは、ユーザー体験を考えながら、より良いサービスをつくるべく新規事業開発を推進する部署。そこでは、事業企画やエンジニア、デザイナー、マーケターなど、職種の異なる人たちが協業しながら案件を進めていました。

正直、異動するまでは「新規事業開発=賢い人が取り組むキラキラした仕事」というイメージがあったんですが(当時の僕は煩悩のかたまりでした)…。

実際に現場を見てみるとそれとは真逆。新規事業開発の場にいたのは、あらゆる手段を検討しながら、泥臭く、とことん事業に向き合う人ばかりで。

同僚や先輩たちは、ビジネススキルに長けていたのはもちろん、何より事業開発という仕事に対してプライドを持って、本気で熱中して取り組んでいたように感じました。

そんな環境下にいるうちに、

事業開発の領域には、賢さだけじゃなくて、事業に対して熱量に溢れている人がたくさんいる。賢さは敵わないのはしょうがないけど、熱量でももしかしたら負けてるかも・・

自分が彼らと同じくらいに熱中できるものって何なんだろう?

…と、本気でやりたいことについて考えはじめるようになったんです。

そして、新しいプロダクトが日々誕生している職場で、サービスが成長できるか否かを決める1番のカギは“人”だとあらためて気がついたことも相まって、「その“人”に関わる人事の仕事がしたい」と本気で思うように。

こうして、株式会社カカクコムに人事として拾ってもらい、HR領域の新たなキャリアをスタートさせました。

職種の幅広さを知ったことで引き出しの数が増えたり、“0→1”のプロセスや、そこに必要な精神力の強さを目の当たりにして、憧れだけでは乗り切れない仕事の二面性を学んだり。

今振り返ると、HR領域に携わる自分の知見を一気に広げてくれたのが、この新規事業開発での経験でした。

やってみたかった人事に転職。独立を決断

人事に転職することを周囲に伝えたときは、「隣の芝が青く見えているだけだよ」とも言われましたが、実際にカカクコムに入社して仕事をしてみると…それがもう最高で。

前職と比べて年収は少し下がっていても、幸福度はとても高い状態。自分自身に足りない経験は数多くあれど、まわりの人に恵まれて楽しく仕事に打ち込めていました。

ただ、ここでやりがいを感じられたのは、リクルートで培ったビジネス視点や幅広い職種への理解があったからこそ。これまでの経験にあらためて感謝した瞬間でもありました。

そんななか、父の他界をきっかけに、あらためて時間の有限性を意識するように。「残りの人生を後悔しないように」という思いが加速。

ちょうど人事領域の相談を聞く機会も増え、僕自身もHR領域についての経験を圧倒的に深めていきたいという思いで、2020年4月に独立することになりました。今思えば何もしらない世間知らずなバカでしたが、逆にバカな自分だったからこそ独立の決断ができたなと思っています(笑)

▼独立への想いはこちらの記事に綴っています

コロナ渦の中で退職、そして独立

独立してからは、独立のきっかけをくれた恩師のもとで、新卒・中途採用支援や新人事制度の策定/運用、経営理念浸透のためのワークショップの推進などを担当させてもらっていました。

その恩師をはじめ、その時に励ましてくれた、フィードバックをくれた人たちには一生頭が上がりません。

朝から晩まで仕事のことを考えて、フィードバックされる度に「自分はこんなにできなかったのか」と毎日落ち込みながらも、社会人1年目のようにがむしゃらに仕事をしていました。
(今も働き方は変わらないかもですが・・・(笑))

コーチングを受けて見えた、自分の本当にやりたいこと

そして、この経験にあわせて、独立後から通いはじめたコーチングスクールのおかげで、“やりたいこと”がより明確になっていったんです。

「自分自身についての理解が深い人じゃないと、相手の適性を見極めたキャリア支援はできない」と思って始めたコーチング。

自分を知るなかで見えてきた、

“心の底からやりたいこと= Want to”は、今ミッションにも掲げている
『人の可能性を照らして、その成長に伴走し、活躍とつないでいくこと』

でした。

▼新たに策定した経営理念

設立3年目のベンチャー。ウソっぽいビジョンはやめて、“本音”でミッションを刷新しました。

僕は、“働く人”だけではなく、“自分が関わるすべての人”が活躍するために伴走がしたい。

休職やコーチングスクールでの経験を通して、「企業を知ること」と「自分を知ること」の大切さを痛感したからこそ、その原体験にこれまでのキャリアを活かし、2021年5月に株式会社Interasを設立しました。

“きれいごと”だけで終わらせない事業を

…ということで、今日は自分がどんな人間なのかについて紹介させていただきました。

僕の原体験が事業に直結しているので、Interasを立ち上げるまでのストーリーのようになりましたが……。この記事を書きながら、僕は時間を重ねるにつれて「きれいごとだけ」は好きじゃなくなったなと感じます。

カセットテープにA面とB面があるように、二面性を持ち合わせているのが人間だなと。たとえば、転職をする理由には、「自己成長したい」「事業を通じて社会の役に立ちたい」という気持ちもあれば、「かっこいい会社に行きたい」「お金持ちになりたい」「とにかく現状から逃げたい」といった人に言うことがちょっと恥ずかしい感情もあるはず。

僕もとある先輩から、「たいぞーさんって、人の役に立ちたいって言うけれど、結局はそれをやってる自分が可愛いんですよね? 」と言われたことがあって。

                   何も言い返せなかった…

「人が幸せに働ける社会をつくりたい」という気持ちに偽りはないけれど、たしかに僕は自分も主役でいたいタイプ。

かといって、主役になれるほどの強さはないから、たとえば結婚式のスピーチや司会を進んで受けて、誰かを照らすのと一緒にその光を少しわけてもらう……みたいな(笑)。

ずるく聞こえるかもしれないけど、僕の場合は「人の可能性を照らしたい」の裏には、少なからず「その光によって自分も一緒に照らされたい」という気持ちがあるんです。

そして、こういった素の自分のなかにある“欲深さ”も全部含めたものが、本当の意味での人の“持ち味”なんだと自分は勝手に解釈しています。

これまでの経験から、誰もがイキイキと働いてほしいと本気で願っているからこそ、僕は人と向き合うとき、うわべだけの言葉は並べません。まだまだ自分も会社も成長途中ですが、理想を語って終わりではなく、きちんと地に足がついた価値ある支援をしていきたいと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。今後もnote更新を継続していくので、ぜひまた覗きにきてくださると嬉しいです!

※ちなみに、冒頭で「誰もが人生やキャリアについて語り合える場づくりとして、“居酒屋たいぞー”をつくりたい」と新卒のときに話していたことを書きましたが…近々、飲みながら、笑いながらキャリアについて楽しく話せるイベント『キャリアスナック』を実施しています。

よかったら、遊びに来てもらえると嬉しいです!

Interasでは新しい仲間を募集しています。まだまだ会社として伸びしろしかないフェーズですが、一緒にやってみたいとちょっとでも思ってくださった方は、ぜひFacebook、Twitterからお気軽に声をかけてください。いきなりSpir入れてもらっても大丈夫です!

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また「現状の仕事にモヤモヤしている」「キャリアを再考したい」「転職したいかも」という方へ。自分でもし良ければ、いつでもお話させて下さい。その際も上記にご連絡いただいて構いません!

読んでいただき、本当にありがとうございました!


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