こんにちは。インテグリティ・ヘルスケア(以下、IH)の入山です。
今回は、 今年新たな事業部として設立したPHR(パーソナルヘルスレコード)事業部 をご紹介します!
現在、メンバーを募集中ですので、事業部への理解を深めていただけるよう、設立の背景や今後の方向性などをお届けします。
今回のインタビューは、取締役の戸上 浩昭さんです。
戸上さんは、長年PHRのビジネスに携わっておられ、 医療・ヘルスケアでの豊富な事業開発の経験 を持っています。そんな戸上さんの右腕となる人を募集しています。
▼戸上 浩昭さんプロフィール ジョンソン・エンド・ジョンソン、エチコン事業部にて、セールス、ナレッジマネジメント、マーケティングコミュニケーション等に従事。BPR、プロモーション、新事業関連のプロジェクトをリード。その後、2011年にケアネットに入社。医師向けビデオオンデマンドサービス事業の立ち上げおよび事業統括を経て、2014年からウェルビーの創業メンバーとしてPHR(Personal Health Record)事業の立ち上げを担った後、2017年より現職。
▼PHR事業部について PHR事業部では、Smart One Health(スマートワンヘルス)という健康管理のアプリを元に様々な取り組みを行っています。
Smart One Healthは、主に生活習慣病(高血圧や糖尿病、脂質異常症など)の発症予防や病気の進行を防ぐために使われます。そして、このSmart One Healthをヘルスケア関連企業にOEM提供する、また企業・健保向けに健康管理のサービスとして提供するなど、PHRを用いて新たなビジネススキームを作っている事業部です。
PHR事業部では、どのようなことに取り組んでいますか? PHRを扱うサービスは、これまでも多くありましたが、自己管理に焦点が置かれているものがほとんどでした。昨今、オンライン診療の制度緩和に伴い、自己管理にとどまっていたデータを共有することで得られるメリットが、より分かりやすくなったのではないかと思います。
PHR事業部では、PHRを安全かつ適切に管理し、共有(流通)させる仕組みを作り、 アフターコロナ時代の新しい医療の世界観を作ることにチャレンジする 、そのようなサービスを世に提供していきます。
例えば、先日リリースした「すこやか未来ナビ」との連携は、オンライン診療の初診解禁がなされたことを機に、より強力な受診勧奨*が行える仕組みとしてサービスを提供しています。
【参考: https://www.integrity-healthcare.co.jp/news/press/phrsmart-one-health_0518 】
*受診勧奨=健康診断で何らかの異常を指摘され、医療機関での受診を促すこと
【PHR事業部のこれまでの取り組み】 ▼2021年3月9日
▼2021年4月26日
▼2021年5月12日
▼2021年7月30日
▼2022年05月18日
代表的なプロジェクトを教えてください。 企業の受診勧奨対象者の中には、忙しくなかなか受診機会を作れない方もいらっしゃいます。そのような方々に、専用アプリをお配りして、健康診断の結果を取り込み、医療機関や産業医・産業保健師の方々とデータを共有し、受診機会を提供するプロジェクトを実施しました。
このプロジェクトに参加された多くの方は、今でもオンライン診療を継続されていらっしゃいます。 産業保健と医療の間での情報共有を円滑にできる仕組みを作ることで、早期受診や継続治療が進んだ と考えられます。
PHR事業の設立の背景を教えてください。 弊社はこれまで、オンライン診療事業(YaDocやYaDoc Quickの開発など)に取り組んできました。診療科ごとに様々な利用シーンがありましたが、もう少し上手く生活習慣病の治療で使えないだろうかと思うことがありました。
一方で、働き盛りで重要なポジションで頑張る40代、50代の方々の中には、残念ながら、健康管理をしっかりできていないケースがあり、このような方々に早期受診のニーズがあることがわかりました。そのニーズにオンライン診療の活用は非常にマッチすると考えました。
現在の制度下で、生活習慣病の方々にオンライン診療を提供するためには、健康診断の結果などの検査データや、家庭でのバイタル測定結果、食事や運動の記録などを、個人と医療や産業保健と共有する仕組みが重要だと考えました。
PHRを適切に流通させ、医療につなげる出口のある仕組みを作ることで事業化できると思い、 1年間の新事業としてのトライアル期間を経て、ビジネスモデルが見えてきたこともあり、今年、PHR事業として正式に設立するに至りました。
今後の事業の方向性を教えてください。 個人の健康管理のプラットフォームとして、様々なサービスと連携していきたいです。 プラットフォームという表現をしてしまうと、データを保持することに価値を置いているように捉えるように思えるかもしれませんが、PHR事業部としては、適切にデータを流通させる仕組みを、様々なプレーヤーと協力して広げていくことを考えています。
将来的な構想としては、好きなアプリで、好きなビューで、いつでも安全に簡単に切り替えができて、必要とする医療者にデータを届けられるようなプラットフォームにしていきたいです。
我々の最大の強みは、医療機関との連携を密にすることで、小規模のベストプラクティスを作って、それを広げるステップを踏めること です。実際に医療機関と連携したプロジェクトを行い、より充実した医療者とのコミュニケーションを経験できたと考えています。
医療と産業保健の情報連携はなかなか難しいと言われていますが、ここにしっかりとチャレンジできているサービスといえるのではないでしょうか。
どのような方と一緒に働きたいと考えていますか? 自分の頭で考えて、動ける人と一緒に働きたいです。わからないことはどんどん聞いてもらって、早く行動できる人。チャレンジしたことによる失敗は歓迎 です。
また、事業を立ち上げた初年度から売上を達成し、2年目は売上を前年の3倍を達成見込みです。
ここからさらにスケールを担っていただける方、総合的なビジネスモデルを作っていけるよう一緒にチャレンジしていきたいです。
最後に!PHR事業部の推しポイントを教えてください。 昨年1年間、ゼロから立ち上げてきた事業です。
会社自体は、ベンチャーというには組織が大きくなってきましたが、PHR事業部は、まさにベンチャーです。 意思決定のスピードも非常に早く、パートナーとの関係性も超良好です。 自分の行動に責任を持ってチャレンジできる人には、良い経験になるのではないかと思います。このフェーズにしかできない大変さを共に乗り越えていける方、お待ちしております。
いかがでしたでしょうか。
IHの知見を活かしながら、新たな挑戦をしているPHR事業部をご紹介いたしました。
PHRをデータとして集めるだけではなく、収集したデータをどのように活かしていくのか、という目線で事業を行っており、とても面白いと感じました。
PHRで新しい医療の世界観を作りたいと思っている方、ご応募をお待ちしております!
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